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買い出しから帰れば、
日は落ちて暗闇が辺りを包んでいた。
頰をくすぐる夜風はやはり冷たい。
つりめ
つりめの声が聞こえていないのか、
寝てしまっているのか、
誰からの返答もなかった。
リビングに入れば、案の定誰もいない。
時間も時間だしみんな自分の部屋にいるのだろう。
つりめ
つりめ
えいじ
つりめ
えいじ
えいじ
つりめ
するとつりめはえいじに抱き着いた。
えいじ
えいじ
つりめ
えいじ
珍しく甘えるつりめが愛おしくて、
えいじは抱き締め返した。
えいじ
つりめ
黄色いナイロン袋を放り投げれば
着替えを適当に持って、風呂場へ向かっていく。
疲れからかフラフラとした足取りで
歩く後ろ姿がたまらなく可愛かった。