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sm視点
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すぐ傍のベッドで スヤスヤと寝息を立てて寝ている ぶるーくを見る
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…昨日は気づかなかったが この青年は、なんて美しい整った顔立ちを しているのだろう
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自然と口から声が漏れていた 情は抱かないと決めたはずなのに 覚悟が足りていなかったのだろうか
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柔らかな茶髪がふわりと揺れる 水色の瞳は宝石のように澄んでいるのに そこに浮かぶ笑みは甘く、俺を誘っている
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とろけるような猫なで声が耳を撫で 背筋に震えが走る そのまま体を預けてしまいそうになる
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少し語気が強かっただろうか しかしこちらも ぶるーくの力に対抗しようと必死なのだ
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彼といると気が狂いそうだ 早くここから出たい
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その悲しそうな声を聞けば もう、何も言えない
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怒ってよ 恨んでよ 殺したいほど憎んでよ そうしてくれるならどれだけ楽なことか 頼むから、最期まで悪人でいさせてくれ
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やめて、言わないで 続きを、言わないで 何か…自覚してしまうから
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思い出してしまった 蓋をしていた記憶 なんでここまでぶるーくに 情を抱いて、 断ち切ろうとしても切れなかったのか ようやく理解できた
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ぶるーくの言ったことを強く否定した 聞かなかったことにしよう 何も無い、俺たちには何も無かった、
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"まだ会ってちょっとしか経ってない" その言葉に胸が締め付けられるような 感覚がした
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俺はポケットから注射器を取り出す 錠剤は昨日使ったから、 警戒して飲んでくれないだろう 仕方がない
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これから寝不足が続きそうだ もう、何でもいいからはやく、 終わりにしてくれ