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マフィアに買われました(^^)

第26話 - 街と共に

610

2024年11月21日

#我々だ

#日常組

#らっだぁ運営

#コメディ

翡翠‪‪‪✝︎✳️✝︎@低浮上

カイ

スタート

カイ

…あのー…

クロノア

んー？

カイ

なぜ僕がこんな所に来ることになったんでしょうか…

クロノア

いやー、さっき話したでしょ？

カイ

絶対場違いですよ…

クロノア

そんなことないって！

カイ

うう…

クロノア

君はあの有名な日常組の補佐として来てるんだから！ほら、自信持って！

カイ

…

グルッペン

なんだ、もう入ってたのか。

クロノア

ええ。

ゾム

カイ…

カイ

…

ゾム

ｯ……

オスマン

やあ、また会っためぅね

カイ

ﾋﾞｸｯ…

カイ

ｯ…（この人…やっぱり怖い…）

クロノア

…では、特に話すこともないですし私たちはこれで。

クロノア

行こう。

カイ

あ…はい。

カイ

（察してくれたのかな…）

グルッペン

…圧をかけるなと言っただろう。オスマン。

オスマン

…だって…

グルッペン

あまり刺激するな。クロノアが何をしでかすか分からんからな。

ゾム

…

グルッペン

ほら、ゾム。しっかりしろ。

ゾム

…わかった…

カイ

…すみません、先程は助けていただいて…

クロノア

ん？なんの事？

カイ

…（優しいな…）

カイ

（って、ダメダメ。そんな考え持っちゃ…）

カイ

（また、裏切られるかもしれないし…）

クロノア

…向こうで何されたとか何があったとか俺は知らないけど

クロノア

そういうのは言っていいんだよ。

カイ

え…？

クロノア

｢今からクロノアに向かって綺麗事を言うつもりは無いし俺は綺麗事が嫌い｣

クロノア

｢だって叶えられない嘘ばっか並べた言葉でしょ？綺麗事って。｣

クロノア

｢でも、その嘘の中にも真実ってものが一つや二つあると思うんだよね。｣

クロノア

｢だから、全部綺麗事ばっか並べる必要ないと思う。ただ、その中に本音が混じってさえいればいいんだよ。｣

カイ

…

クロノア

この言葉に聞き覚えは？

カイ

いえ…

クロノア

…いつだったかな…

クロノア

言ってくれたんだ、昔。らっだぁが俺にね。

クロノア

たしか…俺が日常組のボスになってから初の首脳会議の時だったっけ。

クロノア

まだあの時はぺいんとに任せてなかったからね。俺がやってたんだけど…

クロノア

その一言がどうしても忘れられなかったんだ。

カイ

その話をどうして今急に？

クロノア

何か余計なこと考えてそうだから。

クロノア

頭の中の雑音を消すには手っ取り早いでしょ？この言葉。

カイ

…凄いですね。僕のことなんて全部、お見通しで…

クロノア

…俺にだってわかんないことはあるよ。

クロノア

例えば…

クロノア

カイが俺のことどう思ってるのか…とかね？

カイ

えっ

クロノア

あっはは、冗談冗談！

クロノア

ま、気楽に行こうよ。

カイ

…はい。

カイ

（嘘かホントか分からないから…この人は恐ろしいんだ…//）

ゾム

…

グルッペン

あからさまに不機嫌だなお前は

ゾム

だってアイツら…楽しそうにイチャついてる…

オスマン

ゾムの恋人ではないめぅよ

ゾム

そうやけど！そうやけど…

グルッペン

ﾊｧｰ…いい加減立ち直れ。あいつの代わりなんていくらでもいるだろう。

ゾム

…

ゾム

カイ…

カイ

…あれ…

カイ

クロノアさん。

クロノア

なぁに？

カイ

もしかして、あの人じゃないですか？

クロノア

ん？

クロノア

…本当だ、資料で見た顔と同じ。

クロノア

よく見つけたね。ありがとう。

カイ

いえいえ…

カイ

（褒められた…!!）

クロノア

あ、移動する。

クロノア

見失わないようにして、後をつけよう。

カイ

了解です

派遣された大工

ーーー〜〜ー！

カイ

（外…？）

クロノア

ｸｲｯ（もう少し近づいてみよう）

カイ

ｸﾞｯ（了解です）

派遣された大工

だーかーら！今はパーティーにいんだって！

派遣された大工

あ？ハプニング？

派遣された大工

知ったこっちゃねぇよお前らがなんとかしやがれ！

カイ

（揉め事かな…）

派遣された大工

じゃあな！ｶﾞﾁｬｯ

派遣された大工

はー…本っ当に…

派遣された大工

トランシーバーなんか持ってくるんじゃなかったぜ…

カイ

（誰と会話していたんだ…？）

クロノア

小声（行ってみよう）

カイ

（了解です）

グルッペン

…あいつらは？

ゾム

ん？

ゾム

…おらん！？

オスマン

さっき外に出ていっためぅよ

グルッペン

…ゾム、オスマン、様子を確認してきてくれ。

グルッペン

それとなにか異変があればインカムで俺を呼べ。

ゾム

ハイル、グルッペン

オスマン

ハイル、グルッペン

クロノア

すみません、少々お時間よろしいでしょうか。

派遣された大工

え？ああ…

クロノア

実は…私たちとある人物を探しておりまして…

クロノア

ここ数ヶ月の間に建築された…または、新しく修理された館などはございますでしょうか。

派遣された大工

館？えー…

派遣された大工

…そういえば1件あったな。

