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コンコン
轟冷花
とある休日の午後。
部屋で勉強をしていると、 ドアノックの音が鳴った。
私の部屋がある階には 他の人はいないし、
誰だろうと不審に思いながら そっと扉を開けた。
轟焦凍
轟冷花
轟焦凍
轟冷花
轟冷花
轟焦凍
轟冷花
轟冷花
部屋の前にいたのは 部屋着姿の焦凍だった。
女子寮に来ても 涼しい顔をしている。
幸いさっきも言ったように この階にいるのは私だけだから、
見つかる可能性は低い。
でも念には念をと、私は そそくさと焦凍を部屋に招いた。
轟冷花
ちゃぶ台を部屋の中心に 持ってきて、
仕舞っておいたお客さん用の 座椅子を出す。
淹れ立てのお茶を 啜りながら私は問う。
轟焦凍
轟焦凍
轟焦凍
轟冷花
轟冷花
轟焦凍
不思議そうな顔の焦凍に、
私は引き出しから ある物を取り出した。
轟焦凍
轟冷花
轟冷花
轟冷花
轟焦凍
焦凍は目を丸くして 便箋をまじまじと見る。
白と青のマーブルカラーに 銀色の枠の便箋は、
お母さんの上品な 印象にピッタリだ。
轟冷花
轟焦凍
轟冷花
轟冷花
轟焦凍
轟冷花
焦凍に渡したのはブルーグレーの シンプルなレターセット。
男性でも使いやすい デザインだ。
こういう便箋とか 切手を集めるのが、
昔からのささやかな 私の趣味でもある。
轟焦凍
轟冷花
轟冷花
轟冷花
轟焦凍
分かりやすく嬉しそうに 目を輝かせる焦凍が、
ちょっと可愛かったのは ここだけの秘密。