コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
実行日前日の夜中
side暦
私は今、紫耀に内緒で外を出歩いている。
理由は2つ
1つは、ラブホ街に頻繁に出入りしているという仁田川の顔を特定する為。
もう1つは、岸先輩に会う為。
紫耀には申し訳ないけど、これは私が知りたいことだから。
そう自分に言いかけてラブホ街を進む…
男A
突然話し掛けられた
男B
暦
そう言って離れようとしたが…
男A
男が腕を掴んで離さない…
暦
???「すみません、俺の彼女なんで。」
暦
男A
男B
ジン
突如現れたジンに手を繋がれ歩き出した。
ジン
暦
暦
ジン
暦
ジン
ジン
暦
ジン
ジン
めっちゃ笑ってる…
暦
ジン
暦
ジン
ジン
あ、結構毒舌タイプ…?
ジン
暦
周りがくっつきまくる人ばっかだったから、なんか新鮮…。
暦
ジン
暦
暦
ジン
ジン
暦
ジン
ジン
暦
ジン
ジン
6年前
sideジン
俺達の関係が築かれ始めたのは高1の時。
俺が多重人格だと知った日。
主治医となった仁田川の言う事なんて耳に入らなかった。
たぶんこの歪んだ考え方が本来の俺で。
家族や友達に見せる俺は虚構の自分。
ジン
自分は何者なのか。
それぞれの人格は何を意味しているのか。
わからないまま進む…真夜中の東京。
東京は気が楽だ。
誰も俺に興味なんてない。
あぁ…たぶん本来の俺の人格は、東京が好きなんだな…なんて。
そう考えていると…
ドンッ…!!!
ジン
物凄い衝撃が俺を襲いかかった。
紫耀
そう…これが紫耀との出会い。
ジン
紫耀
紫耀
ジン
紫耀
ジン
???「紫耀くーん!戻りなさーい!」
紫耀
ジン
そうやって俺達は得体の知れない誰かから逃げた。
ジン
紫耀
ジン
紫耀
ジン
紫耀
ジン
なんちゅー行動力…
紫耀
紫耀
ジン
もし多重人格の事を君に話したら…
君は俺のことどう思うんだろう…
紫耀
ジン
紫耀
ジン
紫耀
ジン
ジン
俺は多重人格の事を話した。
紫耀
ジン
紫耀
ジン
自分が話せって言ったのに…
紫耀
ジン
紫耀
紫耀
紫耀
ジン
それ…聞く意味ある?
紫耀
紫耀
紫耀
紫耀
ジン
紫耀
紫耀
紫耀
紫耀
紫耀
ジン
ジン
紫耀
ジン
ジン
紫耀
紫耀
紫耀
俺は紫耀から紫耀の過去について聞いた。
紫耀の過去は壮絶だった。
激しい児童虐待の末転がり込んだ養護施設で
施設内の人間から酷いいじめを受け
今に至るらしい。
紫耀は、悲しみを感じないんじゃない。
悲しみという感情が何かわからないんだ。
紫耀
世の中って面白いよね
こんなに、「女を信じない」って言ってた紫耀が
後に俺の従姉と共依存の関係になるなんて。
やっぱ人間観察はやめられないわ。