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第2話 - 2話幼馴染と過去

227

2021年09月06日

#僕のヒーローアカデミア

#ファンタジー

#青春恋愛

#コメディ

⋆⸜ ⚘ ⸝⋆

緑谷出久

夜月さん、ごめんね。個性について詳しく聞いてもいい？

藍

私の個性...？何故？

緑谷出久

あ、ごめんね💦人の個性をどう活用するかとか、そういうの、考えるの好きなんだ。迷惑だったかな？

藍

別に、良いけど

藍

聞いても良いことなんて無い。

緑谷出久

そんなことないよ！すごく強い個性だし、人を沢山守れるし、かっこいい！

藍

...そ、う

爆豪勝己

さっきからギャーギャーうるっせんだよクソデク！！

緑谷出久

あ、ごめんかっちゃん！

藍

...個性について話すわ。

緑谷出久

！！

緑谷出久

ありがとう！

藍

...さっきも言ったけど、私の個性は想像、魔法のようなもの。頭の中でイメージが完成すれば、それをなんでも具現化できる。

藍

治療も、火も水も風も。大体のことは1度イメージしたことがあるから覚えてる。すぐに発動可能よ。

藍

でも、初めてやるものだったり、未知のものを想像する時、イメージに時間がかかったり、発動しないことがある。

藍

それに加えて私には魔力という物が存在する

藍

魔力が切れると個性は発動しない。つまり、限界ってこと。でも私は魔力量が多いから、滅多に魔力が切れることは無い

緑谷出久

すごい...

藍

ちなみに私の身体能力が高いのは色々と慣れていたから。それに、個性で身体強化のイメージが出来ればもっと身体能力をあげることが可能だと思う。

藍

今のところはこんなものよ。

緑谷出久

ありがとう！！凄く強い個性だね...夜月さん自体の身体能力、反射能力とかも高いからこのクラスで1番強いかも...

爆豪勝己

あ"ぁ"！？俺が女に負けると思ってんのか！

緑谷出久

え、あ、いやそういう意味では...

？？？

お前ら、何の話だ

クラスのみんな

！！

緑谷出久

轟くん！？

爆豪勝己

ﾁｯ、もう来やがったのかよ

緑谷出久

大丈夫？体の方は

轟は怪我で休んでいた設定

轟焦凍

あぁ。それより、さっきから何を...

藍

轟...？

轟焦凍

！！

轟焦凍

お前、藍か？

藍

焦凍...なのね

轟焦凍

お前がなんでここに、ヒーローやるなんて一言も...

緑谷出久

2人とも、知り合い？

爆豪勝己

ふん、仏頂面がよく似てやがる

藍

.....た...ない

轟焦凍

なんだ？

藍

ヒーローになりたかった訳じゃない。

轟焦凍

...そうか。

轟焦凍

ともかく、同じ学校なんだ。これからよろしくな

藍

...うん

相澤消太

おい、夜月。ちょっと職員室に来てくれ

藍

分かりました。

藍

じゃあ、行ってくるから

轟焦凍

おう

緑谷出久

後でね！

ガラガラ...ﾋﾟｼｬﾝ

緑谷出久

轟くん、夜月さんと知り合いだったんだね

轟焦凍

おう、一応幼馴染だ。ところで、あいつがなんでここに？

緑谷出久

家の事情とかで最近転校してきたんだ！夜月さん、個性凄いよね！

轟焦凍

個性？

轟焦凍

あいつ個性使えなかったはずだが...それに、昔はよく笑うやつだったのに。いつからあんな...

爆豪勝己

よく笑うだぁ？ふざけんのも大概にしろよwあの顔見て何いいやがる

芦戸三奈

まあ、たしかに。よく笑うってイメージは無いなぁ、綺麗だし、笑ったらすごく可愛くなると思うけど

轟焦凍

そう、なのか...?

