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死を超えて、ぼくら

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死を超えて、ぼくら

3 - 第2話 「鳴海 弦 死亡 ─後編」視点:保科

♥

46

2025年11月16日

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「 鳴海 弦 死亡 ─後編 」 視点:保科

保科×鳴海

・ジャンル - BL、二次創作 ・題材作品 ‐ 怪獣8号 ・本話登場キャラクター ‐ 保科 宗四郎 - 鳴海 弦 ‐ 長谷川 エイジ - 四ノ宮 キコル - 怪獣10号 - 来栖 アキラ - 東雲 凛 - 立花コウタ - 第1部隊隊員ら(モブ) - 魚類型余獣(大怪獣) - 魚類型余獣-複数(モブ) - 魚類型本獣 - ─?─ ・字数 - 8687字 ・本話の注意点 - 原作にて言及の無い部分に対する捏造 - 関西弁が勘差異弁 - キャラクターの解釈不一致 - モブ(人、怪獣)の登場 - 戦闘描写を含む - 直接的な死の表現を含む

-投稿主ぅわぁより まず投稿が本当に遅くなりました それでも閲覧していただいた方 本当にありがとうございます 本来「保科宗四郎死亡─前編」を出す予定 だったのですが、 お話の流れ的に、 一旦「鳴海弦死亡─後編」を出してから にしようと思います 一旦これだけでございます 失礼いたしました

よろしければお気をつけて 行ってらっしゃいませ

鳴海 弦

行きますか

保科 宗四郎

行きましょか

保科 宗四郎

……相手は変えずで?

鳴海 弦

……アレの相手、どうだ
案外射撃の方が通るかもしれんとボクは思ってるが

保科 宗四郎

僕もんな気ぃします……あと
余獣の方……10号の尾っぽ活かせるんやないか思っとりますわ

鳴海 弦

……はぁ……
まさかボクが判断ミスとはな

鳴海 弦

交代だ

保科 宗四郎

鳴海 弦

やはりメインは
ボクが狩らなければな

保科 宗四郎

対1が得意やねんけど
お譲りしますわ

ダッ ッダ

保科 宗四郎

10号、今日ばかりはその尾っぽ
好きにぶん回せ

怪獣10号

言われなくとも
狩りは楽しいからな

保科 宗四郎

後方任すからな?

怪獣10号

いつもの事だ

魚類型余獣99

ォォァアア゙ア!

魚類型余獣100

ギャァァァイ゙ィ

ブォンッ ザシュッ

……スパパッ……ドチャァ……

魚類型余獣99

ア゙ッ……

ビッ、ゴチャッ……

魚類型余獣100

ィ゙……!?

保科 宗四郎

随分杜撰な殺り方やな
10号

怪獣10号

お前が拘っているだけだ
ホシナ

鳴海 弦

さて……

カッ……────バチッ (Rt-0001起動─未来視起動音)

鳴海 弦

とっておきで始末してやろう

魚類型余獣(大怪獣)

ァァァ……?
ビィィィィィィィィッ

鳴海 弦

ッ゙……〜……わかってても
ゔるッさいなァ゙……!?💢
ボクの時だけやりやがって💢

魚類型本獣

オァアァ゙ア゙ア!

鳴海 弦

……コイツ……余獣のクセに
最早本獣も下僕扱いか

魚類型余獣(大怪獣)

ビィィィィィッ

魚類型本獣

ァアアア゙ア゙!

鳴海 弦

……鈍いな

ザシュッドパパパパ

スパッ、ゴパァァン

鳴海 弦

(この程度の動きなら
予測するまでも無い
……ッ余獣の方に動き?)

ダッ…… (魚類型余獣の大怪獣が退いている)

鳴海 弦

逃がすかッ
(3発当たれば核まで貫ける
予測地点に向かって連射……)

魚類型本獣

ォァアアア!

鳴海 弦

チッ……邪魔だどけ!

ガッ……ギリリリリリ……

鳴海 弦

(思ったより装甲が硬い……?
硬質化されている……のもある
それとも、まさか……)

鳴海 弦

(……ボクが、バテてる?)

