冷たい君

けどこれで分かった. あの先輩はチョン先輩だったと言う事が...

チョン先輩にはお礼もしないとだし... 謝らないといけないし...

明日...3年1組の教室に行こう...！

そう悟って今日は寝た.

翌朝、

私は恐る恐る自分のクラスへと向かっていった. 何か言われそうで怖かったから.

私は教室のギシギシという床に 足を踏み入れようとした.

けど...怖くて あと1歩なのにそれが踏み出せない

私は姿を消すように静かに入っていった.

すると...

"大丈夫！？"

と心配するような声が 沢山聞こえてきた.

話したこともない私に心配そうに 声をかけてくる教室の皆...

そこに...

ギュッ

ナムは勢いよく私に抱きついてきた.

力が強くて破壊されそうな程苦しかった.

私は席に座りナムに全てを話した.

私は行くついでにチョン先輩を 昼食に誘おうと思い、

昼食の時間になったと同時に 3年1組の教室へ行った.

ｺﾝｺﾝ

私は昨日の女の人と男の人が いるかもしれないということに 警戒をしながら教室のドアをノックする.

やば....噛んじゃった...

私は深く深呼吸をして もう一度声をかけた.

今度はさっきよりも大きな声で呼んだ.

すると急に私の方に視線が集まり、 クラスの皆がこちらを見る.

パチッ

何を話しているのか 私には分からなかったけど...

私はそのまましばらくドアの近くで 待つことにした

私はそう言われると 素直自分の教室に戻った.

♪チャイム

俺はジョングク.

見ての通り、毎授業サボってる.

だから皆からはきっと学年1の"馬鹿"で 学年1の"不良"って思われているだろう

なぜかって？

それは中学の頃...

俺は中学の頃、どうやら 学校1のイケメンだのなんだの... 騒がれていたらしい.

そのせいで俺と仲良くしている奴らは 皆虐められた.

俺はただただ悔しかった. だから...

バンッ

虐めている奴らに暴力を振るった.

けど俺はその事を悪いと 思った事は無かった.

"いじめてる奴なんて 消えてしまえばいいのに、" その意思で暴力を振るった

けど,頭が悪いということもあり 擦り付けで俺が全て悪いことになり, そのまま退学になった.

中学の頃にできた友達には 転校を勧められたけど,

俺の家庭にそんな金はもう無かった.

だから高校に行くまでは ずっと家に篭もる生活を送っていた.

せめて勉強だけでも頑張ろうと 家から近い高校には入れるようにと 親に言われ、俺は精一杯勉強をした.

見事 受験には合格した.

だけどその行き先(学校)では,

誰かが撒いた話なのかは知らないが,

俺が暴力を振るって退学させられたという話が学年中に広まっていた.

だから"馬鹿"だの"不良"だの 言われているんだ.

テストの順位も毎回1桁で 頭はいい方だと思うんだけどな...

だからもちろん今の友達は、 中学の頃から一緒のジミンしかいない,

...ｯ

ん、誰かの泣き声...？

俺は泣き声を辿って 泣き声の正体を探った.

聞こえてきたのは空き教室から.

...もしかして...

俺はかけ足で向かっていった.

すると...

〇〇が泣き崩れているのが目に入った.

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