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23話です。翔太くんとついになる(?)阿部ちゃんちゃんのmonologueになってまーす!ラストスパートまであともうちょいやで!いえーい!ジャスティス!
ようやく全てが報われたね!やっとだね!さあその時の阿部ちゃんの気持ちは……ってなってるのでそのままよろしくお願いします!1話(注意事項)から読み進めて何でも許せる方アユレディカムゥァン🤪
大好きな翔太の弟になれて
俺は幸せ
俺は今
らうと康二を必死に紹介する
翔太を見てる
もう十分伝わってると思うよ
世界で1番偉い人?にも認められて
世界からも承認を得てるんだから
もうよくない?
なのに、一生懸命
2人の良さを語ってる
ほんと、面白いなぁ……
それにしても、らうはよく考えたな
現代っ子の革命か
ずっと、ずっと……
上手く話せなくてごめんね
でも、もう大丈夫
何も怖くない
俺は愛されてるんだから
翔太は愛されてた
今も愛されてる
この国の皆に
世界中に
翔太の人望はほんとに凄い
そんな翔太は友達も多い
物心ついた頃から町に行ったり
他国の人とも仲良くなってたな
町では佐久間と仲良くなった
そして、俺を拾った
俺は翔太に出会うまで
愛なんて知らなかった
知っちゃったら知っちゃったで
求めたくなったり甘えたくなったり
俺をわがままにさせた気がする
それも人間味があって
その自分のほうが好き
歳は覚えてたけど
何故か誕生日は覚えてなかった俺は
ある朝目覚めると知らない場所にいた
寒くて、怖くて
どうしたらいいかわからない
ただ、捨てられたという事実
それだけを理解して受け入れるしかなくて
それがどうも寂しくて、辛くて
座り込んでしまった
そのまましばらく時間が過ぎて
気がつくと誰かの話し声が聞こえた
優しい声だった気がする
さげていた視線を勇気を振り絞って
あげたけど、そこには誰もいなくて
僕は何かを諦めて目を閉じた
二度と目を開けたくなかった
今思うと、あれは"死にたい"に
等しい感情だったのかな
そんなのまだ自分で理解できないまま
しばらくすると
今度は別の誰かの声が聞こえた
肩を揺さぶられたので
それが問いかけだと理解すると
僕はまた勇気を振り絞って目を開けた
翔太がいた
綺麗な服装
綺麗な顔立ち
「おれは渡辺翔太、お前なんて言うの?」
そう聞かれたので
目を合わせずに、阿部亮平とだけ答えた
「亮平……亮平はなんでここにいるの?」
わかんない、知らない……なんて
そう言うことしかできず
震える僕に翔太は優しくまた聞く
「……帰る場所はあるの?」
ないって即答して泣いたの
よく覚えてる
今となっては不思議
帰る場所はあるのか聞くなんて
翔太は僕を見て
何かを感じ取ったのかな?
まあ、そんなこと当時は
考えるわけもなく
ひとりぼっちになった僕のところに
きてくれたのが嬉しかった
「おれの弟にならない?」
って、泣いてる僕に笑顔で言った翔太は
一生忘れないよ
あの日から翔太の笑顔が大好きになった
翔太は俺に沢山くれた
誕生日をくれた
弟という居場所をくれた
家族というあたたかい場所をくれた
愛を教えてくれた
愛は確信するのに時間かかったけど
それでも嬉しかった
幸せだ
翔太、俺はね
やっぱり翔太の頑張る姿が苦手だった
大好きだけど
無理しすぎだと思ってたから
俺は勉強が好き
でも、翔太は違う
だけど、今まできっと
俺より沢山してきたんだろうな
魔法の修行も
楽しそうだったけど
魔力の使いすぎで倒れたり
怪我もしょっちゅうだったから
ほんと、心配だったんだよ
気分転換って、怒るふっかをよそに
町ほっつき歩くけど
城で遊んでるの見たことないし
それがなんかちょっぴり苦しかった
姫でいるより、それがやだったな
翔太は鈍感
俺は翔太が笑ってくれてれば
それでいいのに
自分のせいで辛い思いさせてるなんて
ほんとバカだよ
俺もバカだね
お互いに口下手なんだよね
きっと似た者同士なんだよね
きょうだいだから
これからは伝えていこうね
それじゃあ、まず
後でこう言わせてほしい
お兄ちゃんになってくれてありがとう
翔太は俺の人生には必要不可欠な人
幸せになってくれなきゃやだ
なんてね