ガッ……ズザザ……

鳴海 弦

(……そりゃそうか、あれだけの数の余獣をあの面倒な配置で捌いた……流石にキツイ)

ドパパ……

魚類型本獣

ァァァアア!!

鳴海 弦

しぶといな……!

鳴海 弦

(体力が削られたせいで決定打が思うように打てない今、
未来視を発動したのが間違いか
いや合ってる、だから必要だ)

鳴海 弦

(完全な未来視の発動から
もう25秒が経過している……
リミットは……45秒)

鳴海 弦

(限度自体は1分だが
それを超えたら─)

ツゥ…… (鳴海の眼から血が垂れている)

鳴海 弦

(─失明のリスク
だから45秒は……厳守)

鳴海 弦

(クソ……眼がもう持たないか
Rt-0001……あと少し
あと少しでいい……!)

来栖 アキラ

-"鳴海隊長ッナンバーズ01の
出力低下、解放戦力89%!"-

来栖 アキラ

-"Rt-0001は間もなくリミット!"-

魚類型本獣

オ゙ォァァ゙ァア゙ア゙ア!!

ブンッ…… (本獣が腕を振りかざしている)

鳴海 弦

(せめてコイツだけでもッ
ボクが狩る!だから!)

スパ……ボトッ

魚類型本獣

ゥァ!?

鳴海 弦

(レティーナ!
ボクに視せろ!!全部ッ─)

魚類型本獣

ァ゙ァ゙ア゙アアッ!!

──-──--─-─--─

鳴海 弦

─視えた

ドパッ……

魚類型本獣

……ァ……ァ゙……ァ

ゴパァァァァ……ン

来栖 アキラ

-"嘘……一撃で……
しかも今、解放戦力が……"-

鳴海 弦

……本獣、撃破

来栖 アキラ

-"り、了!"-

フッ…… (Rt-0001及び識別怪獣兵器1、覚醒状態解除)

鳴海 弦

……ッ゙……

ツゥ……ダラッダラダラ…… (鳴海が眼から出血した)

鳴海 弦

……〜ッ……はぁ……

鳴海 弦

(……良かった……
いつもよりボヤける、が
何とか……見える)

来栖 アキラ

-"鳴海隊長、両目から出血!
視界は……!?"-

鳴海 弦

……問題ない。
出血なぞいつもの事だろう。

来栖 アキラ

-"……そう、ですか……了"-

鳴海 弦

それより
大怪獣はどこへ行った?

来栖 アキラ

-"それがッ検知不可能で……
鳴海隊長が本獣と交戦開始した直後から、全ての反応が無くなりました"-

鳴海 弦

……全ての反応が?……それ
保科が討伐した訳では無いのか?

……スタ

保科 宗四郎

すんませんね……今の今まで
余獣の相手しとりましたわ

魚類型余獣117

ァァァ゙ッ!

鳴海 弦

後ろッ!

保科 宗四郎

あぁ、アレは……

スパパパ……ゴシャァ……ン

保科 宗四郎

終わっとります

鳴海 弦

……はぁ……紛らわしい
漫画とかのやつの真似か?
心配させるな……

保科 宗四郎

勝手にああなっちゃうんですて
てかアンタこそ心配とか
誰に言うとるんです

鳴海 弦

第1部隊編入の誘いを断って
第3部隊で副隊長してる奴にだ

保科 宗四郎

まだ言っとったかソレ

来栖 アキラ

-"報告!先程の大怪獣が産卵したと思しき余獣が63体、鳴海隊長と保科副隊長のいるポイントへ向かっています!"-

鳴海 弦

チッ……またか
保科、囮役頼めるか?

保科 宗四郎

了。作戦は?

鳴海 弦

63体もいるとなると、近距離戦で処理しきるのは厳しいだろう。
余獣達を引き付けたところで
ボクが全体に射撃を……

鳴海 弦

……?……は?

保科 宗四郎

……?どうしまし……

……───バチッ……ギラ……

鳴海 弦

……な

鳴海 弦

ッ……制御が……!?

