マスター
マスター
マスター
マスター
マスター
マスター
マッシュ
ガチャ
マッシュ
マッシュ
魔法学校に通う魔法が使えない生徒 マッシュ・バーンデッドは 今日とある決意を抱いて 自分の寮部屋へと戻ってきた
それはある時 マーガレット・マカロンと 死闘を繰り広げていた時に 耳が弱いと知ってしまったのだ
だからマッシュはあの日から決意した
克服しよう、と
マッシュ
マッシュが取り出したのは 1つの茶色の羽根
フクロウ小屋から くすねてきたものだった
マッシュ
この羽根で自分の耳を… そう思うだけで耳がゾワゾワし始めた
マッシュ
マッシュ
マッシュ
羽根を耳の縁に沿ってなぞるだけで 全身に電流が流れたような 感覚に襲われ 無意識に口から声が発せられた
自分からこんな声が、と恥ずかしく なり咄嗟に口を空いている手で抑える
まだピリピリとした刺激は 残っているがこれも克服のため……と 今度はしっかり羽根を耳に 触れさせようと近づける
マッシュ
マッシュ
マッシュ
ただただなぞるだけの作業、それだけ なのにマッシュからすれば これはそう、地獄と変わり無かった
マッシュ
マッシュ
マッシュ
マッシュ
マッシュ
そっと耳の入口の周辺を羽根で さらさらと回し撫でると今までとは 違うガツンとした刺激がくる
マッシュ
マッシュ
その刺激にビクリとした体は 羽根をテーブルの上に落とし へたりこんだ上半身は 椅子の背もたれへと預けられた
マッシュ
ガタッ
マッシュ
扉がゆっくりと開く音がして 首をギギギギ…とそちらへ向ける
そこにいた人物は…
マッシュ
レイン
レイン
レイン
ココ最近よく校長に呼び出されては 神覚者の仕事をさせられている レインはイライラしながら 生活していた
なかなかうさぎ達で癒される 時間を取るのも難しい今 とりあえず睡眠を取りたいなどと 考えながら自室に戻っていた
ぁ、やっ
レイン
んぅーッッ!!?
レイン
とある寮の一室、そこは自分の弟と 生意気な後輩がいる部屋だった
扉をしっかり閉めれていなかったの だろう、少しの隙間から 声を抑え込んでいるような 喉から発せられている音が 聞こえていた
レイン
この時、自分がとっている行動を レインは理解することができなかった
扉の間から見えた後輩は椅子の 背もたれに体全体を預けており 顔から耳にかけて肌が紅くなっていて 口から漏れ出す荒い息と その脱力しきって潤んだ瞳は まるで、雄を誘う───
ガタッ
気づいた時にはもう 扉に手をかけていた
マッシュ
レイン
部屋に乗り込む勢いで入ると 後輩は目を泳がせ分かりやすく 焦っている
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
コイツはため息が出るほど 嘘をつくのが下手だ。泳がせている 目は明後日の方向を向いている
こんなやつがさっきまであんな顔を していたとは思えない
マッシュ
レイン
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
なんて馬鹿正直な 後輩なのだろうとつくづく思う
椅子から立ち上がってテクテクと 歩いてくる姿を見て 俺は懐から杖を取り出した
コメント
7件
あ、やばい好きすぎます尊いいい フォロー&ブクマ失礼します🙇♀️
とりまハート19999にしときます☺️
グハッ誰か、、、救急車を、、、 チ───(´-ω-`)───ン (私これで何回死ぬんだ?)