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とあるマフィアの日常

第30話 - 輝誕生日ー地下闘技場

2024年07月07日

#マフィア

#日常系

#創作

#一次創作

❄️

龍星

お疲れ様です

龍星

敵の殲滅を確認しました

龍星

2人とも帰ってきてください

小晴

輝、帰ろ〜

輝

そうっすね

小晴

今日のは楽勝だったね

輝

小春がいるからっすね

小晴

えへへ〜そんな事ないよ

輝

何言ってるんすか（頭を撫でる

小晴

おいっ！やめろよ

陽菜

報告ありがとう〜2人ともしっかり休んでね

輝

はいっす！

小晴

はーい

輝と小春は退出

アリス

2人とも仲が良く息もピッタリですね

龍星

だいぶ馴染み深いですよね

陽菜

そうだね〜、あっ…明日輝の誕生日だね

アリス

そうですね

龍星

そういえば輝と小春の誕生日の日は2人でどこかに行きますよね

陽菜

そうだね

龍星

どこに…？

陽菜

私もよく分からなくて…

翌日

小晴

楽しみ〜

輝

変わってないといいっすけど

小晴

1年で変わらないと思うけど

輝

みんなに知られたら驚かれるしなんて言われるか

小晴

まぁ大丈夫でしょ！それより早く行こ！

輝

はいっす

小晴

ここは変わってないんだね

輝

楽しみっす

男

…！

男

久しぶりですね

小晴

あぁー！柏木さん

男

今日は朝日さんの誕生日ですか

輝

そうっすよ

男

おめでとうございます

輝

ありがとうございます

男

毎年、飽きないですね

小晴

毎年特別な日に来るからいいんだよ

男

なるほど

男

もう、始まってますよ

輝

じゃあ行こう

小晴

うん！

地下闘技場

リングの上では屈強な男たちが殴り合っている

男

この試合に賭けるならこいつだよー！なんと2.5倍！

その試合に賭博する者やその試合をただ見て楽しむ者

輝

喧嘩なんて日常茶飯事の世の中でこんな施設があって

小晴

でも、楽しいよね

小晴

なんかさ、ここだけは特別な喧嘩でさ

男

あれ？2人とも今年も来たのか

輝

久しぶりっす

男

今日は…輝の誕生日かおめでとう

輝

あざっす

男

毎年、よく来るね

小晴

なんかいいじゃん

輝

特別な日に変わった場所に来るのは

男

そうか(笑)まぁ楽しんでこいよ、今日は変わった連中が試合するらしいから

輝

楽しみっすね

小晴

ね！

ガタイがいい奴

俺に勝てるやつなんていねぇよ！

男

くっ…

ガタイがいい奴

おらっ！

男

ぐはっ

審判

WINNERカゲツ

観客うおおおおぉおおお

小晴

あの人初めて見るね

輝

そうっすね、最近試合に出た人っすかね

審判

そして、次の対戦相手は…こいつだ！

小晴

次が来るよー！

審判

…おぉ、まじかよ大丈夫か？！

小晴

へっ？

輝

もしかして次の対戦相手…あの人？

ガリガリな男

…

審判

えーとっ…デビクロー選手で間違いないですか？

ガリガリな身体で軽く殴っただけで折れそうな骨で身の丈に合わないグローブをつけて登場

ガリガリな男

そうだよ、俺がデビクローだ！

小晴

（笑いを堪える）

輝

ダメっすよ

小晴

分かってるけどさすがに無理があるって

審判

あ〜大丈夫そうか？！まぁエントリーしたからには戦ってもらいますよ！

ガタイがいい奴

お前、コケただけですぐ骨が折れそうだな

男

あいつやべぇな

男

それな、流石にあいつには賭けないな

小晴

大丈夫かな

輝

まぁ…そうとう自信でもあるんすかね

審判

それじゃあ試合開始！

ガタイがいい奴

すぐに退場させてやるよ！

ガリガリな男

ひひっ（避ける

ガタイがいい奴

なっ！

ガリガリな男

おらっ！（殴る

ガタイがいい奴

お前のそのパンチなんだよ！効かねぇ…

ガタイがいい奴

（膝から崩れ落ちる

