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私には生まれつき、人には知られてはいけない秘密がある

その秘密は――

A.S

お母様…なんで急にイギリスへ行くの?

mam

それは何回も話したじゃないの、

A.S

ちゃんと秘密は守ってきたよ!

A.S

誰にも知られてないし…なんで急にッ

mam

いい?アンナ…

母は、スっと息を吸い、深く息を吐き、落ち着いた雰囲気で私の肩を両手で掴んでそう言った

mam

あなたのその、“力”はとても美しいものだけど、どれほどの危険が待ち受けているのかは

mam

まだ、あなたは理解が足りないの、

mam

だから、イギリスへ行くのは、あなたの安全のためよ?

mam

わかった、?アンナ

A.S

…で、でも、

mam

母は、何も言わなかった、だが、じっと私を見る母の視線には、わかってくれと言わんばかりの圧を感じた

A.S

ッ…はぁ、

A.S

わかった…

A.S

その前にみんなにお別れを言ってきてもいい?

mam

…フッ、ええ、わかったわ

mam

早く身支度を済ませるのよ?

mam

今夜発の馬車に乗るのですから、なるべく〜、、

A.S

わかったから!、…終わったら屋敷しもべと一緒にいる、

mam

アンナ、?口の利き方にはお気おつけなさい?

mam

Stellar家の一族として、きちんとしたお言葉を使わないとなりませんよ?

A.S

はい、お母さま…、

私の名前は、Anna・Stellar (アンナ・ステラー)

私はアメリカにある偉大な魔法族Stellar家の次女であり、長女である。

その理由は、Stellar家で唯一の女の子だったからだ

意味がわからないでしょ?

私も、、

私には2個上の兄がいる。

兄の名前は、Roy(ロイ) ロイド・ステラー

兄はStellar家の跡継ぎであり、ものすごく腕のある魔法使いだ。

そんな兄と比べて、私は兄には及ばなかった

勉強も悪くも良くもないし、魔法も良くも悪くもなかった、

だけど、一つだけ兄とは違うところがある。

それは、女ってだけじゃない

…私にはーーーー

特別な目、、がある…

その特別な目には、魔力があるらしく

私の目は見るだけ、どんな傷や、病でも癒せるし、恐ろしい魔法から少し、守れたりもする、

それだけじゃなく、相手と目を合わせると、相手の心を簡単に読めてしまう。

これだけなら、そんなに母の様に怯える必要も無いと思うのに、、

でもある日Stellar家は気づいたの

私の小さい時に遡るんだけど…

幼少期…私の目が奇妙だと言って

大勢の子から「悪魔の目」だと指を指され罵られていた。

心にも無い言葉をかけられるのも慣れてきた頃

私にとってとてもトラウマになることが起きた…

うわ、でた!悪魔のアンナ!!

お前の目は気持ち悪いんだよ!!笑笑

……

近寄られたら呪われる〜笑笑

A.S

…(目を合わせないでおこう)

当時私には、大切な存在がいた

それは8歳の時に兄からプレゼントで貰った、フクロウのスノーだった

彼女は、綺麗なキラキラと透き通るような美しい白色の羽で、天使へも惚れてしまいそうなとても魅力的なフクロウだった

ねぇ…あんたのその薄汚い鳥、…もしかしてあんたのペット?笑笑

……

その鳥も、あんたと一緒で気味の悪い目を持ってるでしょーね笑

A.S

ツ、

私はついに痺れを切らして、彼女たちに反抗をしてしまった…ほっとけばいいのに、

我慢の限界だった、だから彼女達に飛びつくように

A.S

あのねぇ…!

A.S

あんた達みたいな、人の事を、良くも知らずに飽きもしないでアホみたいに罵るような人には

A.S

この美しく、純粋な生き物を

A.S

好き勝手言う権利なんてないから!!

学校中に私の声が響いたのは、もうどうでもよかった

ツ、、

……

ツ、、い、行きましょ𓏸𓏸

…フンッ

初めて私に怒鳴られたのが気に食わなかったのか、

大勢の注目の的になったのが恥ずかしかったのか知らないが

その日は簡単に片付いた…

でも翌日…

A.S

スノー…ニコ

A.S

今日もあなたは愛くるしいね

A.S

この手紙お祖母様に届けてくれない?

私は金曜日の朝になると、遠く離れた大好きなお祖母様に手紙を送る。

いつも通りに、大好きなスノーに手紙を託し

夜に帰ってくるスノーを、待ち遠しく思いながらその日をすごした。

だが、いつも帰ってくる17時になってもスノーは帰ってこなかった…

スノーはいつも時間通りに帰ってくるとても賢いフクロウなのに、

2時間たっても、3時間たっても帰ってこなかった…

さすがに家族も不安になり、一緒にスノーを探してくれることに。

だが、庭を探し回しても、見つからない

スノーの通る範囲をどんどん拡大しても、スノーの気配はなかった

私はとても不安だった、心は悲しみに満ち溢れていた、どんな手でもスノーを見つけ出そうとした。

でも、その日だけではスノーは現れなかった…

何日か諦められず、もがくように必死に探した…

それでも、スノーの羽1本も見つからない…

心があと一歩で砕けそうな時に、私の耳に心が飛び跳ねるぐらい嬉しい話が入ってきた。

mam

アンナ…大丈夫よ、スノーはすぐに旅から戻ってくるからね、

A.S

グスッ、ズッ…それはッ、いつなのぉ、グスッ

mam

大丈夫よ、アンナ
〈アンナを優しく抱きしめる母〉

屋敷しもべ

奥様、アンナお嬢様失礼致します。

A.S

グスッ、ヒック、?、

mam

どうしたの?ステイシー

屋敷しもべ

…お嬢様のスノーを見つけました、、

A.S

!?

mam

!!ほんと?ステイシー!

屋敷しもべ

はい、ですが…

その時、屋敷しもべのステイシーの表情と、詰まった言葉にすぐに察した…あの嬉しさと興奮は、一気になくなり、寒く息苦しい空間へと落ちていった…

私は、急いで見つかったというスノーの元に走っていった

怖かった、ほんとに、怖かった

心の隅には、まだいい方向を期待をしていた

ポジティブにも考えた

でも、スノーの変わり果てた姿を見てしまったら

私の心はほんとに折れてしまった

砂のように崩れていった…

A.S

そ、そんな…

何ヶ月ぶりに帰ってきた私の愛おしいスノーは、あの綺麗な白色が真っ赤のバラに染っていた

太陽のように心地よく暖かい愛しのスノーは今は、氷よりも冷たかった

mam

…ア、ンナ、、

屋敷しもべ

A.S

あぁ…なんで、なんでこんなことにっ

私の全身は悲しみや苦しみで、体全身が震えた

抱きしめるのに必死だった

胸が張り裂けそうだった、

涙が次から次えと目から溢れた

その時…

私の涙の雫が

ポツンと、スノーの体に落ちた

するとーーー!

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