おれとおまえ

わかっている

おまえのことも、おまえがおれということも、

ようへいをふたり、おれも殺されそうだったんだ。しかたがない

わかっている。受け入れた。また次の戦争にいかねばならぬ。たべるためだ。赤子はころさないが　しごとゆえ、兵士は殺す、俺が不死身だとしても、仕事だから殺す　あいてに家族もいるだろう　恋人もいるだろう　愛する人がいるだろう　戦争はそういうものだ。だけど普通の人は耐えられない難で殺すのか。ただひとつもいえない。殺したら、殺したことにころされる。おまえがきえないのは、そういうことだろう

またあす戦争がある　あの花火みたいなミサイルの下にいかねばならぬ。