審判

おおっと！なんと崩れ落ちた！

男

おいおい、どしちまった！

男

やべぇよ！立てよ！

ガリガリな男

何いい気になってるんですか？お前みたいなやつは俺の前で倒れてればいいんだよ

ガタイがいい奴

クソが！

ガタイがいい奴

もう1発いれてやる！

ガタイがいい奴

うおおおおぉ

ガリガリな男

雑魚は黙って地べたに這いつくばってろ

ガタイがいい奴

うお…（倒れる

審判

うおおおおぉ！なんとあのパンチ一発で倒れた！

審判

これは…起き上がる気配もない

審判

う…WINNERデビクロー

小晴

まじか

輝

何が起こったんすか

輝

あのパンチで倒れるなんて

小晴

何でだろう

審判

続いての試合は…

ガリガリな男

（どこかに行く

審判

あの！ちょっと…まだ試合が

小晴

どっか行っちゃった

輝

何がしたいんすかね

審判

ちょっと！…まぁいい次の試合に行きましょう

審判

続いてはこちらの選手！

小晴

ねぇ

輝

変っすよね

小晴

だよね

輝

あんな男今まで見たことないし…それに何かおかしいっす

小晴

グローブ？なんて付けてたけど普通はみんな付けないし

輝

まぁ一応ルール違反では無いっすけど

小晴

ちょっと探ってみない？

輝

そうっすね！確か控え室があったはずっす

小晴

行ってみよ

輝

確か…こっちに

小晴

あっ、あれ

さっきの試合に出てた男が運ばれている

輝

大丈夫っすかね

小晴

多分…

輝

急いで控え室に行こう！

小晴

そうだね

控え室前

輝

ここなはずっす

小晴

いるかな

ドアの前で耳を澄ます

ガリガリな男

…これなら、これなら頂点に立てるぞ！

小晴

輝！

輝

うん、もう少し待つっす

ガリガリな男

やっとだよ…あいつを殺せる

ガリガリな男

…けど、これ1回使えば使えなくなるから変えるのがめんどくさいな

ガリガリな男

まぁ、いっか…ヒヒッ待ってろよ竜胆

輝

！隠れるっす

小晴

ちょっ！

急いで隠れる

ガチャ🚪

ガリガリな男

…（歩いて行く

小晴

ねぇ、このままじゃまた違う人が

輝

早く止めないとっすけど

輝

止めたら試合の妨害行為になるし何より自分のみに何が起こるか

小晴

それよりさっき竜胆って

輝

うん、ここのオーナーなはずっす…しかも

輝

この闘技場の"元チャンピオン"っす

小晴

でも、何でそんな人を

輝

分からないっす、あの人に恨みでもあるのか？

小晴

あの人超強いけど普段は優しい人だって

輝

これ以上被害が出ないようにするために竜胆さんにお願いして試合を止めさせるか

輝

あるいは、俺たちが飛び入り参加するか

小晴

いいけど、飛び入り参加してどうにかなるか

輝

ここはオーナーに会いにいくっす

小晴

どこにいるか分かる？

輝

多分、あそこしかないっす

小晴

あっ、あの観客席上の？

輝

そうっす！

小晴

じゃあ行こう！

ガリガリな男

…ヒヒッ

男

ちょっとあなた達何ですか？！

輝

急いでいるんっす！

男

ですが、ここは関係者以外は

小晴

おりゃ！

オーナー

何の騒ぎかな？

輝

オーナー…竜胆さんですか？！

オーナー

いかにもわたしがここのオーナーの竜胆だが

オーナー

どしたのかな？

輝

あのさっきの試合の

オーナー

もしかしてデビクロー選手のことかな？

輝

！…そうっす！

小晴

その人があのグローブに細工してて

小晴

それで！

輝

これ以上被害出さないために試合中止を！

オーナー

なるほど…何となく私もそんな気がしたが

オーナー

試合を中止には出来ない

輝

なんで

オーナー

今、デビクローに注目がいってる

小晴

でも

オーナー

今までに無い試合で観客は熱が上がっている、この状態で中止には出来ない

輝

ですが！試合に出る人に被害が

オーナー

彼の狙いは多分私じゃないのかな？

