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朶尾魅「たおみ」
紗奈
朶尾魅「たおみ」
数十分後
朶尾魅「たおみ」
紗奈
朶尾魅「たおみ」
紗奈
朶尾魅「たおみ」
紗奈
朶尾魅「たおみ」
朶尾魅は、少し目線をずらし
朶尾魅「たおみ」
紗奈
朶尾魅「たおみ」
朶尾魅「たおみ」
朶尾魅「たおみ」
朶尾魅「たおみ」
紗奈
朶尾魅「たおみ」
朶尾魅「たおみ」
ﾎﾟﾛｯ
朶尾魅「たおみ」
朶尾魅「たおみ」
と泣き出す
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ピピピンピンピンピンホーン
朶尾魅「たおみ」
愛斗「あいと」
朶尾魅「たおみ」
ガチャ
愛斗「あいと」
愛斗「あいと」
朶尾魅は、目を逸らし
朶尾魅「たおみ」
愛斗は、何も言わず靴を脱ぎ入ってくる
ソファに並んで座って、しばらく無言 その沈黙が耐えきれなくて 朶尾魅がぽつり
朶尾魅「たおみ」
朶尾魅「たおみ」
朶尾魅「たおみ」
朶尾魅「たおみ」
愛斗「あいと」
愛斗「あいと」
朶尾魅「たおみ」
愛斗は、何も言わず ただ隣に座ったまま、帰らない
愛斗は、何も聞かずに買い物袋をキッチンに置く。
愛斗「あいと」
朶尾魅「たおみ」
と呟きながらちょっと笑う
愛斗は、ソファに腰をおろし 毛布を投げてよこす
愛斗「あいと」
愛斗「あいと」
朶尾魅「たおみ」
朶尾魅「たおみ」
愛斗は何も言わずただ隣に座ってる 方が触れる距離で しばらくして朶尾魅がぽつり
朶尾魅「たおみ」
愛斗「あいと」
夜が更けて朶尾魅は、泣き疲れて眠りかける
朶尾魅「たおみ」
朶尾魅「たおみ」
愛斗「あいと」
愛斗「あいと」
そのまま朶尾魅は、眠る
あの人が好きな気持ちは、消えない でも独りじゃない夜になった。
愛斗は、しばらくその顔を見てる 起きてないか確認するみたいに そっと名前を呼ぶ
愛斗「あいと」
返事は、無い 小さく息を吐く、 前髪をかけあげながら独り言みたいに 呟く
愛斗「あいと」
愛斗「あいと」
少しだけ自嘲気味に笑って、 毛布を直してやる
愛斗「あいと」
電気を消す前、 もう一度だけ朶尾魅を見る
愛斗「あいと」
愛斗「あいと」
そう言って何もなかったみたいな顔で横になる
朝… カーテンの隙間から淡い光が差し込んでる 朶尾魅はゆっくり目を開けて、しばらく 状況を思い出そうとしてから 隣を見る
愛斗が床に転がしたクッションを枕代わりにして寝てる。 無防備で、昨夜よりずっと静かな顔 朶尾魅は一瞬だけ、その寝顔を見つめて 小さく息を吐いて、声を落とす。
朶尾魅「たおみ」
