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林檎売りの泡沫少女 #1

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林檎売りの泡沫少女 #1

1 - 林檎売りの泡沫少女 #1

♥

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2019年08月25日

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遠い遠い時の果て、

そこに住まう人は皆

永遠の命をもってして生まれる

世界でのお話。

赤い赤い、実の生る木の下。

少女

LaLaLuLa🎶

生まれながらに、親の血筋から 死の呪いがかけられた

少女のお話。

色付いた町から外れた 青い湖畔がまぶしく光る 赤い実のお菓子屋さん。

少女

よし、できた!

ちょっぴり寒くなってきた、秋の中旬。少女は誇らしげにパイを焼き、 自信作を売りに行く。

少女

待ってて、今度こそ…
おいしいんだから。

時計塔の見える市場。 少女は驚きました。

少女

まぁ!今日は珍しく賑やか、ラッキーだわ…✨

そういって少女はパイを買ってくれる人を探して声をかける。

少女

赤い実のパイ、どうですか?
自信作なの!

村人A

そんなの1つも売れないさ。

少女をみて蔑む人々。 この世界では、赤い実を食べたものは「永遠の命」を失ってしまうのです。 そうとはしらず少女は人々に赤い実のパイをすすめる。

少女

皆と何も変わらないのに…。
パイだっておいしくできたのに。

少女

今日も声は届かない…

少女

私が透明になったみたいだわ。

そして、だれもが知らぬふりをした。何故なら少女は赤い実に呪われているから。

皆死ぬことをしらず、死があるからこそ美しく散る「生」という概念がない、死んだ世界で

ただ1人、生きていた

少女の話。

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