子供の頃…
LAN
お母さん!
LAN
見てみて!
ママ
あら!
ママ
すごいじゃない
LAN
(*´ ˘ `*)♡エヘヘ
LAN
僕今回頑張ったんだよ!
パパ
何を言っているんだ!
パパ
98点ごときで満足するな
パパ
100点をとれ
パパ
出なければ失敗作だ
ママ
あなた…ッ!
LAN
”失敗作”…?
LAN
じゃあ僕は失敗作なの?
パパ
そうだお前は人間の____
失敗作だ____
LAN
僕は失敗作…
ママ
LAN…ッ
そのまた別の日
パパ
お前は何も出来ないのかッ!
ママ
ごめんなさッッ
バンッ
LAN
お父さん…?
LAN
何してるのッッ!
ママ
LANだめッ!
ママ
こっちにきたらあなた”も”殺される!
LAN
はッ?
LAN
殺す…?
LAN
ダメだよお父さん!
LAN
そんな事しちゃだめ!
ママ
LANッ!
ママ
逃げて…!
LAN
でも…ッ
ママ
早く…ッ
ママ
あなたは…ッ
ママ
あなたの道を歩きなさい…ッ
ママ
生きて…LAN!
LAN
お母さん…ッ
ママ
さようなら…LAN
”あなたの道を歩きなさい”
その言葉が呪いとわかったのはつい最近のこと
多分俺から一生まとわりついて離れない呪い
正直あの時泣いていなかった時点で、
俺の感情という機械は壊れていたことに今更気づく
部屋中に視点を巡らせて____
ごみ箱でやっと立ち止まる
ビリビリの写真
先程俺が破った写真
あの時本当に俺は家族のことが好きだったのだうか?
…最近よく”好き””嫌い”についてよく考える
メンバーは好きが嫌いか
家族は好きか嫌いか
この活動は好きか嫌いか
自分の事は好きか嫌いか
メンバーに関しては好きと即答するのが当たり前だろう
俺の場合”どっちでもいい”