来栖 アキラ

-"鳴海隊長ッ!直ちにRt-0001の
覚醒を解除してください!
オーバーヒート寸前です!"-

保科 宗四郎

オーバーヒート……!?

鳴海 弦

ッ゙……!?
ぁぐ……ぁ゙……

よろっ……

トサ……

保科 宗四郎

鳴海隊長ッ!しっかりっ

鳴海 弦

ぐ……ぅ゙ッ……

保科 宗四郎

(どないしたらええ!?
目に装着してるものがオーバーヒートなんて起こしたら、どうなるか分からんぞ!)

保科 宗四郎

(けどこんなんッ
本人にしか解除しようが……!
制御出来ないらしいし……!)

保科 宗四郎

(苦しそう……どうしたら
どうしたらっ……)

鳴海 弦

……ぁ……?

保科 宗四郎

……?

鳴海 弦

……

ぼー……

保科 宗四郎

(……遠くを見つめとる?
もしかして、意識ハッキリしとらんのか……?
ホンマに危)

保科 宗四郎

……ぇ?

保科 宗四郎

……青……い……?

オーバーヒートを起こした識別怪獣兵器1は

腕や腹部や背中、つま先に至るまで

施されている眼の色を青く変えていた

着用者の名に相応しいような

深い海を思わせる青き色─

─思わず目を盗られとったが

ただならん気配を感じて顔を上げた

ぼけっとしとった鳴海隊長の目が

徐々に見開かれていく

僕の大好きなコロコロ変わるこの人の顔が

怯えたような焦ったような

とにかく酷い有様になって、数コンマ秒後

ズォッ……

─?─

……ヨし、ビンゴだ

急だった

保科 宗四郎

……は

鳴海 弦

……は

保科 宗四郎

(……何やコイツ、今急に……
どっから湧いて出た!?)

鳴海 弦

……ッ……は……!?

─?─

……ふム

スッ…… (─?─が保科を指さした)

急で

─?─

さようナらだ

保科 宗四郎

ッ……

ズリ…… (保科が体勢を変え怪獣に向き直った)

鳴海 弦

ッ゙……!

ドンッ

保科 宗四郎

ッ!?

急で

シュッ……ゴキャッ

鳴海 弦

……カハッ゙……ゥ゙……!

鳴海 弦

ゴフッ……

急すぎて

鳴海 弦

……ッ゙……ぁ……

……ドサ……

……スタ

保科 宗四郎

……

保科 宗四郎

……は

ボタタタ……

保科 宗四郎

……ぇ

鳴海 弦

……〜゙……

保科 宗四郎

鳴海さん゙ッ!!!!

保科 宗四郎

(血が……!ヤバいあの量は!)

保科 宗四郎

(いきなし突き飛ばされてッ
目ぇ離した隙に何が!?)

─?─

……ヘェ、思ったよリ速いな
そっちヲ狙ったんダけどナ
……いや、今のハ速いと言うヨり

保科 宗四郎

鳴海さんッしっかり゙!!!

─?─

……未来を駆けたノか
まぁ、いイや、終わったことダし
処分できて、都合よかったナぁ
さて……オイトマしよウか

保科 宗四郎

待゙てや゙クソヤロォ゙!!

─?─

怖い、怖イ

─?─

次は予定通り
キミをやってみセるさ

ズォ……ン……

保科 宗四郎

ッな……!?

保科 宗四郎

消え……

鳴海 弦

……ッ……ほ、し……な……
……無事……が……ゴフッ

保科 宗四郎

ッ……!

ダダダダダッ…… (本当に急いで駆け寄った)

保科 宗四郎

ッ鳴海さん!!
止血してくださいッ!