カイ

（クロノアさん！）

クロノア

（待って。まだ決めつけるのは早い。）

クロノア

よろしければ名前を…

派遣された大工

えーと…たしか…

派遣された大工

神山？みたいな名前の館を修理したな…

カイ

クロノア

…その修理を依頼した人物を探しているんです。

派遣された大工

依頼した？

派遣された大工

言えるには言えるが…先にあんたらの名前を教えてくれ。

派遣された大工

大工にも守秘義務ってもんがあるんでな。

カイ

（クロノアさん…）

クロノア

…これは申し遅れました。私の名前はノアと申します。そしてこちらが蘭です。

派遣された大工

ふーん…

派遣された大工

ま、いいぜ。

派遣された大工

そいつの名前はな…

派遣された大工

なんとy"

ﾊﾟｱﾝ

クロノア

─────は？

カイ

ﾋｭｯ

カイ

（い、いま…）

カイ

（めっ、目の前で人が…!!）

クロノア

ﾊﾞｯ!!

クロノア

…逃げられた…

カイ

あ…あ…

クロノア

!!カイ！

あ"あ"あ"あ"あ"!!

グルッペン

（大丈夫だろうか…）

あ"あ"あ"あ"あ"!!

グルッペン

!!何事だ！？

グルッペン

（まさか…）

ゾム

【…ｼﾞｼﾞｯ………ン。……】

グルッペン

【ゾム！】

グルッペン

【なんだ？一体何が起こった？】

ゾム

【…だ。】

グルッペン

【なんて？】

ゾム

【…死んだ。クロノアさんが追ってた人…】

グルッペン

死んだ…？

ゾム

【目の前を、銃で撃たれて…】

グルッペン

【じゃあ、あの悲鳴は…】

オスマン

【いや、それは違う。グルッペンが聞いたのはカイの悲鳴や。】

グルッペン

【…殺人か…】

グルッペン

【十中八九、その大工に対する口封じのためだろうな】

ゾム

【…俺…】

グルッペン

【どうした？】

ゾム

【あの人殺した犯人分かった…】

グルッペン

【なっ…！？】

ゾム

【多分…いや、絶対そうやと思う。】

グルッペン

【誰だ！？】

ゾム

【あの射撃の腕前…間違いない。】

ゾム

【殺したのは】

みどりさんや

クロノア

その後はもう大変だった。

クロノア

カイは気を失ってその場に倒れるし、駆けつけた警察から人殺しの濡れ衣を着せかけられた。

クロノア

幸い、ゾムさんとオスマンさんの証言もあって無事に容疑は晴れた。

クロノア

それから翌日、再び我々組に行き情報を共有してもらった。

クロノア

「みどりさんが犯人｣という証言を裏付けるために色々聞いていたら、思わぬ事実が発覚した。

クロノア

実はゾムさんは昔、運営組に見習として数ヶ月ほど滞在していたということが明かされた。

クロノア

そして、｢這い寄る脅威｣と呼ばれるようになった所以であるあの射撃の腕前は、その時まだ同じ見習いだったみどりさんから教わったらしい。

クロノア

なんでも、｢あの僅かな街灯しかない中、ライトも使わず正確にこめかみの部分を撃ち抜けるのは世界中探してもどりみーしかおらん｣との事らしい。

クロノア

しかしまだ決定的な証拠にはつながっていない。

クロノア

あの時大工は何を言いかけたのか、そして…

クロノア

彼は運営組の最高幹部が直々に手を下すほどの大物だったのか。

クロノア

それとも、なにか知られてはいけないことでもあったのか

クロノア

それらの疑問を解決するために、しにがみくんに無理を言って工事に関わった全ての人間をリストアップしてもらい、その中で工事責任者など依頼主を知ってそうな人々に声をかけようとしていた。

クロノア

そしてまた事件は起こる。

クロノア

なんと、工事責任者から棟梁まで、既に死んでいるというのだ。

クロノア

それも全て"射殺"で

クロノア

意味がわからない。何故そこまでする必要があったのだろうか。

クロノア

それとも知られたくない何かを、亡くなった人たちは知っていたのか。

クロノア

どちらにせよ、真相は闇の中である。

おまけ

カイ

…なんですか？これ。

クロノア

あー…なんというか…

クロノア

まあ食べてみな

カイ

…？いただきまーす…

カイ

…ただのスープじゃないですか。なんか変な味がしますけど。

クロノア

そう？ならよかった。

カイ

それで、これなんなんですか？

クロノア

…知らない方が幸せかもよ

カイ

えー…

クロノア

（言えない…カイが食べてるスープに…）

クロノア

（ツバメの巣が入ってるなんて…）

カイ

…（知られたくないことなのかな…まあいいや。）

カイ

（食べれればそれでいいし。）

後日、真相を知って再び気絶することになるのだった

この作品はいかがでしたか？

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初コメ失礼します！ずっと前からこの作品を見させて頂いてて、初めてこんなに面白いと思ったしなんか…ゾワッてした作品でもあります！ ~他の作品のクロノアさんとかって、めっちゃ穏やかで「優しい」ってイメージがあるんですけど、この作品のクロノアさんは、「少し抜けてるけど冷静で重い雰囲気がある」って感じでしにがみさんとかもいつもおちゃらけてる感じだけれどもこの作品では「語彙力があり、ハッキングとかに詳しい」

翡翠‪‪‪✝︎✳️✝︎@低浮上

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