それはある休日の事だった
智
寝室から出て リビングでくつろいでいた智が ソファーからおはようと 挨拶をしてくれる
梨衣
それに続いて梨衣も 眠い目をこすりながら言い、 智の隣へ腰を下ろす
智
スマホをいじっていた手を止め 子供のようにニコニコしながら こちらを見てくるものだから 梨衣も口角が自然と上がる
梨衣
梨衣
智
鼻をすすり 心配する智に大丈夫と 笑いかける
智
梨衣
頭を撫で、優しく微笑んでいる 智の行動につい照れてしまう
智
持っていたスマホを テーブルに置き立ち上がると 洗面所へ行ってしまった
それをぼーっと眺めていると 寒気が全身に走る
梨衣
腕を擦り(さす)ながら 梨衣もクローゼットへ足を進めた
先程から痛い頭を抑えながら 智の準備を待つ
梨衣
最初はくしゃみと寒気だけ だったのに、、、
智
そう言いかっこよく身なりを決めた 智がリビングに戻ってくる
梨衣
智が北野と同時に 頭痛を我慢しソファーに座り直し 平然を装う
が、智には誤魔化せないようで 眉間に皺を寄せこちらを見てきた
智
言われた一言にドキッとしたが、 せっかくの智のゲームが 無くなるのは何より嫌だと思い ううん と首を横に振った
それでも心配そうに見てくる 智が最後に なんかあったら言ってと セリフをはき、 テレビをつける
梨衣
智
全部お見通しかのように 眉を下げ笑う智に 強がりながら否定する
智
梨衣
どんどん言われることに もう隠せないと諦め白状する
智
梨衣
と言い訳を言おうとしたが 急に感じた温もりに言葉を 詰まらせる
梨衣
抱きしめられたと理解し 顔が熱くなるのを感じながら 智を下から見つめる
智
梨衣
智
梨衣
聞き返そうとしたのを遮られ 寝室へと連れてかれる
智
それだけ言い 寝かされた梨衣に布団をかける
梨衣
智の優しさに 何も言えずただただ頬を赤くする
智
梨衣
梨衣
智
智
笑ってはいるが 注意してくれてるのは 変わらないことで すいません と小さい声で謝る
智
梨衣
薬などを管理しているのは 梨衣だったため、 場所まで教えてあげようと 起き上がろうとすれば すとっぷ とデコピンされ 上半身をまたベットに預ける
智
全く、笑 と軽く呆れながら 寝室を出ていった
それをみとどけ、 だんだんと重くなってきた瞼に 耐えきれず目を瞑った
智
横になっているであろう梨衣に 見せるように体温計をかざしながら 寝室に入ったが 目の前にいる恋人の姿に 体温計を持っていた手を下げる
智
ゆっくり近ずき、 薬を隣の棚に置き 体温計を梨衣の脇に挟める
ピピッ と機械音がなったのを 確認し取り出す
智
思っていたより高い温度に 驚きながら体温計をしまう それと同時に持ってきていた 熱さまシートをそっと貼る
智
辛そうに眉間に皺を寄せながら 眠っている梨衣の頬を撫でる
智
もっと早く気づいては あげれなかったのだろうか。 申し訳なさを感じながらも 今出来ることを尽くそうと 梨衣を起こさないよう ゆっくり寝室を出た
梨衣
いつの間にか寝ていたようで 外は日が沈み出している
額に違和感を感じ 触れば、熱さまシートが 貼られていた
梨衣
そう彼の名前を零し 辺りを見渡す
隣にあった棚には 体温計と薬、替えの熱さまシート が置かれていた
ここまでやってくれるような 彼氏にあえて俺はどんだけ 幸せものなんだ。 そんなことを考えながら フラフラとした足取りで リビングへと向かう
ドアを開けると ふわっと美味しそうな 匂いが広がる
智
キッチンに立っていた智が 梨衣を見て目を見開いたと思えば 急いでこちらに向かってくる
智
もうここまでくると 過保護なのではと思うほど 気遣ってくれる智の手を 掴みソファーに腰掛ける
梨衣
梨衣
智
視線だけじゃなく顔まで 逸らされ智の顔を覗き込む
智
梨衣
急に目元をかくされ 驚く
梨衣
智
智
そう言い視界がやっと クリアになる
梨衣
不思議に思いながらも 智が立ち上がったため、 深く問いただすのを辞めた
智
匂いの正体はこれだったのかと 納得しながら うん と頷く
梨衣
智
梨衣
少し残してしまったが 半分以上食べてご馳走様をした
智
いつの間に持ってきたのか 体温計を手渡され、 脇に挟める
梨衣
測る前に眠りについてしまったため 智に記録されている温度を見せる
智
智
智も安心したのか 頬を緩め、梨衣の頭を ポンポンと撫でる
梨衣
智
梨衣
ソファーに2人して座り 梨衣はそっと智に頭を預けた
こんちゃ
今回は前フリなしでした()
しかも最後の方適当すぎてしぬ()
はい、ということで 桃赤でした😇
それではー
♡500以上
コメント
45件
ブクマ失礼します!
桃赤も最高です!✨
桃赤も最高です 愛してます(