鳴海 弦

……ハァ、ハァ゙ッ
……コレ゙……もう無理だ

保科 宗四郎

は?何言って……!
とにかく止血……

鳴海 弦

……来、栖……ボク、今゙……
内臓とか……どぉなって……

来栖 アキラ

-"……ッ申し上げ……ます……"-

来栖 アキラ

-"左肺、小腸に裂傷、肝臓、脾臓、腎臓、胃、十二指腸、大腸に切り傷……肋骨3本骨折と、肋骨5本、背骨に亀裂……"-

鳴海 弦

……

保科 宗四郎

……

鳴海 弦

……わ゙か、たろ……ヒュ゙ッ
喋んの゙……も、や゙ッと……

保科 宗四郎

んなら喋らんでくれ!!
すぐ医療班に

ガシッ

鳴海 弦

保科

保科 宗四郎

ッ……

鳴海 弦

……少し、連絡゙……ゴフ……ぅ゙
さぜろ……ごハッ゙……

ボタッ……ポタ、ポタ……

保科 宗四郎

ッ゙〜……代わりにやるから!
頼むわ゙もう黙って!!

鳴海 弦

……ッヒュ゙、第1部隊、総員゙ッ
……聞い゙、ての通りだが……

鳴海 弦

ボクば、深手を負って……
指示が、出せ……ゲフッ、ん

鳴海 弦

これ以降の、指揮は……
長谷川参謀に゙、一任する゙

鳴海 弦

現場……での゙、急遽の指示は
四ノ宮と、各小隊長に゙……
ま……ゥぐッ゙……任せる

鳴海 弦

オペレ゙ーションルームはッ゙

鳴海 弦

ゴポッ……ゲホゲホ……はぁ゙

ビチャ……ボタタ、ポタ……

保科 宗四郎

もぅあかんて……!!

鳴海 弦

先程……急襲しで、きた……
怪獣の再出現を見逃さんよゔ
……予測を続けろ゙

鳴海 弦

……で?
総員……返事はどゔした

長谷川 エイジ

-"……了"-

鳴海 弦

……

鳴海 弦

……ぉ゙い他?隊長゙の命令……
返事しないと、罰則だぞ……?

東雲 凛

-"ッ゙了゙!"-

四ノ宮 キコル

-"……了……!"-

立花 コウタ

-"……了゙!"-

来栖 アキラ

-"了ッ……!"-

第1部隊隊員ら

-"了ッ!"- -"了゙!"-
-"了……!"- -"了……゙!"-

鳴海 弦

……全員……遅゙いぞ……はぁ゙
外周……10でも゙、甘いな゙

保科 宗四郎

……もうええでしょう……!?
早よ撤退せなッ

鳴海 弦

……悪い
……身体゙、起こせん

鳴海 弦

……動け、な゙い……笑

保科 宗四郎

……ッ……〜゙……

保科 宗四郎

ならッ抱えていくから゙!!

鳴海 弦

保科……ッ゙聞け

保科 宗四郎

聞きたないわ゙!
アンタさっきから……!
そんな淡々とッなんなん!?

保科 宗四郎

何言う気なんや!?
そんなの聞きたな

スルッ…… (鳴海がそっと左手で、保科の頬に触れた)

保科 宗四郎

っ……

鳴海 弦

……聞い、て……?

保科 宗四郎

……

保科 宗四郎

(聞きたない。なんやその顔
遺言でも言うつもりなんか?
やめてやホンマにシャレにならんから……やめて……)

鳴海 弦

……

保科 宗四郎

(やめて、やめてくれ
聞きたないそんなの……
こっち見つめんといて)

鳴海 弦

……

保科 宗四郎

(そんな真剣な顔せんでよ
ホンマに、死ん……嫌や!
聞きたないから……!!)

保科 宗四郎

ッ〜……聞き……ます

鳴海 弦

……ゴフ、ゲホ……ん
……り、がと……

保科 宗四郎

……うん

鳴海 弦

……ハッ……ヒュッ゙、はぐ
……ハグ、して

保科 宗四郎

……ん

……きゅ…… (顔を交差させて、とても軽く、鳴海を抱きしめた)

鳴海 弦

……はぁ、はぁ……ぉち、つく

保科 宗四郎

……そぉ……?

鳴海 弦

……ほ、しな……

鳴海 弦

……ボク
死ん、じゃ……ぅ……
けど……

保科 宗四郎

やめでッ……!
んなこと言わんでッ!?

