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日曜日

私は家族と共に

近くの動物園にやってきた。

私には

早苗という、小4の妹がいる。

妹は動物園が大好きで

動物園に来ると

遊園地よりもはしゃいでいる。

早苗

動物園ー!

早苗

早く行こうよー!

早苗

お母さん遅いー!

母親

ちょっと早苗、早いって。

早苗

お母さんが遅いのー。

由佳

早苗、待ってあげたら?

早苗

えー、まあ、お姉ちゃんが言うなら···。

母親

ありがとうね、由佳。

由佳

どういたしまして。

早苗は

私とは正反対で

とても明るく、元気。

クラスの人気者らしい。

早苗の友達に聞いた。

妹との間にさえ

深い溝を感じる。

晴斗

由佳?

由佳

由佳

え、晴斗?

晴斗

こんなとこで会うなんてな!すげー!

嘘。

なんで晴斗が?

晴斗

俺、家族で来てんだけど、由佳んとこも?

由佳

そう。

晴斗の後ろには

両親らしき大人が二人と

小さな男の子が一人。

晴斗

こいつ、俺の弟の和樹。

和樹

こんにちは!

由佳

こっちは私の妹の早苗。

早苗

こんにちは!

早苗

おにーさん、イケメンねー!

早苗、いつからそんなことを言う子に···。

晴斗

そうか?ありがとな!

晴斗

早苗も由佳も綺麗だぞー!

早苗

うん!私もお姉ちゃんもきれー!

綺麗?

綺麗って

今言った?

どうしよう。

恥ずかしくて顔が合わせられない。

顔赤くなってるかも···。

晴斗

自分で言うなよ(笑)

動物園で会えただけでも奇跡なのに

褒められちゃった。

家に帰り

すぐさま日記帳に書いた。

5月7日

今日、動物園で晴斗に会った。

奇跡だと思う。

しかも、綺麗だって言ってもらえた。

今でも嬉しくて

胸がドキドキしている。

動物園でのことを思い出し

顔が少しニヤけた。

ああ。

恋というのは

少し楽しい。

続きます。 一人1♡お願いします!

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