紫
フッと目が覚める
現在時刻は午前5時半
今まで毎日5時半起床が当たり前だった
紫
目覚ましが無くとも起きられる そんな身体になっていた事に 思わず笑ってしまう
隣には既に起きたのか桃さんは居ない
紫
桃
紫
桃
紫
桃
紫
桃
紫
桃
桃
紫
桃
桃
紫
桃
ソファに寝転んだと思えば秒で スースーと寝息を立てだした
改めて見ると紫ーくんはちゃんと 食べてたのか疑う程ひょろひょろだ
身長が高く足長故そう見えるのも あるだろうがそれでも、である
今日は日曜日の為予定は何も無い
自然に目が覚める迄は寝かせておこう
紫
???
紫
???
紫
???
紫
???
え……だ……だれ……?
その手……掴めばいいの……?
助けて……くれる……?
桃
桃
紫
桃
紫
桃
桃
桃
紫
桃
桃
紫
桃
紫
桃
紫
桃
紫
桃
紫
桃
桃
紫
桃
桃
紫
桃
紫
桃
紫
桃
紫
桃
台所で料理をするさとみさんを じっと見つめてみる
少し長めの前髪をクリップで止めて
エプロンを付けたさとみさん
下を向いているから少し伏し目で
まつげ長いなぁなんて思った
桃
紫
紫
桃
紫
桃
紫
桃
桃
紫
紫
桃
紫
桃
桃
紫
お前を殺してやる……
紫
桃
桃
紫
桃
桃
紫
しね!
紫
桃
しねっ!くそがき!
紫
桃
紫
紫
桃
紫
紫
紫
桃
紫
桃
桃
紫
桃
紫
紫
紫
桃
桃
紫
桃
紫
紫
桃
紫
紫
さとみさんの胸からそっと頭を離し
さっきまで怪物がいた場所を見ると
そこにはもう誰もいなかった
いつも通りの白を基調とし、
綺麗に整頓された家具達が見えるだけ
桃
桃
暴れたからなのか重い体
動く気力も無く、ぐったりと体を預けた
そのままの体勢で口を開く
紫
桃
紫
桃
紫
紫
桃
声が聞こえていたことを話す
さとみさんはじっと話を聞いてくれた
桃
落ち着いたなーくんを膝の上に乗せ
言っていた言葉をゆっくりと思い返す
ナイフを持った人が見えた……
そして…声が聞こえた
そう言っていた
話を聞く限り幻覚と幻聴だろう
紫
紫
桃
桃
唐突にやだやだとパニックになるなーくん
耳をあまりにも強く押えているため、
声掛けをしながら手を離させ、
代わりに俺の手で耳を優しく塞ぐ
桃
桃
紫
桃
紫
桃
紫
桃
いつまでそうしていただろうか
膝の上のなーくんは既に落ち着き
荒かった呼吸も元に戻っている
紫
桃
紫
桃
紫
桃
桃
紫
桃
紫
桃
紫
桃
紫
コメント
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連載ブクマ失礼します!続き待ってます