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葵
（最初に友達が誘ってくれたけど、その子と組みたい人がいるから譲って）
葵
（その結果、私が一人になっちゃった…）
葵
（でも他の子が余らないならよかったぁ…）
葵
（って思ってもやっぱつらいなぁ…うぅ…）
葵
っ…
涼
…いちゃん！
葵
（？？後ろから声が…）
涼
葵ちゃん！
葵
！？
葵
涼くん、どうして！？
涼
どうして、って…君が一人だから…
葵
…その。実は
理由説明中
葵
って訳で…一人に
葵
あっ、涼くんもう時間だから、組んだ人のほうに戻って
葵
私のことは気にしなくていいから！
涼
…それは無理
涼
困ってる葵ちゃんの顔、見てられなくてここに来たんだから、さ。
葵
…！涼くん、ありがとう
葵
昔から優しいよね、そういうとこ！
涼
…！べ、別にそんな事ないから！
凛花
（会話全部丸聞こえ…）
凛花
（完全にカップル成立じゃん…まだ付き合ってないとはいえ…）
凛花
（やっぱ、諦めたほうがいいのかな）
体育終了
数学の授業
涼
なぁ凛花！ここの式ってどーすればいーの？
凛花
あー、そこはね…こうしてあーして…
凛花
（…てか近い…‼）
涼
そっか、さんきゅ！（ニカッ
凛花
っっっ…
凛花
（そんな顔見たら諦めるなんてできないじゃん…）
凛花
（叶うはずもないのに）
凛花
（この想いは一方通行だよ…）
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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