鳴海 弦

……ボク、だ……て
死に゙たく、ない……

鳴海 弦

……こん゙な……こと
言い、たくない……

保科 宗四郎

……ッ……

保科 宗四郎

(そんなん……そらそうや
……そうやけど……!
そうやなくて……!!)

鳴海 弦

はぁ、はぁ、お前ば……
……死んじゃ、ダメ……だぞ?

鳴海 弦

ゴフ……ゲホゲホ……ぅァ゙
……痛゙……ッ゙、ゴホ……ブハッ

ビチャチャッ……ボタタタタ……

保科 宗四郎

ッ鳴゙海さん!!

鳴海 弦

……ハァ゙、ハァ゙……な、まぇ

保科 宗四郎

……弦くん……?

鳴海 弦

……ん、そ……れがぃい……

鳴海 弦

……そぅ……しろ゙う……
死んじゃ、ダメだからな……?

保科 宗四郎

(……そんな必死に……
訴えないでくれ……)

保科 宗四郎

(あなたの代わりに……
色々守らなあかんねんから
僕死ねへんやん……!)

保科 宗四郎

(……そんな目で見られたら
そんな声で言われたらッ
余計……死ねへんよ……!)

保科 宗四郎

……そんなん……ッ゙
……言われ、ん、くでも゙……

ポロ……ポロ……

保科 宗四郎

(……ぁ……やばい
出てもうた。
……どうしよ、止まらん)

ボロボロ……ボロ……

鳴海 弦

……っ……

鳴海 弦

……泣、くなよ……ボクが……
一番ッ、好きな……のぁ……

鳴海 弦

宗四郎の゙……笑顔なんだか、ら

スッ…… (鳴海が保科から、少し離れた)

保科 宗四郎

(……顔見せろっちゅう、ことか
……自信ないねんけど?)

保科 宗四郎

……ごめん
……上手く……笑えん……笑

鳴海 弦

……ッそぉ……だな゙、ゴホ……
……不細工゙だ……笑

保科 宗四郎

やかまじ……グスッ……

鳴海 弦

……隊長゙、室に……遺書どか
あるから……長谷川も゙知ってる……けど……いちぉ……

保科 宗四郎

……いや、いやや……

保科 宗四郎

……ッいやや゙……

鳴海 弦

……ハァ……ハァ……まず……ぃ

鳴海 弦

ぼーっ、て……して、きた……

鳴海 弦

痛、み……引い、て……

保科 宗四郎

待って、待って!

保科 宗四郎

逝かんでッ!逝かんでや゙!!

ドタドタドタッ

魚類型余獣(大怪獣)

ォ゙アァアア゙ア゙!!

鳴海 弦

ッ……!

保科 宗四郎

逝かへんでっ……!
いや……いや゙……や!

鳴海 弦

……っ
……チッ……

ドパッ……

魚類型余獣(大怪獣)

……ァ……ァ……

ゴパァァァッ……ン……

保科 宗四郎

……ぁ、え?……怪じ

鳴海 弦

……ハァ゙、ハァ゙……保科……?

保科 宗四郎

……っはい

鳴海 弦

ハァ、ボクの……身体……
傷、付けさせたら……
ハァ゙ッ……許さん……ぞ……?

鳴海 弦

葬式……の時゙……
綺麗に、してほじ……し

保科 宗四郎

何言っ……ッ゙!

鳴海 弦

……そぅしろぅ……

保科 宗四郎

……はい

鳴海 弦

……腕……咥え、さじて

保科 宗四郎

……ぇ……腕?

カチチ……スルッ……

保科 宗四郎

……はい

鳴海 弦

……ん……グ

ガブ……

保科 宗四郎

い゙……ッ……

鳴海 弦

ぷは……

保科 宗四郎

……コレは、どういう意味で

鳴海 弦

……キスマ……みたい゙、な?笑

保科 宗四郎

っ……

鳴海 弦

……今、上手に……出来ない゙から
……噛ん、じゃった

鳴海 弦

……ボク……の、腕も……噛んで?

