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1 - 金ブロ_精一杯の愛

♥

1,106

2022年03月30日

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あむ。

完全びえるの短編集開始

あむ。

1番最初は金ブロック

あむ。

過激な描写は控えます!!!

俺には大切な恋人がいる。

太陽みたいで、

近くにいるとぽかぽかする!

そんな彼はいま、

俺のために料理を作ってくれている

Broooock

ーー♪

Broooock

あっ、入れすぎたやば

きんとき

.......

きんとき

ぶるーーーっく!

俺は彼の大きな背中に飛び込んだ

そして後ろから前に腰へ手を回した

Broooock

おわっ、ぁ!

Broooock

ちょきんさん危ないよ!

きんとき

ね、ぶるーく?

Broooock

どうしたの?

と、彼は大きな手で俺の頭を優しく撫でた

きんとき

さっきさぁ、入れすぎたやばって聞こえたんだけど、大丈夫だよね?

Broooock

あ、www

Broooock

え聞いてたのw?!

きんとき

聞いてたよ〜www

きんとき

んま、ぶるーくの料理はいつでも美味いし文句の付け所なんて無いんだよねww

Broooock

えっなに

Broooock

嬉しいこと言ってくれるじゃないっすか〜www

ふざけた調子で笑っているけれど

凄く嬉しそうな顔。

俺はそーゆー顔が世界一大好き。

Broooock

今日はね〜

きんとき

うん?

Broooock

きんさんのためにカレー作ってんだ〜!

きんとき

俺2日目の方がすきだから今日じゃなくて明日食べてもい?

Broooock

えそれマジで言っとりますw?

きんとき

うそうそw

きんとき

今日もあしたもたべるよ!!

Broooock

やったぁ!

Broooock

あのさきんとき!!

きんとき

ん?

Broooock

ちょっと離れてくれる??

きんとき

えー、やだ

Broooock

んーーー。
やりにくいよ〜〜...

きんとき

んん、わかった(離

Broooock

ありがと!

きんとき

うん、

Broooock

もーー...
きんとき!

Broooock

作り終わったらいっぱい構うからー!!

きんとき

うぇ、やった

きんとき

まってる

Broooock

うんっ

鼻歌を歌いながら料理をする彼を背に、俺はソファに座った。

きんとき

ふぅ。

すると、彼のケータイが振動した

きんとき

ぶるーく、LINEきてる

Broooock

え、だれー?

きんとき

んーっと、

俺はスマホの画面を覗いた。

だがそこには、俺の知らない人からの連絡が2通ほど入っていた。

きんとき

次いつ会えそう?

私は明後日なら大丈夫だよ〜

きんとき

きんとき

い、いや、俺のだった

きんとき

ごめんなんでもない

Broooock

そーお?

Broooock

誰からだったの〜?

きんとき

え?えっと...

きんとき

しゃ、しゃけから!しゃけからだよ

Broooock

なんだって??

きんとき

え?あぁ、次の企画!の話だった

Broooock

シャークんがきんときに企画の話〜w?珍しww

きんとき

...wだね、w

信じられなかった

会うってなんのこと?

何をするために会うんだ?

唐突に不安になった。

俺の知らない所で彼は違う恋をしてるのかもしれない。

Broooock

きんさーん
後ちょっとでできるよ

Broooock

きんとき?大丈夫?

きんとき

ん?

きんとき

あ、あ、うん大丈夫

きんとき

準備するね、

あまりの衝撃でぼーっとしてた俺を心配し、近付いてきた彼を避け、顔を見ないようにキッチンに向かった。

恐怖で顔が見れなかった。

今までの愛の言葉は嘘だった?

本気だったのは俺だけだった?

振り返ってみれば、

彼は最近よくスマホの画面を見ていることが多くなっていた。

Broooock

んぅ...

Broooock

なんで顔みてくれないの!

そう彼は叫ぶと、

立所に俺の肩を掴んだ。

Broooock

ねぇ、どうしたの?

俺はその手を振り払うようにして、

きんとき

なんでもないって、大丈夫!

と下を向いた。

きんとき

ごめん、しゃけに呼ばれたから家行ってくるわ。

Broooock

え、

Broooock

ちょ、え、待ってよきんとき

彼の言葉を無視して

スマホと財布をポッケに入れて

逃げるように玄関の扉を開けた

Broooock

え.....。

Broooock

どうしよう。

Broooock

きんときが、

Broooock

いなくなった。

Broooock

僕どうすればいいの、

Broooock

...うっ、(涙

玄関を出たあと、

1度も振り返らずに

シャークんのマンションへ走った。

一刻も早く彼から離れたかった。

愛していたのは自分だけだった

あんなに愛を注いだのに

彼は俺じゃない人と会っていた。

その原因が自分にあると分かると、

心の中に悔しさと虚しさが広がった。

俺の体を貪るように。

雨が降ってるにも関わらず、

俺は傘を持たずに走り続けた。

きんとき

...っはぁ、はぁ、

ドンドンドン

シャークんの部屋の扉を力強く叩いた

シャークん

え、きんとき?

