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貴方の姿に目を奪われる
息ができないくらい意識を支配される
魔術師様は黒煙を操って レナさんを静かに眠らせているように 見える
ルル
他のどこでも見たことのない 神秘的な魔術
美しいのに、全てが孤独でできている ような温度に心臓が苦しくなる
ルル
何度も想像したはずなのに、実際に目の前にいると、言葉が出てこない
ルル
魔術師様
ルル
魔術師様
ずっと、半分倒れたままになっている私に、魔術師様は手を伸ばした
ルル
ナギ
ルル
緊張しただけで、嬉しすぎてびっくりしただけで!
ルル
こんなに私って不器用だったっけ
ルル
ナギ
ルル
手を繋いで起こしてもらう
ルル
ナギ
ルル
ナギ
見ると、魔術師様の左腕から私の左腕にかけて透明の鎖が見える 重さは感じない
ナギ
ルル
私がさっき発動した魔法のせい?
ルル
ルル
ずっと会いたかった人なのに 幸せにしたいのに
ルル
ルル
ナギ
ルル
ナギ
魔族と呼ばれる種族は黒魔力を用いた黒魔術しか使えない者も多い。ただ、危険が伴う魔術なので、一般的に禁止されている。
ナギ
ルル
ナギ
ルル
ルル
お願い自体は、願ってもないことだった。側にいたかった人と離れられない呪いなんて、何より欲しい物だったから。
ナギ
魔導具だけでは急な黒魔術に対処しきれなかったんだろう。
ルル
ナギ
ナギ
ルル
ナギ
ルル
知ってたからこそ、レナさんに言わなかった。探している人がいるってこと。その人が魔族かもしれないということを。
ルル
なんでだろう
ルル
本当は、、、
あの戦争が無かったらよかったなんて 微塵も思っていなくて
レナさんに憧れて魔術師になりたいっていうのも嘘で
ルル
ルル
ナギ
ルル
ナギ
その幸福の滲む、少し切なそうな笑顔の奥をもっと知りたいと思った