保科 宗四郎

……貴方の身体……
傷つけるわけには……

鳴海 弦

お前は……別゙だ

保科 宗四郎

っ……でも

鳴海 弦

……ぁゃく……しろ

保科 宗四郎

……ッ……痛いですよ?

鳴海 弦

……ん

保科 宗四郎

……ん、グ

ガブ……

鳴海 弦

ッ゙……跡……ついた、か?

保科 宗四郎

……ごめんなさい
ちょっと血ぃ出てしもた……

鳴海 弦

……そん゙な……強゙く?笑

鳴海 弦

……ぅれし、ぃ//

保科 宗四郎

……ッ……

鳴海 弦

……宗四郎……ケホ……ハァ……

鳴海 弦

キス……し、て……

保科 宗四郎

(……してしまったら
"終わる"。ただの直感。
けど。怖い。)

保科 宗四郎

……それは……あかん、できん

鳴海 弦

……最後の、わがまま゙……ゲホッ
……聞い゙てくれ

保科 宗四郎

("最後"……"わがまま"
……聞きたない、そんな言葉
……許さなあかんやん)

保科 宗四郎

……キスて……どっちの……?

鳴海 弦

……ん〜゙……どっちも笑

保科 宗四郎

……どっちも……?
……深いキスしたら……
今呼吸を奪ったら……

保科 宗四郎

……弦くん……ホンマに死ん゙

鳴海 弦

それ゙が、いい

保科 宗四郎

……は?

鳴海 弦

……あんな゙のに
奪われるのぁ……癪だ……

鳴海 弦

この命……
お前に、奪われたい

保科 宗四郎

……

鳴海 弦

最期に……ぼくの

鳴海 弦

唇と……息……

鳴海 弦

……笑

鳴海 弦

……奪って?///

保科 宗四郎

……

保科 宗四郎

……ッ゙〜……

保科 宗四郎

(……ズルい、全部。
大好きな照れ顔で。
色のある言い方で。)

保科 宗四郎

……殺せって、言うん?

鳴海 弦

違ゔ……奪えと、言ってる

保科 宗四郎

変わらんやん……?
無理やッ僕にはッ゙……

鳴海 弦

……〜……はぁ……

グイッ……

保科 宗四郎

ぅあっ

ちゅ……

鳴海 弦

……ぷは

保科 宗四郎

……っは

保科 宗四郎

……げ、弦く……

鳴海 弦

……次、やったら゙

鳴海 弦

……深いので
……やり返すんだろ?//

保科 宗四郎

……

保科 宗四郎

(……あの時の、ヘリの?)

保科 宗四郎

……アンタって……人ば

保科 宗四郎

どこまで……ッ!

鳴海 弦

……ひす……しれ?
……

鳴海 弦

……もぉ、ろえつ……
まわんらい……から……

鳴海 弦

……いしき……も、もぉ……

保科 宗四郎

ッ……やけど……やげど……

鳴海 弦

……そぉしろ……ちゅぅ……

ポロ……

鳴海 弦

……ぁ……

保科 宗四郎

……泣い……

鳴海 弦

……おね、がい……

ポロ……つぅ……

鳴海 弦

……ッ……ぅ……

鳴海 弦

……そぉ、しろ゙……

鳴海 弦

……ちゅ……ぅ……

保科 宗四郎

……〜……ッ゙……

保科 宗四郎

(……泣いてまで
お願いしてまで……
僕とキスしたいん?)

保科 宗四郎

(……そんなに
僕に奪って欲しいん?)

鳴海 弦

……ちゅぅ……し、て?

保科 宗四郎

……

保科 宗四郎

(……奪ったる……そうするしか
僕に選択肢無いんやろ?)

保科 宗四郎

(ホンマ……ズルいって……!
アンタって人は……!!)

くい……

鳴海 弦

……っ!

ちゅっ……

鳴海 弦

……っ///

保科 宗四郎

……

保科 宗四郎

(……優しく……激しく……
どっちがええの?)

