ルナ
ソロリソロリ
ルナ
(……どのくらい近づこ)
ルナ
(すぐ逃げれる位?)
ルナ
ソローリソローリ
白虎
グルッ
ルナ
っ!
ルナ
(ヤバっ!気配でバレたっ!)
白虎
グオオオオオオオオ!!
白虎
ダッダッダッ
ルナ
しょうがない……
ルナ
こっちだよ!白虎!
ダッダッ
ルナ
ダッダッダッダッ
ルナ
クルッ
ルナ
(よし、ちゃんとついてきてる)
ルナ
(……てか)
ルナ
よくあんな大きな躰で森の中を走れるよね!?!?
ルナ
白虎さん!?!?
白虎
グアオオオオオオオオオ!
ルナ
ハァハァハァ
ルナ
(兎に角彼奴の元へ走ろう)
ルナ
ダッダッ
白虎
ドゴンドゴン
ルナ
っ!
ルナ
(視えた!)
ルナ
太宰!!!
僕はバッと右に方向転換した
太宰 治
任せて!
急な方向転換に白虎は追い付けず真っ直ぐ進むしかない
白虎
!!
白虎の目の前には……太宰がいる
木に隠れていたが僕の合図ででてきたのだ
太宰 治
次の相手は私だよ
白虎
グァオオオオオオオオ!!
太宰は華麗に木々を避けながら逃げていく
バギィッ
白虎は目の前の木を殴り倒した
太宰 治
おおっと
太宰 治
危ない危ない
間一髪で太宰は避けた
地面にはきっちり窪んだ跡ができている
太宰 治
ピタッ
白虎
グオオ
太宰の目の前は……崖だ
太宰 治
クルッ
白虎がゆっくりと太宰に近づく
もう、これ以上下がれないと判っているのだろう
太宰 治
却説、どうしたものか……
太宰 治
解決策?
太宰 治
……勿論ある
太宰 治
それはね……
白虎
グオオオオオオオオ!
白虎
ドゴンドゴン
太宰 治
これだよ ニヤッ
太宰 治
ルナ!!
ルナ
バッ
僕は身を隠していた木から飛び降り、 白虎の後ろに立った
ルナ
スゥ……
ルナ
ー鏡花水月ー
僕は白虎に触れた
すると蒼色の光が白虎を包み込むように 光った
そして光は治まり、中から……
一人の少年が現れた
ー鏡花水月ー
此の力は触れた対象の力を奪う
奪った力は何時でも返すことができる
ルナ
成る程
ルナ
白虎に変身する妖怪……
ルナ
(へぇ……)
ルナ
(中々面白そうじゃん……!)
主
今回はここまで〜
主
最後ルナちゃんどした?
ルナ
いや
ルナ
普通に面白そうじゃん
主
……んまぁそうだよね
主
(ルナちゃんが面白そうならもういいや)
ルナ
あ!そうだ!
主
ん?
ルナ
あの白虎の正体!
ルナ
皆もう誰かわかったんじゃないかな?
主
ふふふふ
主
次回!答え合わせ!
ほんじゃ
主
ばいルル〜
ルナ
ばいルナ〜