きんとき

入れて、はやく。

シャークん

鍵空いてるから入れ

俺は扉を思い切り開いて

へなへなと玄関に座り込んだ。

シャークん

え!?

シャークん

お前びしょ濡れじゃん!!

シャークん

傘は!!!

きんとき

持ってきてない...、

シャークん

はぁ?!

シャークん

風邪ひくだろ!!こっちこい!

シャークんは俺の腕を無理矢理引っ張りリビングへ連れて行き、

バスタオルをくれた。

俺はそれを背中に羽織り膝を抱え蹲った

シャークん

...おい、きんとき、

シャークん

急にどうしたん

きんとき

ぶるーくに...捨てられた。

きんとき

浮気してた...。

シャークん

は、?

シャークん

Broooockがそんなこと...

きんとき

俺だって、そんな事しないと思った...。

きんとき

だけど.....

きんとき

俺の知らない名前の人から、次いつ会えるの?とかのLINEが来てた。

シャークん

え...

きんとき

あんなに、愛してたのに。

きんとき

最近ぶるーく、スマホばっか見てた。

きんとき

何見てるのって聞くと、スマホの画面隠して、なんでもないよって笑って答えてた。

きんとき

でも、信じてたから...

きんとき

ずっと信じてたから、

きんとき

何も疑わなかった。

今まで、[不安]という布にくるまってた俺の気持ちが、限りなく溢れてくる。

きんとき

浮気なんて、されないと思ってた。

きんとき

ぶるーくは、俺を愛してると思ってた。

きんとき

でも...違った。

きんとき

愛してるのは、俺だけだった。

シャークん

な、なぁきんとき

きんとき

なに。

シャークん

それって、ちゃんとBroooockに話聞いたの?

きんとき

聞いてないよ。

きんとき

聞きたくもない!!

シャークん

...ごめん、

シャークんに当たっても意味なんてないのに、意図せず棘のある言葉を口走ってしまう。

自分でも、どうしたいのかどうしたらいいのかが分からなくて涙がぼろぼろ流れてくる。

きんとき

もう嫌だ.....

きんとき

シャークん、俺、どうすればいいの、?

シャークん

...話聞いてみろよ、Broooockに

きんとき

...怖くて出来ねぇよそんなん。

シャークん

てかさ、きんとき

シャークん

お前ら、今までそんなの乗り越えてきてたんじゃねーの?

きんとき

は...?

シャークん

きりやんがふざけてBroooockとイチャイチャしてても、ちゃんと向き合って話し合えてたじゃん。

きんとき

.....

きんとき

それとこれとはちがu...

シャークん

それとこれとは違うって?

シャークん

違くねぇよ

シャークん

不安になったんなら話し合うべきなんじゃねーの??

シャークん

俺はそう思うけど。

きんとき

でも.....

きんとき

よく、漫画であるじゃん。

きんとき

恋人が、浮気してました。だから話を聞きました。そしたら別れを切り出されました。

きんとき

そうなったら、俺どう生きていけばいいの?

きんとき

ぶるーくがいない世界で、どう息してればいいの?

シャークん

なんでそんなこと考えんだよ

シャークん

Broooockのこと信じてないの?

きんとき

信じて...た、

シャークん

た?なんで過去形

きんとき

だって...浮気された。

シャークん

だーかーら、それ、浮気かどうかまだ分かんなくねってば!

シャークん

とりあえず落ち着いたら話聞こうよBroooockに

きんとき

.......

きんとき

...わかった。

シャークん

ん、じゃあ風呂入ってこい

きんとき

ありがと、

Broooock

...衝動で走ってきたはいいけど、、

Broooock

ど、どうしよう。

Broooock

別れようなんて言われたら。

Broooock

とゆーかまず、なんできんときは.....

Broooock

あーもうっ。

Broooock

いい、入ろ。

コンコン

シャークん

はーい

Broooock

ぶるーく!

Broooock

ちょ、開けてくんね?

シャークん

鍵開いてるから入っていーよ

Broooock

んー

Broooock

きんとき、来なかった?

