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最ᵃⁿᵈ高、ありがとうございます。
あ、好きだ
あの日
大事件が起こった
平和な日々に
終止符を打つように。
別に変わったことはなかった。
いつも通りに授業をし
いつも通りに友達と話す
花束 百合
花束 百合
花束 百合
花束 百合
いなかった
いつも笑顔で喋りかけてくれる
あの怜ちゃんがいなかった
花束 百合
その時
事件は起こる
キャァァァァ
花束 百合
クラスの女
クラスの男
頭の中は疑問符でいっぱい
何が起きたの?
誰の声?
呆然とする私を無視するように
クラスの皆は教室をでていった
花束 百合
花束 百合
花束 百合
いつも来てくれる皆もいない
きっと悲鳴の方へ行ったのだろう
花束 百合
なんだか
行かないといけないような気がした
花束 百合
妙な胸騒ぎが
私の脚を速く動かす
花束 百合
花束 百合
花束 百合
花束 百合
もうすぐ目的地に着く
もうそこには人がいっぱいだった
あまり弱い姿をみせないように
息切れを直し
すぐに出た
人だかりで奥が見えない
花束 百合
クラスの女
花束 百合
クラスの女
クラスの男
花束 百合
その言葉を聞くだけで
もう受け止めるのが精一杯だった
だけど
その場面を見た瞬間
激しい怒りが込み上げた
床に崩れるように座る怜ちゃん
泣き崩れる誰か
激しい言葉が飛び交うその場
全てが
理解できなかった
気がつけば
私は怜ちゃんと道を走っていた
激しい雨で行き先も見えなかった道
まだ冬だ
とても寒かったし
冷たかった
その筈なのに
私はちっとも感じなかった
感じるのは
激しい怒りと不安だけ。
怜ちゃんの心に傷が出来るんじゃないか
自殺してしまうかもしれない
そんな不安を多く抱えながら
必死に走った
どこにむかっているのだろう
自分でも理解できない
今は
遠くへ
遠くへ
遠くへ
遠くへ!!!
花束 百合
花束 百合
花束 百合
怜
怜
花束 百合
怜
怜
絶望的な表情で語る君
花束 百合
怜
怜
花束 百合
怜
怜
花束 百合
怜
花束 百合
聞きたくなかったの
貴方の口からそんな言葉
気付けば私は
感情に身を任せ
いつの間にか泣いていた
怜
花束 百合
怜
花束 百合
怜
怜
花束 百合
たくさん笑った
たくさん泣いた
良かった
良かったよ
やっぱり君は笑顔がよく似合う
なんせ
君は世界一の"親友"だから。
怜
花束 百合
怜
花束 百合
花束 百合
怜
怜
嬉しそうに返事をする
花束 百合
怜
花束 百合
怜
怜
とても嬉しかった
けど何故急にそんなこと?
と思いながらも
返事をする
花束 百合
怜
怜
花束 百合
花束 百合
怜
怜
そういいながらも君は
悲しいような
虚しいような
そんな複雑な表情で
空を見上げていた
「何を考えているのだろう。」
「君は過去に何があったの?」
そんな言葉を飲み込み
雨が降っていたとは思えない程の
美しい虹を見つめた。
あぁ
君にすべてを聞ける勇気があるなら
どんなに楽だろうか。