とんとん……

ちゅ、ちゅ……ぬるっ……ぢゅるっ……

鳴海 弦

……ん、ふ……//

保科 宗四郎

……ん……

保科 宗四郎

(……わかった
……ちゃんと奪ったる)

ちゅく、ちゅ……ぬりゅっちゅぷ……

鳴海 弦

んはっ……ぁ……///

保科 宗四郎

……ふ……ぅ……//

ぬりりゅっぢゅぅっ……ちゅぱっ

鳴海 弦

んぅッ///っぁ……///

保科 宗四郎

……んぅ……///

ちゅくぢゅく、ちゅぅ……ちゅぷ……ぬるっ……

鳴海 弦

んぁ……はぁッ……ふ/////

鳴海 弦

……っ……ぁ……ぅ゙……

保科 宗四郎

……ッ゙!

保科 宗四郎

ぷはっ……

鳴海 弦

……ぷは……ぁ……/////

鳴海 弦

はぁ、はぁ゙ッ、はぁ……/////

保科 宗四郎

……弦くん……苦しない?

鳴海 弦

……く、る゙し……けろ……
……うれし……ぃ/////

保科 宗四郎

……っ……

保科 宗四郎

(逸らした目線も、照れた表情も
ホンマにズルいわ、この人)

保科 宗四郎

(……表情こそ、照れとるけど
……血の気がない。
ホンマに……死んじゃうん?)

鳴海 弦

……

保科 宗四郎

(……僕散々泣いといて
鳴海さんも泣いてて
なのに……実感がない)

鳴海 弦

……そぅ、しろ……

保科 宗四郎

……はい

鳴海 弦

さいご……おまえといれへ
よかっら……

保科 宗四郎

……弦くん?弦くんッ

鳴海 弦

……ありあと……笑

保科 宗四郎

っ……

鳴海 弦

……あいしてる

鳴海 弦

そうしろう……笑

鳴海 弦

……

がくんっ……

保科 宗四郎

ッ弦くん!!弦くんッ!?

鳴海 弦

……

保科 宗四郎

いや、いや゙ッ……逝かんで!
いややッ弦くん!!

ポロ……ボロボロ……

チラ……

保科 宗四郎

……ッ……

ジィ……

ポロ、ポロ……

保科 宗四郎

ッ……うるさいよな゙?
ごめんな……騒ぐことしか
出来へん゙ぐて……

ジィ……

保科 宗四郎

……ありがとぉな゙……ッ
僕こそ……あなたと居れで……

保科 宗四郎

……本当に、心゙の底がら
嬉゙しかったで……?

鳴海 弦

……

ジィ……

鳴海 弦

……

保科 宗四郎

……っ

保科 宗四郎

(言うたら……
何とか開いてるその目が
閉じてまうんやないのか)

保科 宗四郎

(……言わんまま居ったら
ずっと生きててくれへんやろか)

保科 宗四郎

(……言ったら、終わる
この人は満足して意識を手放す)

保科 宗四郎

(……けど……言うてくれたこと
返さんままで……)

保科 宗四郎

(寂しい思いで……
逝かせるわけにいかん)

保科 宗四郎

(言いたない。
言いたくてしゃあない。)

保科 宗四郎

(弦くんのことになると
感情がバラバラになって
どうも上手くいかへんわ)

保科 宗四郎

(……それもこれも弦くんが
どこまでもズルいせいや)

保科 宗四郎

……

保科 宗四郎

……僕こそ……

鳴海 弦

……

ボロボロ……

保科 宗四郎

……愛しとるで

保科 宗四郎

弦くん……!笑

鳴海 弦

……

保科 宗四郎

……世界の誰よりい゙っちゃん
……この先の未来でもずっど

保科 宗四郎

貴方が守ってくれた命の
……全っ部゙を持ってして

保科 宗四郎

愛してる

保科 宗四郎

弦くん

ジィ……

鳴海 弦

……

鳴海 弦

……ふ……

……

鳴海 弦

……─……

……ガク……

保科 宗四郎

ッ゙……!!!!!

