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凪 誠士郎

大丈夫?

誰かがそう声をかけてきた

勿月 美草

(この声聞き覚えがあるような)

勿月 美草

え…?

思わず口に出た

凪 誠士郎

勿月 美草

今、授業始まってますよ

凪 誠士郎

そうだね

勿月 美草

早く、行かなくても良いんですか?

凪 誠士郎

だって、体育とか面倒くさいじゃん

勿月 美草

先生に怒られますよ

凪 誠士郎

別に気にしない

勿月 美草

そうですか

立とうとするがフラついた

凪 誠士郎

危な

フラついたところを支えてもらった

凪 誠士郎

無理して立たない方がいいよ

勿月 美草

授業に行かなきゃいけないので

凪 誠士郎

そこまでする?

勿月 美草

サボるわけにもいかないので

凪 誠士郎

…じゃぁ、俺がサボりたいから付き合って

勿月 美草

え…

勿月 美草

なぜ、保健室に?

凪 誠士郎

君がフラフラしてるから

凪 誠士郎

後、ベッドで寝れるから

勿月 美草

私を口実にサボらないでください

凪 誠士郎

今日、朝から体調変だったのによくやるよね

勿月 美草

(気づいてたんだ)

勿月 美草

疲れてるだけです

勿月 美草

少しゆっくりすれば治ります

凪 誠士郎

あんなにフラフラなのに?

勿月 美草

大丈夫です!!

勿月 美草

(本当は全然大丈夫じゃないけど)

凪 誠士郎

ふーん

凪 誠士郎

まぁ、いいや

勿月 美草

ところで、先生は?

凪 誠士郎

何か用事があるから今いないらしい

凪 誠士郎

サボるには好都合✌️

そう言い私にピースをした

勿月 美草

そんなに授業嫌なんですか?

凪 誠士郎

うん

凪 誠士郎

だって面倒くさいじゃん

勿月 美草

毎授業、寝てる人がよく言いますね

凪 誠士郎

つまらないし

勿月 美草

はぁ

こんな事を言っているがこの人は毎回のテストでは高得点をとっている

勿月 美草

羨ましい限りですね

凪 誠士郎

何が?

勿月 美草

いえ、何も

本人は自覚がないみたいだ

勿月 美草

(私がどれだけ頑張っても勝てない)

この人が本気を出したらきっと

勿月 美草

(想像もしたくないな)

凪 誠士郎

ねぇ、君ってどこの人?

そう私に問いかけてきた

勿月 美草

どこの人とは?

凪 誠士郎

ほら、ここってお金持ちの人しかいないじゃん

勿月 美草

別に普通の家ですけど

凪 誠士郎

そうなの?

ここ白宝高校は超有名進学校だ

周りを見ればお嬢様、お坊ちゃんがゴロゴロといる

そんな中私は学力だけで来た

凪 誠士郎

でも、いつも一緒にいる人はどこかの社長の娘だよね?

勿月 美草

まぁ、そうですね

きっとサラの事だろう

サラは家が金持ちの社長令嬢だ

凪 誠士郎

何か俺と玲王に似てるね

勿月 美草

似てるかもですね

そうは言ったが似てるわけがない

だって私はあなた達みたいに

身体が強いわけじゃないから

どうも〜

これが何故第1話で止まっているのかそれは考えるのが面倒くさかったからです

自分で言うのもあれですが、自他共に認める超面倒くさがりなんですよ

考える気力もなかったので諦めました

多分、面倒くさがりの部分では凪といい勝負できますよ

それでは!!

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