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6 - 女の子だと思ってたのに…(BL)

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2025年05月10日

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リョウ

かなた

それでわれつらごー!

リョウ

突然だが

リョウ

俺は会社をクビになってムシャクシャしていた

リョウ

(みーつけた♡)

そんな時、奇遇なことに公園のブランコに1人でいる女の子を見付けた

意気消沈してるときに都合よくこんなに可愛い子(多分放置子)に出会えるなんて、運命の出会いとしか思えなかった

リョウ

あっ、ね、ねぇそこの君…!

かなた

えっ!?なんですか?

リョウ

君、こんな遅い時間に一人でなにしてるのかな?

かなた

………、

ショートヘアでボーイッシュだがだからこそ、どこか寂しそうな表情がリョウの性癖に突き刺さった

リョウ

無理に聞こうとは思わないから大丈夫。お父さんやお母さんは心配してないの?

かなた

(…コクコク!)

リョウ

じゃ、おれん家でいーっぱーいうまいメシ食おうな♡

かなた

ふむっ!もぐもぐ!

リョウ

(わぁーすっげー食いっぷり♪ほんと可愛いなぁ子供って//)

余り物の惣菜を適当に卵でとじた雑なたまご丼だったが、彼女は喜んで平らげてくれた

リョウ

本当に家に帰らなくて大丈夫なのか…?

かなた

(コクコク!)

リョウ

信じていいよな?そうじゃなかったら俺は子供に手を出した変態として全世界に公開処刑だからな!?(どっちにしろ既にアウトじゃボケ!)

かなた

お兄ちゃんと一緒にいたい……

リョウ

ちょ…

この表情とキメ台詞で即落ちした

ぜってー幸せにする!

リョウ

(とんでもねー小悪魔放ろっちまったな……)ま、そろそろ風呂でも入ろうか?

かなた

うん!

リョウ

(変態紳士たるや、いまここで行動を起こしてはならない!)

リョウは脱衣場で中を覗きたい、何なら乱入したいのを必死に堪えていた

千載一遇のチャンスを絶対にふいに出来ないからである

徹底的に優しい大人のふりをして、あの子を振り向かせて、そして……

かなた

お兄さんどうしたの?

リョウ

あっ…!?ああ、ごめん

気が付けば腰にタオルを巻いただけの美少女がそこにいて……

リョウ

(っつか!女の子のくせに上丸出しとかいくらなんでもワイルドすぎんだろが!!)

かなた

??お兄さん気分悪そうだけど……

リョウ

あっ、いや、ちょっとな!大丈夫!着替えそこに置いてあるからゲームでもして待ってて!

適当に誤魔化してリョウは風呂場に逃げた……

かなた

どっどうしよう//

かなた

今のお兄さんならやりたい放題ってことじゃん//

悶々していたのは悪い大人だけではなかった

このクソガキも同じく……

リョウ

ふぉーおおっ

かなた

わっ!

リョウ

んだよ?

かなたの前には肌着とパンツだけで濡れ髪の年上の男性がいて

多感な年頃の少年にはそれさえも十分な刺激である

リョウ

ま、いーや、仲良くするのはいくらでも時間あるし!俺は今日はもう疲れたから寝るわ!

かなた

ええっ…

リョウ

おっさんはすぐに疲れて寝たくなるの!ああ、でも

かなた

リョウ

こんなタイミングまで名前も知らないのもまずいと思ってな

リョウ

俺はリョウってんだ。君は?

かなた

か……な……t

リョウ

かなちゃん?顔に似合ってすっげー可愛い名前だな!

かなた

あっ、えと、うん……

本当は違うのだが、リョウが嬉しそうに言うので、このままでもいいやとなってしまったかなたであった

リョウ

あ、やべぇ

リョウ

寝るとこ1つしかなかったんだ

リョウ

俺床に適当に何か敷いて寝るから、かなちゃんはベッドで寝て

かなた

いいよ…?リョウさんとなら同じ布団でも//

リョウ

ああっ!?

リョウ

(いや待ってなにこの誘い受けのメスガキまてまてまてまてまてーい)

フリーズするリョウと寂しそうにそんな彼を見上げる美少女(♂)

鈍いリョウは相変わらず美少女(♂)の前で紳士でいようとする

リョウ

あのな、だからな、親子でもない大人と子供が一緒に寝たら俺の人生が終わるの!

リョウ

(ムシャクシャしてゆーかいなんてしておいて今更だが)

リョウ

(もう過去には戻れんしなぁ。ましてこんな夜遅くに外に出すなんて論外だ)

リョウ

とにかく!俺は床!かなちゃんはベッド!!いいな!?

かなた

うん…

なんとか無事に夜を迎えることができた……筈。

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