僕に恋した僕

僕の王子様は

優しくて､守ってくれてかっこよくて

僕の変わりに辛いことを全部引き受けてくれた

全ては僕を守るため

僕を守るためだけに

そしたら嘘みたいに気持ちが軽くなって普段の生活も戻ってきたようだった

ただ､僕の王子様は僕の兄弟にも会いたかったみたい

たまに出てくるようになった

そのうち他のところでも出てくるようになった

外の世界を見たかったらしい

そして､兄弟との衝突も増えた

心配してくれているのは分かる

でも過干渉に感じてしまう

頼りたいけど頼れない､話したいけど話したくない

そんなときに来てくれる君

別に言ってもいいんじゃね？

そんなことを君は言う

言ったら心配されるでしょ？

心配されたっていいじゃん

うーん…心配されるってことは気を使われてるってことだから嫌なんだよね

難しいな~

まああんま溜め込みすぎるなよ？

前みたいになって欲しくないし

分かってる…

前みたいにとは､1度消えてしまおうと思ったことがあって

王子様は僕と一心同体だから両方消えちゃうんだ

それを心配しているのだろう

俺はお前を守りたいから出来た､出来ることなら消えるときはお前の為いいがお前が願って消えるのは嫌だ

…なんてことを､当たり前のように行ってくる､w

僕はわざわざ自分から君を捨てたりしないよ

ならいいけどな~､俺はお前の為に存在してるんだから

…

学校の休み時間

誰ー？

仲良くしてくれてる後輩

ふーん

そんなわけない､確かに彼は僕にとっての王子様だけど､信じたくないけど

それは､僕が僕を好きになるってことだから