保科 宗四郎

……ッ゙……〜゙……!!!

ぎゅぅ、ぅ……

保科 宗四郎

……〜゙……!!!!!

バッ……

耐えきれなくて天を仰いだ

涙で全く何も見えんし

薄暗い中夕日で照らされた

鳴海さんの身体を、顔を

みとった目には

今日の空は、眩しすぎた

鳴海さんの髪色にも似た色の雲を

全部吸い込む勢いで

3回深く息をした

吸って……吐いて……

吸って……吐いて……

吸って……吐いて……

そんな程度のことで涙が止まる訳ない

あんまり眩しくて目を閉じた

今も抱く恋人の身体は少しづつ冷めていく

情けない

何も出来ん

何もしてやれん

最期のわがままだって満足に

聞いてあげられてたかどうか

ふと、言ってないことを1つ

思い出した

……何とか、もう一度

冷めていく鳴海さんに目をやる

保科 宗四郎

……

チラ……

もう何を言ってくれる訳でもない

身体の力は抜け切っている

最後の最後までこの人は

歴戦の銃剣を握ったままだった

多くの命を救ってきた誉ある右手は

夕日に照らされている

凄く、凄く痛かったんだろうに

僕に隠すように腹の上で握られていた

夕日に照らされる右手とは対照的な

影に隠れた独りぼっちな左手をとって

若干こじ開けるように、それでも

優しく、そっと、指を絡めて

最後に言うべきことを

あなたを尊敬する一人として

時間を共有した友として

共に戦った同志として

何よりも……大切な恋人として

保科 宗四郎

……お疲れ様

泣いて震えた声やけど

精一杯まっすぐに発した

きっと届いてくれたことを

祈るしか無かった

16:47 鳴海 弦 死亡

その後は何故かなんの邪魔もなく

僕はゆっくりと、そっと

弦くんの顔に─

─よく紅らめていた頬に

─形の整った顎に

─皺を寄せがちだった眉間に

─よくフンと鳴らしていた鼻先に

─酷使して隈を作っていた眼下に

─本当に美しい色をした目を隠す瞼に

─僕の名前を呼んでくれた口元に

─最後に奪わせてくれた唇に

そっと、そっと

ちゅぅを落とした

これが僕が覚えている限りの

あの日の話

最後に

投稿主のぅわぁです 長かったですねここまでが やっと鳴海さんの死を描けました なんだか都合がいい緩やかな時間だな と思われた方 いらっしゃったのではないでしょうか こちらは視点:保科の話となります ─?─の出現以降の部分の 視点:鳴海、その他は 来週月曜までに投稿します そちらの方で物語の整合性をとり 不明だった点を解明しようと思います ぅわぁはこの死を、もっと深く苦しく 甘やかなものにしたいと思っています よろしければ視点:鳴海、その他も ご覧下さい 今回遅くなった理由としては 流れに納得いかず2000字近く消し それに合わせ調整したことが挙げられます 次はそんなこと起こらないので 待ってていただければ嬉しい限りです 閲覧ありがとうございました 失礼します

死を超えて、ぼくら

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コメント

7

ユーザー

(´;Д;`)めっちゃいいなぁ 編集も言葉遣いも二人のセリフも一つ一つが重くて、深くってめっちゃ感動しました(´;Д;`)保科の気持ちの例えもめっちゃ良くて上手く言い表せないけどめっちゃ感動しました。 特に最後の保科が空を見上げて深呼吸したりするシーンと「ちゅぅを落とした」って言うシーンがめっちゃ刺さりました‼️「キス」と表現するのではなくて、鳴海が最後までずっと苦しい中精一杯で言っていた「ちゅぅ」を使っていてグッときました(´;Д;`) なんか今回ッ私感動してばっかですね(´;Д;`)まぁそれぐらい繊細でわかりやすくて壮大で美しく暖かい文章でッ本当にありがとうございます(´;Д;`) 長文になってすみませんm(_ _)m次回も楽しみにしてます(⌒▽⌒)

ユーザー

やはり、鳴海と保科は最高 (涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)

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