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僕は元々庶民の中でも暗いが低い奴隷だった。

それでも生きてこれたのは魔法となにより母さんのおかげだ。

ある日僕は奴隷として他の公爵のところに売られる事になった。

ネオン

(また、か)

使い回しのモブ

おい、

ネオン

はい、なんでしょうか。

使い回しのモブ

お前の次の飼い主はとんだ我が儘令嬢だそうだ、よかったなwww

ネオン

ありがとう、ございます。(よくないだろ)

我が儘、か。

使い回しのモブ

ああ、それとお前の母親はここに残ってもらうからな

ネオン

へっ、

使い回しのモブ

へっ、じゃねえよ当たり前だろ

ネオン

そん、な

使い回しのモブ

ふっはははは!!!お前にはその顔がお似合いだよ

ネオン

使い回しのモブ

じゃあな

ネオン

かあ、さん

母親(ネオンの)

なぁに?ネオン

ネオン

母さんは、

これでいいの?

そう言おうとしたところで口を閉ざす

なぜなら母さんがとても苦しそうな顔をしていたから。

ネオン

母さんは、僕のこと好き?

母親(ネオンの)

ッ大好きよ!

ネオン

えへへ、よかったぁ

母親(ネオンの)

ほんとうにネオンは可愛いわねぇ

ネオン

母さんも美人だよ?

母親(ネオンの)

ありがとう、

使い回しのモブ

時間だ、

ネオン

…はい。

ネオン

母さん、

母親(ネオンの)

なあに?

ネオン

大好きだよ。

母親(ネオンの)

私は愛しているわ。

「幸せになるのよ。」

そう言って母さんは微笑んだ。

これが僕と母さんの別れだった。

アイアン

おお、きみがネオン君かな?

ネオン

…はい。

優しそうな人だった。だが問題は義母と義姉だ。

ミリアーン

あなたがネオンねぇーよろしくねぇ!気軽に呼んでねぇ!

ネオン

え、ですが…

ミリアーン

いいのいいのぉ!

すごく、優しそうな人だ…

ネオン

ほっ、ありがとう、ございます母上

ミリアーン

私もこんなに可愛い子が息子になるなんて嬉しいわぁ

アイアン

そうだ。そろそろユリアも呼ぶからまっててな

ネオン

っはい…

アイアン

!ニコッ大丈夫だ。優しい子だからな!

こうやって甘やかすから我が儘になるんじゃ?

ユリア

あ、あなたがネオン?

ネオン

は、はい、ネオンです。よろしくお願いいたします、

ユリア

よろしくね!私はユリアよ!分からないことがあったらなんでも聞いてね!

美人だなぁ、しかも。噂と少し違う?

ネオン

は、はいっ!ありがとう、ございます//

僕がこんな美人さんと姉弟になっていいのだろうか?

だがユリア様の次の言葉で僕は固まった。

ユリア

可愛いぃ♥️

ネオン

へ?//

んぇ?か、可愛いなんて母さんくらいにしか、言われたことないのに…

ユリア

あ、なんでもないわ…//

ネオン

(可愛い。絶対この人の方が可愛い。)

ユリア

これから仲良くしましょうね!

ネオン

はいっ!

この人に気に入られれば母さんと会えるのでは?

なんにしろこの人は公爵令嬢だし、

公爵も親バカっぽいし

愛想を振り撒けばいけるのでは?

だがそんな思いは三日で消えることになる。

ネオン

お姉ちゃん!

ユリア

なぁに?ネオン

リアノ

あの、ネオン様少々よろしいでしょうか。

ネオン

へ?あ、うん!

この人は確かユリアの専属メイドだよな

リアノ

ネオン様はユリア様のことをどう思いますか?

ネオン

どう思うって優しくて美人でいい人だと思うよ?

リアノ

それはそうですけれど、違います。

リアノ

私がいっているのは

「ユリア様をなにかを得る材料にしていませんか?」

ネオン

ッ!?

なんで、

ネオン

(完璧だったはずなのにー)

リアノ

当たり、ですかね

リアノ

責めるつもりはありません。

ネオン

なんで?僕は君の主人を…

リアノ

まぁ、私も最初はそう思ってましたしそうでした。

ネオン

(このユリアに完全服従なリアノが?)

リアノ

疑うならユリア様のもとへいけばいいですよ。

リアノ

少なくとも私は気持ちが楽になりました。

そう言ってリアノはユリアのとこにいった。

コンコン

ユリア

誰かしら?

ネオン

ぼ、ぼくです。あの、夜分に失礼致します。

ユリア

ネオン!どうぞ!

ネオン

(危機感無さすぎだろ…)

ユリア

で、どうしたの?

ネオン

話が、あって

ユリア

…聞くよ?ゆっくりでいいから話してごらん?

大事な話のようだわ。私なんかになにかしら

ネオン

ごめっんなざっごめんなさいっポロポログスッ

ユリア

え?へ?大丈夫、大丈夫だから、

そんな悪いことされたかしら?なにが?

ユリア

あなた可愛いんだから泣いちゃ台無しよ?

ネオン

うぅっポロポロ

ユリア

(まぁ、泣いても可愛いんだけどね)

ネオン

ぼ、ぼくっお姉ちゃんのこと騙してっグスッ

ユリア

騙して?

ネオン

ヒッグ母さんとっ会いたくってっ

ユリア

!!

私はその一言ですべてを理解した。

ユリア

(私に気に入られれば母さんにあえるかもと思ったのね)

ユリア

(まあそうよね。男とはいえまだ8歳。子供なのよね)

ユリア

…ヨシヨシ

ネオン

へ?

ユリア

そう思うことなんて当たり前よ。私も思うかもだわ

ネオン

僕が非情だと思わないの?

ユリア

思わないといったら嘘になるわ。だけど別に私が嫌いでやったわけではないのでしょう?

ネオン

うん。グスッ

ユリア

それならいいわよ

ユリア

それより、あなたが悲しむ方が見ていられないわ。だって

「あなたはこんなに家族を大切に思っているでしょう?」

ユリア

あなたが、気にやむことではないのよ

ネオン

ぅ、

ユリア

苦しいときはいっぱい泣いてお姉ちゃんに甘えなさい!

ネオン

うわぁぁぁぁん!ポロポログスッヒッグ

ユリア

ヨシヨシ(こんな小さい子でも、こんなに我慢しなければならないのね)

ユリア

大丈夫。いつも私が側にいるわ。あなたは一人ではないのよ。

ネオン

ッ!ありがとうっございますッニコッ

ユリア

やっぱりあなたは笑顔の方が可愛いわギュー

ネオン

へっ///お姉ちゃんの方が可愛いよ…

ユリア

ふふ、ありがとね

ユリア

私はずっとあなたが大好きよ

あなたがいつか、私を嫌いになったとしてもね。

ネオン

僕もっ!お姉ちゃん大好き!

ユリア

(可愛いぃぃぃぃ!!!)

ユリア、ネオン攻略完了。(ネオンシスコン化)

アレン

無自覚タラシかよ。

知らぬところでそういわれるユリアであった。

乙女ゲームの悪役令嬢になったけど二度も死にたくありません!

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