何時からこんな傲慢になったのか、今ではもう分からない
ただあっちゃんを自分だけのものにしたくて、堪らなく苦しくなる
その衝動を抑えようとはするけれど、あっちゃんを前にすると自制すら効かなくなる
馬鹿で愚かで、どうしようもない妖怪
醜くて穢らわしくて、自分でも嫌になる
ググ…(首絞
蘆屋道満
烏丸蘭丸
烏丸蘭丸
蘆屋道満
グッ…
蘆屋道満
自分でも何を言っているのかよく分からない
あっちゃんが言ってる事は正しい
僕の言ってる事は全て嘘
あっちゃんは守れない約束なんてしない
そう、頭では正確に判断出来ているはずなのに、口は矛盾した事ばかり言う
……このままじゃ、もっとあっちゃんに嫌われてしまう
…あっちゃんの心が離れて行ってしまう
それを恐れているのに、何故自制が出来ないのか。そう自分に何度問い質しても分からないのだ
烏丸蘭丸
殺して欲しい
僕の心はこの言葉で埋め尽くされている
これ以上傷付ける前に、嫌われる前に…、あっちゃんの手で全て終わらせて欲しい
僕を、止めて欲しい
……そして長らく願い続けて来た僕の夢は、叶いそうになった
ガラッ
烏丸蘭丸
シーン…
部屋に何故かあっちゃんが居なかった
足枷と手錠を付けて、出られないように拘束していたはずなのに
……すると後ろから突然人の気配を感じた
蘆屋道満
烏丸蘭丸
僕の首には刃物が突き立てられていた
蘆屋道満
それは脅しではなく、本当に僕を恨みきって殺そうとしている顔だった
蘆屋道満
蘆屋道満
烏丸蘭丸
解放してあげたい
…でも僕はきっと、死なない限りあっちゃんを諦めきれない
きっと、ずっと同じ事を繰り返してしまう
だから__
烏丸蘭丸
蘆屋道満
烏丸蘭丸
蘆屋道満
烏丸蘭丸
最期はあっちゃんの手で、終わらせて欲しい
コメント
2件
泣いちゃう( ;∀;)続きが楽しみです!!