輝

なんで、！

オーナー

よくいるんだ、あのような人が来て最終的には私に試合を申し込んでくる

小晴

分かってるなら何か

オーナー

私が出る

小晴

えっ！

輝

どんな細工かも分からないのに

オーナー

大丈夫だ、私は数々の挑戦者を相手にしたがどれも真っ当な試合では無かったからな

オーナー

大丈夫だ、確かこの試合が終われば次はデビクローだな…

輝

大丈夫なんて

オーナー

私が倒れることは無いさ

オーナー

見ていなさい

審判

さぁさぁ、試合も残りわずかです！

審判

次の対戦相手は…おっと

男

なんとデビクロー選手が帰って来ましたよ！

観客おぉぉおおおおおお

審判

腹でも下したんですかね？急に居なくならないでくださいね

ガリガリな男

すみませんね

審判

それでは次の対戦相手は…

ガリガリな男

いえ、次の対戦相手はここのオーナーの竜胆を

審判

おお！なんとあの竜胆さんに対戦申し込みだ！

男

あいつ、あの試合でいけると思ったのか？

男

流石に竜胆さん相手は無理だろ

審判

それでオーナーの反応は…

輝

はぁ…はぁ間に合った

小晴

まだ始まってない？

小晴

どうする？

輝

俺たちは見ることしか出来ないっす

小晴

一応、用意はしておくよ

輝

そうっすね

オーナー

やぁ、君が挑戦者かな？

審判

おぉ！オーナーが答えた！

ガリガリな男

お前を殺して俺が頂点煮立ってやる

オーナー

殺すのは違反行為だし…その前に君を倒す

オーナー

合図を

審判

はい！

審判

それでは試合…開始です！

ガリガリな男

…っ！おらっ！

オーナー

（避ける

オーナー

その程度かな

ガリガリな男

クソがっ！いい気になるなよ

ガリガリな男

おらっ！

オーナー

（手首を掴む

ガリガリな男

この野郎…！離せ

オーナー

本当に君はあの試合にどうやって勝ったのかな

ガリガリな男

うるせえ！

輝

…うーん

小晴

どうしたのそんな目細めて

輝

あのグローブの細工が何か見てるんっすよ

小晴

何か見つかった？

輝

いや、

輝

刃物でもあったらなら分かるし…それにあの試合の対戦相手の体に傷がつくはずっす

輝

それなのに外傷が無かった

小晴

じゃあどうやったんだろ

輝

うーん…あるとしたらあのグローブのはずなんだけど

ガリガリな男

クソがっ！

オーナー

その程度で私には勝てないよ

ガリガリな男

お前を殺して見下してきた奴らに、仕返しを！

オーナー

そうか

オーナー

ふんっ（殴る

ガリガリな男

ひっ（避ける

オーナー

避けるのが上手いな

ガリガリな男

っち

ガリガリな男

（隙が全然見つかんねぇ、おまけにこいつのパンチの速度早いし）

ガリガリな男

うおっ（避ける

ガリガリな男

（避けるので手一杯だ）

オーナー

避けてばかりだと勝てないよ

小晴

何か見つかった？

輝

んー…何も見えないっすけどもしかしたら針があるんじゃないかと思って

小晴

針？

輝

針なら観客からも対戦相手からも見えなしグローブに仕込むのに最適だし

小晴

針でどうやって…もしかして、毒針？！

輝

そうだと思うっす

小晴

じゃあ早く知らせて

輝

その必要は無いっすよ

小晴

なんで

輝

いま、針を刺すより竜胆さんのパンチを避けるのに手一杯なはず…ずっと避けていれば体力も減るしいつか当たって倒れる

小晴

なるほど

輝

隙が生まれなければの話っすけど

オーナー

ふんっ…ふんっ！

ガリガリな男

はっ…はぁ

男

避けてばかりじゃあつまねぇよ！

男

あのパンチ早く見せろよ！

男

お前、やる気あんのかよ！

ガリガリな男

（どいつもこいつもうるせんだよ、野次しか飛ばせねぇお前らなんかに）

ガリガリな男

はぁ…はぁ

オーナー

そろそろ限界かな？

オーナー

しかし、凄いなここまで私のパンチを避ける人は初めて見た

オーナー

