お隣さんに恋をする

奈緒の顔を見つめてこう言う

奈緒が寝言を言った その言葉は

"嵐に会いたい　恩人だもん"

これは奈緒の夢

これは奈緒の過去にあった事実だ

4才の時に奈緒は母親がいやになり こう言って家を飛び出した

その時通りかかった交差点で 車に引かれそうになって

怖くて動けなかった時 一人の若い男の子が抱っこして助けてくれた

19歳になった時 その人は嵐となっていた

20歳の誕生日に仲のよかった お父さんとこんな話をした

でもテレビを見ない奈緒は 嵐の今の姿か分からない

小声でそう言って 奈緒をお姫様抱っこして布団に寝かせ 布団をかけてあげた

そして大野くんも寝て 気づけば…

相葉くんがみんなの耳元で 叫んでいた

松潤が起きて時間を確認しようと スマホの電源をつけると

ひとつの報道が目に入る

マネージャーとのLINE

奈緒は泣き止まない

そんな奈緒を見て 潤くんはハグした

耳元でそう囁いた

奈緒を離して 顔を覗きこみ

そういってくれた

そんな時…

外からアパートの窓を覗き込んでいる人が居た

みんなはＶＳ嵐っていう番組の撮影があるらしく 慌てて支度していた

それを奈緒が見てると

ガチャン

行くのを見届けようと 思って外を見ると

凄いでかい車にみんなが入っていくのが見えた そして走り出したのを見るとカーテンを閉めた

みんなが出発した時…

嵐がアパートに居ないということは知らない

と言ってライターをだし カチャッ,アパートに火を着けた

ヴォー,火は１分も経たず アパート全体に広まった

ドアを焼き部屋の中まで もう火がきていた

中に居た奈緒は

電話を探すとドアの目の前にあった

嵐の乗った車はまだ出発したばかりで 300mぐらいだった

その時嵐は

ガラッ

アパートが見えてきた

<燃えてる>

急いで走った

ガチャ

着ていたコートを燃えている所に 被せ道を作った

そして奈緒を見ると 煙を吸ったのか

倒れている

必死に声をかけ おんぶしてドアから外に出た

ガチャン