シャークん

あー、

Broooock

あ!きんときのスマホ...

シャークん

あ、あぁー来てたよ

Broooock

来て"た"?

シャークん

あ、いや、今もいる

Broooock

どこ!!!

シャークん

えぁ、風呂入ってる

Broooock

風呂かよ.......ちょ、待ってもい?

シャークん

あぁ、うんいいけど

Broooock

あのさ、なんかきんとき話してなかった?

シャークん

.......

Broooock

シャークん?

シャークん

お前が、

Broooock

うん?

シャークん

浮気してる...って、言ってた。

シャークん

お前、してんの?

Broooock

...はっ?!!!

Broooock

え、してないんだけど!!!

Broooock

てかこの僕がする訳なくない?!

シャークん

...スマホ見してみ

Broooock

もちろん!!!

シャークん

...この、美希って誰?

Broooock

あぁ、それ僕のおばさん

Broooock

母方の姉

シャークん

じゃあこの、次いつ会えるの?ってメッセージは何?

Broooock

それは.....

シャークん

...

シャークん

してんじゃんか。

Broooock

違う!

Broooock

サプライズだよ。

Broooock

ほら、もうすぐきんさん誕生日じゃん!

シャークん

うん。で?

Broooock

えだから、サプライズ!

Broooock

計画練ってんの!

シャークん

で、なんでこの人が入ってくるわけ?

Broooock

その人、ウェディングプランナーなんだよ!!

Broooock

身近な人で、サプライズとか得意な人いないかなって思ってさ!協力して欲しくて。そんだら、おばさんいんじゃん!って!

シャークん

それは、ほんと?

Broooock

ほんとだよ!!

Broooock

美希さんとのメッセージ遡ったら、美希さんの月予定の写真あるでしょ

シャークん

.....

シャークん

ほんとだ。

シャークん

6月15日、○○様挙式予定日

シャークん

6月18日、△△様ご相談日.....

シャークん

Broooock

シャークん

きんとき、今にも不安で潰れそうな感じだったよ

Broooock

え.....

シャークん

ちゃんと、イチから丁寧に説明してあげな

Broooock

うん。そうする。

きんとき

.......

浮気なんてしないって確信できそうな出来事を探したいのに、頭が働かない。

不安で仕方がない。

雨に当たって冷えた体を湯船のお湯で温めながら、色々考えた。

体は体温を取り戻しても、

俺の心と頭の中は

冷たさと悲しさで埋もれていた。

俯きながら廊下を歩きリビングまで行った。

きんとき

シャークんありがとう。

シャークん

...おう

きんとき

なにか飲み物ないかな

シャークん

あ、あのさきんとき

きんとき

ん、

シャークん

ちょっと顔上げてくんね?

きんとき

なに.......

言われるがまま顔を上げると、

昼間、俺がぬくもりを感じながら抱いていた大きな体があった。

だが彼はいつもと様子が違った。

普段なら艶めいてる赤茶色の髪がぼさぼさになっていて、濡れている。

髪の毛だけではなく、体全体がぐっしょりと濡れている。

青色の目にはうっすら涙が乗っている。

Broooock

きんとき.......

きんとき

な、なんでここいるの。

Broooock

シャークんの家行ってくるって出ていっちゃったから...

きんとき

...なんでよ。

きんとき

ぶるーくには、俺じゃない誰かがいるんだろ!!!

Broooock

ちょっと待ってきんとき

Broooock

ちゃんと、話そう?

きんとき

.....どうせ、捨てられるんだ...。

きんとき

俺は、愛してたよ、ぶるーく。

Broooock

ち、違う!まってきんとき。
ちゃんと話そう。

シャークん

きんとき。

きんとき

.......わかったよ。

きんとき

...ぶるーく、雨の中走ってきたんでしょ。

Broooock

あ、うん...w

きんとき

風邪ひくから、これ使って。(タオル渡

捨てられるとわかってても

俺は最後まで優しく愛していたい。

Broooock

ん、ありがと(受取

きんとき

...で、何を話すの

Broooock

あのねきんとき

と、彼はいつも通りの優しい口調で

まるで彼が彼自身を落ち着かせるかのように、自分に言い聞かせるかのように話し始めた。

Broooock

僕は、きんときがいなくならない限り、一生、死んでも浮気なんてしない。

Broooock

僕じゃない誰かに生まれ変わっても、転生して女の子になったとしても、僕の愛する人は、きんときだけなんだよ

きんとき

...でも、なんで、、

きんとき

俺の知らない名前のやつから...次いつ会えるの?って、、、

Broooock

あれは、僕の母方の姉

Broooock

美希さんって名前

Broooock

きんときには、必要ないと思ってたから話してなかったけど.....

