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8月某日 ヒナとのデートの下見のため、武道は六本木を訪れていた
武道
六本木ってやっぱスゲェー！！
武道
てか、皆オシャレだ( ﾟдﾟ )
武道
俺の場違い感……ﾊｱ
武道
でも、ここならヒナも楽しんでくれそう！！
武道
あれ？ここどこだ？！
武道
なんかいつの間にか
武道
周りにお店なくなってる?!
ﾄﾞｶﾞｯﾊﾞｷｯﾄﾞｺﾞｯﾄﾞｶﾞｯ
路地裏の前を通り過ぎようとしたとき、人の皮膚と皮膚がぶつかり合う音が聞こえてきて、武道は、無鉄砲にも音の方へ駆け出した
ドガッバキッバキッドゴッ
武道の視線の先には倒れている一人の男性と、派手な髪色の二人の男がいた。二人の顔は見えなかったが、男性は気絶していて、殴られたためか鼻が変な方向に曲がっていた
武道
！（助けなきゃ、助けなきゃ……）
武道
（これ以上やったら、あの人、絶対死んじゃう…）
竜胆
！兄ちゃ、…ｺﾞﾎｺﾞﾎ兄貴
竜胆
多分そっちに誰かいる
武道
（え’’、え？なんでバレたの?!?!）
武道
ｯ（どうする?どうしよ…ｯ）
蘭
そこにいるのだーれだ？♡
スタスタスタスタ
武道
ヤベェ、近づいてくる?!
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