薄暗い 部屋 に 、かすかな 光だけ が 揺らいで いる
そして 鏡 の 前 に 座る ‘’ 神 の 子 ‘’
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両手 で 銀 の 十字架 を 強く 握りしめて
目 を 閉じて、静かに 息 を 吸う。
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鏡 の 中 の 自分 は、笑っていない。
笑ってる ようで 、笑えない
その 表情 を 直視 できない 自分 は
ぎゅっと 目 を 閉じる
祈り は 義務
祈り は 教育
祈り は 呪い
祈り は __
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すたすたすた
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すたすたすた…
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カチャン…(🍽
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永遠 なんて 無い
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「 祝福 を 望む なら 、もっと 幸福 を 差し出して ? 」
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ねぇ 、you様 。
うち の ‘’ 外れ ‘’ は …
誰 が 決めるん ?
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もしかしたら 、祝福 の 恵 が 無くなり かけてる ?
だとしたら 大変
祝福 が 無くなったら
you様 に 怒られちゃう
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震える 指 が、サイコロ を 投げる。
コロンカラン …
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__ ズキッッッ !!!
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内側 から、ズキッ と 全身 を 針 が 刺すような 激痛 が 走る
ばたん …(倒
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痛い 苦しい 怖い
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ガタッゴトッダッ …
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涙 が 床 に 落ちる。
「 良いだろう 。 救い を 求める 、神 の 子 よ 。」
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「 その 代償 として 、汝 の 運 を すべて 」
「 私 に 寄越し なさい 」
「 汝 の 命 を 救い 、祝福 の 恵 を 授けよう 。」
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「 私 に すべて を 授けなさい 」
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とんとんとん ……
ザクッ
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ぽたぽた … 🩸
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ぐいっ
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バッ(袖捲る
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すち の ベット
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みこと ちゃん … 心配 …
大丈夫 かな ?
1人 に させて 欲しい って 言ってた けど
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…
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すたすた
ぴたっ
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……
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みこと ちゃん が 鏡 の 前 に 座ってた
昼間 より も ずっと、細い 背中 で。
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手 には 十字架
震える 声 で 祈り 続ける
「 代償 が 足りないよ 、ミコト 」
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あの 協会 で 育った 人 にしか 、you 様 の 声 は 聞こえない と 、よく みこと ちゃん が 言っていた
なのに
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「 ならば … お前 の 運 を すべて 寄越せ 」
「 そしたら 、祝福 の 恵 を 与えて やる 」
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ぴたっ ……
ビリビリビリッッ!! ⚡️
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__ぎゅッ
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ドタッガタッドッ …
痛み で 崩れ 落ちる みことちゃん に 私 は 反射的 に 抱きつき、その 身体 を 支える。
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ガシャンッッッ !!!!
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…( 割れた 鏡 )
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その声 は
you様 よりも ずっと あったかくて
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白い天井
白い床
白い服
毎日 同じ 景色
同じ 祈り
もぶ ( 使い回し )
もぶ ( 使い回し )
机 に 置かれた
味 の しない パン 。薄い スープ 。
それが うち の 「 祝福 の 食事 」
「 人 は 欲深い 」
「 食 は 傲慢 な 欲望 」
「 欲望 は 悪 」
そう 育てられた うち は
何 も 疑わなかった
鏡 の 前 に 座り 十字架 を ぎゅっと 握る
mkᩚ(幼少期)
鏡の中 で 微笑む うち は
別人 みたい に 笑って
まるで 、操り人形
でも それ が 普通 だと 思ってた
それが ‘’ 幸せ ‘’ だと 教えられたから
もぶ ( 使い回し )
もぶ ( 使い回し )
もぶ ( 使い回し )
もぶ ( 使い回し )
もぶ ( 使い回し )
もぶ ( 使い回し )
もぶ ( 使い回し )
mkᩚ(幼少期)
ずっと 、そう 言われてきた
ずっと 、怖かった
でも 、本当 は
外を 見てみた かった
祈り。祈り。祈り。
朝も 夜も 鏡の 前で 膝を ついて。
mkᩚ(幼少期)
それが 愛だと 信じて いた。
ある夜 、うち は 神様 に 逆らった
たったったったったっ
mkᩚ(幼少期)
窓から 抜け出し、外へ 走った
初めて 嗅ぐ 夜の 匂いに 胸が 苦しくなる
脚 が 震えていた
だって これは 「 罪 」 だから
でも
mkᩚ(幼少期)
嬉しかった
古い 商店街
店の 前で 灯りが ひとつ だけ。
mkᩚ(幼少期)
mkᩚ(幼少期)
あれ … 迷子 さん ?
mkᩚ(幼少期)
stᩚ(幼少期)
mkᩚ(幼少期)
stᩚ(幼少期)
stᩚ(幼少期)
mkᩚ(幼少期)
stᩚ(幼少期)
たったったったっ
mkᩚ(幼少期)
mkᩚ(幼少期)
たったったったっ
stᩚ(幼少期)
stᩚ(幼少期)
差し出された のは 具だくさん の スープ
mkᩚ(幼少期)
stᩚ(幼少期)
stᩚ(幼少期)
mkᩚ(幼少期)
スプーン を 持つ手 が 震えた
mkᩚ(幼少期)
mkᩚ(幼少期)
mkᩚ(幼少期)
stᩚ(幼少期)
stᩚ(幼少期)
mkᩚ(幼少期)
mkᩚ(幼少期)
stᩚ(幼少期)
stᩚ(幼少期)
その子 の 笑顔 は
とても、眩しかった。
がちゃ …
こっこり 自分 の 部屋 に 戻ると
you様 の 声 が した
「 みこと 、お前 は 罪 を 食べた 」
mkᩚ(幼少期)
「 罰 として 、お前 の 幸運 を 1つ 奪う 」
その日 から
私 は よく 転ぶ ように なった
怪我 を しやすく なっていた
you様 は 笑っていた
中学生 に なる時
you 様 は 言った
「 勉学 を 学び 、償え 。この 世界 を 知り 、二度 と 惑わされ ないように しろ 。」
そして うち は 初めて
「 外 」 を 許された
だけど それは 自由 じゃない
ガララッ
mkᩚ(中学生)
すたすたすた
もぶ ( 使い回し )
もぶ ( 使い回し )
mkᩚ(中学生)
mkᩚ(中学生)
mkᩚ(中学生)
あれ 、みこと ちゃん ?
mkᩚ(中学生)
stᩚ
mkᩚ(中学生)
mkᩚ(中学生)
mkᩚ
stᩚ
私 は 何度
彼女 に 笑顔 に させて 貰えるんだろう
この 運 が 尽きる 事 は
あるの だろうか
コメント
3件
ズットコメントできてなかったけどこの作品好きすぎる、 いるなつって付き合ってます?