青紫

俺は中学生の頃人から避けられていた

俺は居心地が悪かった

何もしてないのに怖い人と認知されて

とても辛かった

けどたった1人俺を避けない人がいた

その人は子論という名前でこの学校では知らない人は居ないんじゃないかっていうくらい学校では有名だ

発言する言葉はキツいがそれは怒っている時だけ

でも、この口の悪いは俺のためじゃないよね...

俺は今後蒼乃くんとの交流はないと思っていた

今日も学校だと思うと足が重くなる

一瞬俺のことだと思っていたが同名なだけだろう

急に肩に腕を置かれても...

そう思いながら俺は振り向くと

蒼乃くんが居た

初めてだった

俺の事を"友達"と言ってくれる人は

子論くんのおかげで俺の人生は一変した

俺を避けていた人は寄ってくるように

だけど、まだ俺を気に入らない人も居る

これも全て子論くんのおかげ

これから子論くんにはお返ししなきゃね！

そう思っていたある日

子論くんは急に学校に来なくなった

いつも居る彼の席には彼が居ない

それから1週間、2週間と月日が経った

そんなの嘘だ...

俺は無我夢中で病院へ走った

病院だよっ☆

確かにそう聞かれると俺はなんで無我夢中に病院に行ったんだろう

そう言われると顔が赤い気がしてきた

彼はｼｭﾝとした

それから俺は彼との最期の一日を終えた

彼はもう息をしていなかった

そして、数年後俺は警察官になった

そうやって見せてきたものは

俺と同じ指輪だった