きんとき

で、でも、

きんとき

"次"って言ってたじゃん。

きんとき

何回も会ってるんじゃないの

Broooock

えっと.....

シャークん

もう、しょうがないよ

シャークん

言わないとBroooock

Broooock

んーーー残念。

Broooock

ほら、きんときってもうすぐで誕生日でしょ?

きんとき

あれ、そうだっけ。

Broooock

7月9日
丁度一週間後だよ

きんとき

あぁ...そうだったね。

Broooock

こんな形で開示することになったのは...ほんとに残念だし勿体ないけど、きんときとの関係が一番大事だから話すね

きんとき

うん、

Broooock

僕、きんときにサプライズをしようと、してたんだよね

きんとき

...え

Broooock

最初は一人でやってたんだけど、僕は、きんときと毎日ずっといるし、道具とか色々買ったところで隠すところもないから、

Broooock

協力者を探してたの

Broooock

で、そこで思いついたのが、ウェディングプランナーの美希さんだった

きんとき

.....

サプライズ

その言葉が無限に頭で再生される。

Broooock

僕、隠すのとか苦手だしサプライズなんてガチで向いてないんだけど...、たまには頑張ってみようかなって思ってさ、、w(苦笑)

Broooock

で、度々美希さんと会って、作戦会議をしたりしてたの。

きんとき

...スマホ、最近ずっと見てたのは、それ?

Broooock

うん、そう

きんとき

...浮気は?

Broooock

してない!!

Broooock

てかする訳ないし!

きんとき

...俺に飽きたりは?

Broooock

んなこと考えないで欲しいわほんとー!!!

きんとき

...ぶるーく、、、、

きんとき

うぁっ、(泣

Broooock

ん〜〜!
きんときぃ.....おいでっ!!(腕広

きんとき

うあぁぁ...(抱締

Broooock

よしよし
ごめんね不安にさせちゃって...サプライズとか下手でごめんねきんとき、(頭撫

きんとき

んーん、いーの。(顔埋(服掴

きんとき

サプライズ下手でも、

きんとき

嘘つくのが苦手でも、

きんとき

俺の事好きでいてくれれば

きんとき

他のことなんか重要じゃない

Broooock

うんでも僕はただ、きんときが驚く姿?

Broooock

んー

Broooock

びっくりするけど満面の笑みで喜んで僕に飛びついてくる姿を、見たかっただけなんだけどね...笑

きんとき

大袈裟なサプライズじゃなくったって

きんとき

いいんだよ、!

きんとき

ぶるーくが、笑って生きてくれてるだけで、俺にとっては十分サプライズ。

Broooock

.....

Broooock

も〜...
きんときだいすき!!

きんとき

んw俺もだいすき

きんとき

あ、あと...疑ってごめんね、

Broooock

うんんいいよ大丈夫

シャークん

.....あの〜

Broooock

なに?

シャークん

俺の事忘れてない?大丈夫そ?

Broooock

あっwwwはwww

きんとき

いや、今完全空気だったwwww

シャークん

ふざけんなwww

Broooock

ごめんねシャークんwwww

シャークん

いやいいけどww

シャークん

二人が幸せなら俺はそれでいいよw

きんとき

うお〜

Broooock

いいこと言うね〜!ww

シャークん

あーもうww
終わったんなら早く帰れよ〜!wwww

きんとき

www

Broooock

帰ろっかきんときw

きんとき

だなw

Broooock

あ、シャークん

シャークん

ん?

きんとき

傘...借りてもいいですかね(震

シャークん

いいよもうあげるよwwwwwめんどくさいなぁwww

Broooock

ははwwww

きんとき

んじゃありがとねシャークん!!

Broooock

ご迷惑おかけしました〜

シャークん

ん、大丈夫大丈夫

シャークん

じゃーなー

シャークん

気をつけて帰れよ!!

きんとき

あい

Broooock

ん!!

きんとき

夕方になってたね

Broooock

雨もあがってた〜

きんとき

てか、カレー...もう冷たいよね。

Broooock

うーん

きんとき

ごめんほんとに.......

Broooock

また温めればいーよ!!

Broooock

今はそんなこと考えずに

Broooock

二人で仲良く帰ろーよ!

きんとき

...うん

きんとき

そうだね

そうして俺らは手を握りあった。

たとえ君が犯罪を犯しても

俺は、最後まで信じます。

そして終わりのない綺麗な愛を

精一杯、注いであげるね

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