だが、ずっとは持たないだろうしそろそろ倒すよ…

ガリガリな男

はぁ…はぁ、お前を殺せば

オーナー

それではいくぞ

オーナー

ふんっ！

ガリガリな男

ふっ…ヒヒッ

ガリガリな男

（殴る

オーナー

ん？

グローブがオーナーの腹に命中

オーナー

今、何かしたかな…うぐっ、！

審判

おっと!!オーナーが崩れた！

ガリガリな男

やっとだよ…ほんとにやっとだ

小晴

輝！

輝

…っ！行くっすよ

オーナー

動くな!!

オーナーの声が会場に響き渡る

輝

っ！

小晴

うわっ！

ガリガリな男

何がっ！

オーナーの声で会場にいる人の動きが止まり歓声が止む

オーナー

なるほど、そういう仕掛けか

オーナー

（立ち上がる

ガリガリな男

なんでっ！

ガリガリな男

この毒は即効性もあってどんな奴でも立ち上がるなんてことは

オーナー

すまないね、君以外にも同じような人は何人も相手にしてきた

オーナー

私は数え切れないほどの挑戦者を相手にした

オーナー

どれも真っ当な人はいなかった

ガリガリな男

そんなっ！

ガリガリな男

死ねっ！（殴る

オーナー

（手で受け止める

オーナー

君のような人はここにはいらない

オーナー

出禁だよ

ガリガリな男

うっ、うわああああああ

ガリガリな男

俺は、俺はお前を…！

オーナー

そのグローブを預からせてもらうよ

オーナー

（グローブを取る

ガリガリな男

ひっ！

ガリガリな男

（倒れ込む

オーナー

この人をつまみ出してくれ…

ガリガリな男

そんな、そんな有り得ない…俺が頂点に

オーナー

さらばだ

男

お疲れ様です

輝

はぁ、良かったよ何も無くて

小晴

そうだよ

男

こんなことよくありますよ

輝

そうなんすか？

男

あなた達は1年に2度しか来ないので中々お目にならないですからね

小晴

挑戦者がいるのは知ってたけどあれ程とは

輝

ほんとに凄いッスねここのオーナーは

男

元々は力比べとかで挑戦する者がいたのですが、今となっては財産目的やここの主導権、殺す者まで現れました

小晴

そうなんだ

男

ここは真っ当な喧嘩をするために作ったはずなのに

小晴

あっ…

オーナー

元気を出しなさい

男

！

男

なぜあなたが

オーナー

この2人にお礼を言いに来たんだ

オーナー

ありがとう、2人ともここを守ろうとしてくれて

輝

俺は別に何も出来なかったすよ

小晴

そうですよ、見てる事しか

オーナー

いいんだよ！そういえば君たちが1年に2度しか来ない者たちか

輝

えっ、まぁ

オーナー

こいつから聞いてるよ

小晴

えっ？

男

やめてください…竜胆さん

輝

知り合い？

オーナー

知り合いというか、幼馴染ですよ

小晴

ええっ！

オーナー

ここがでかくなって人が増えてきてから、こいつよそよそしくなってな

男

別にいつも通りですよ

輝

そうだったんすね

オーナー

君たちはどこか昔の私たちを見ているような感じだ

オーナー

また来てくれ

オーナー

次はいい客席を用意しよう

小晴

わぁー！やった

輝

ありがとうございます

輝

身体大丈夫なんすか？

オーナー

あぁ、何ともない

オーナー

毒ならよく喰らうから慣れてしまってね

小晴

慣れるとかあるの？！

オーナー

君たちが挑戦するのを待ってるよ

輝

その気になったらっすけど

小晴

多分無いかな

オーナー

そうか、残念だな

輝

それじゃあ

小晴

うん！

オーナー

また会おう

男

またお待ちしております

輝

はいっす！

小晴

じゃあね

氷望

わーい

氷望

間に合っては無いけど予告通りだね

氷望

誕生日おめでとう〜

氷望

それでは

氷望

また次回👋

とあるマフィアの日常

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