俺
スマホのカレンダーを見て ぽつりと呟く。
俺
そう、 遠距離恋愛を始めて早半年。
正直不安もあったが 今もメールのやり取りを続けている
俺
俺
俺
ニヤリと笑い スマホを手に取り、彼女とのメッセージを見る
俺
俺
俺は打っていた文字を 全て消し考える
俺
俺
俺
あれから約3週間後。 クリスマス当日
洋服や日用品など 様々なものが入ったバックを手に取り
新幹線に乗り込む
ここから東京は約1時間程度
窓の外の景色を見ながら 薄く笑った。
彼女の笑顔が脳裏に過ぎった
俺
駅から彼女の家まで 結構遠く、着いた時には外は真っ暗だった
息は白く
凍えるような寒さ。
けれど俺は気持ちが高ぶり 心はとても温かかった。
ピンポーン
インターホンの音が 鳴り響く
それと同時にタッタッタッと 走る音が扉の向こうで聞こえる
ガチャリと扉が開くと 温かい空気と花の香りが 鼻をくすぐる
彼女
彼女は俺の顔を見るなり 驚きが隠せないようで 目を見開いている
彼女
彼女
俺
驚く彼女を前に 悪戯っぽくニカっと笑う
部屋の中で 太くて低い声が聞こえてくる
彼女
彼女はとても動揺し青ざめた顔になる
俺
彼女の方にぽんと腕を預け 不思議そうに俺を見る男
俺
彼女
彼女
声を高らかに上げ まるでどこかの悪役のように笑う彼女
俺
俺は何があったかわからず混乱する
天使のような笑顔の彼女が 今悪魔に変わったようだった
彼女
彼女
指を立てリズム良く空気を叩く
彼女
彼女
彼女
温かかった心も一気に凍り
追い討ちにナイフで心をえぐられているようだ
彼女
彼女
彼女
大袈裟に肩を下げる
彼女
彼女
彼女
小さく薄く笑い手を振る彼女と 下に見るような冷たい視線を送る男
2人はバタンと大きな音をたて ドアを閉めた
俺
その音はこの恋と俺の人生の「終わり」の音がした
コメント
27件
辛っ…、、。 彼女の頭どうかしてるぜっ。
タイトルと真反対のストーリー…… 彼女殴ったろk((
彼女〜!!!!!! 見事な悪女っぷりだな(ㅎ.ㅎ )