🎤🦈短編集

とあるオプチャでみんなで書こう！ という話になりまして。 書きます！！ ※最初付き合っていない設定

秋らしいオレンジに染まった空に

風と共に靡く 美しい黒色の髪

差し出された手は

細く

真っ直ぐで

すぐにでも掴みたかった

俺の気持ちはわかりきっているはずなのに

顔が熱くなって

手が震えてしまう

返事を詰まらせる俺に 顔を合わせる青色

不安そうな顔色を見ると 自分が嫌になった

俺に背を背ける彼の瞳からは 透明な雫が溢れていた

言いたいのに言えない

口を開いても 声が出ない

俺も...すき...

孤独に満ちた姿

消えてしまいそうな声色

俺は無意識に服の袖を掴んでしまった

k n は目を見開いて 俺に飛びつく

しんじゃいそうなほど 自分顔が赤くなるのがわかる

彼の体温

首元に触れる指先

愛を感じ

恋に揺られ

弱々しい力で手を彼の背中に回す

自分からは言えなくて

返すように愛を伝えてしまう

たったの2文字なのに。

それでもいつかは言えると思った

慣れて赤面してしまうのも治るって

k n は積極的に愛してくれる

対して俺は消極的で いつも優しさに甘えてばかりいた

「すき」 も言えないまま 日を重ねていく

まともに顔見るだけでも恥ずかしいのに...

飽きられるんじゃないかって焦って 頑張ろうとはしている

けど...

ゆっくり喋る俺に 微笑みかけて待ってくれる k n

俺にはもったいないくらいの人

十分な程に伝わっている

温かい言葉に 思わず涙が出る

真っ直ぐな青い瞳に 吸い込まれそうになる

愛されてるなぁ...w

やっぱ...、

かっこよくて

眩しいあなたが

誰よりもすき。