緑谷出久

うん、それより、昔は個性が使えなかったってどういうこと？

轟焦凍

あぁ、あいつは昔個性が使えなかった。正確に言えば、自分の力に恐怖を抱いて力を使えなくなった。

緑谷出久

でも、今は普通に...それに、どうして自分の個性を恐れるようになったの？そんな危険な個性ではないと思うけど...

轟焦凍

それは...俺から話していいのか分かんねぇ

緑谷出久

そっか、そうだよね

爆豪勝己

ﾁｯ、自分の個性を怖がるなんてヒーローどころじゃねぇな

轟焦凍

それより、あいつ家の事情って...

轟焦凍

前聞いた話だと、あいつ今一人暮らしらしいけど

緑谷出久

え？

麗日お茶子

1人なの！？

蛙吹梅雨

最近犯罪件数が増えてるから心配ね

芦戸三奈

寮に入ってくれたら良いのになぁ...

耳郎響香

それいいじゃん！誘おうよ！

八百万百

でも、夜月さんにも事情があるのかもしれませんわ

八百万百

誘う分に良いと思いますが、あまり強引にならないように...

芦戸三奈

考えすぎだって！笑誘うだけだからさ！いいっしょ！

ガラガラ

藍

...

芦戸三奈

あ！戻ってきた！

緑谷出久

何の話してたの？

藍

個性について聞かれただけ。

轟焦凍

おい、後で話があるんだが...

藍

わかった。放課後聞くよ

芦戸三奈

ねーねー藍ちゃん！

芦戸三奈

学校の寮に入らない？

藍

寮？どうして？

麗日お茶子

一人暮らしって聞いて...心配だからさ！ほら！寮だとなんの心配もないし！

藍

...せっかくのお誘いだけど、断っておくね

芦戸三奈

そっかぁ残念！

蛙吹梅雨

最近犯罪件数が増えてるから気をつけるのよ

藍

...？うん

その後も授業が終わり放課後

藍

焦凍...話って？

轟焦凍

ここじゃ話しずらい。場所移動してもいいか？

藍

いいよ

藍

屋上...

轟焦凍

こんなとこまで悪ぃな。どうしても聞きたいことがあったんだ

藍

...何？

轟焦凍

お前、何があった。

藍

別に...

轟焦凍

昔はもっと笑ってたぞ。個性だって、いつから使えるようになったんだ？

藍

...

轟焦凍

俺にも、話したくねぇのか？

藍

いい、話す。でも、この話は誰にも話さないで。

轟焦凍

分かった。

藍

...今から10年前、ちょうど焦凍と離れ離れになった時、それからだった。

―――――――――――――――――

藍

これで全部。

轟焦凍

俺がいねぇ間にそんなことが...何も知らなくてごめんな

藍

別に。焦凍だってお父さんからの厳しい教育に耐えてたじゃない。

藍

それに、私が笑わないのも、ここに入ったのも私の意思。あの人たちは関係ない。

轟焦凍

そう...か。

藍

でも、焦凍とは再開出来て良かったかも

轟焦凍

俺もだ。

藍

...戻ろ

轟焦凍

そうだな

藍

焦凍。

轟焦凍

どうした？

藍

ありがとう

轟焦凍

俺は別になんもしてねぇけど

藍

...焦凍は、××××××だよ...( ˊᵕˋ )

轟焦凍

悪ぃ、風邪で聞こえなかった。もう一度.....

轟焦凍

！！

焦凍の目には優しく微笑む藍がいた。が、その少女の目には光など、希望など微塵も残っていないようだった。

轟焦凍

...なんかあったら言えよ。

藍

...何が？

轟焦凍

いや、、戻るぞ

藍

うん。もう帰らなきゃね

緑谷出久

今、なにか聞こえたような...

緑谷出久

気の所為かな？

麗日お茶子

デクくん〜！そこで何してるの？早く寮戻ろ！

緑谷出久

あ、うん！///(近いっ)

―――――――――――――――――

爆豪勝己

.....ﾁｯ

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