最終決戦

瞬きをするよりも早くナイフを投擲する

避けるが耳に掠る

三丸は独特の構えをする (右足を曲げ左足に重心を置き日本刀を構える俗に言う片足立の状態)

瞬きをする間に7連撃をお見舞いする

が当たる気配がない

足元に謎の筒状のものが転がる

閃光弾が炸裂する

麻真はスペツナズナイフを発射する

三丸の一撃は避けられる

が

落ちた物体を前に出て蹴り上げる

ドスッ

ズバッ

麻真はカランビットナイフとグルカナイフを捨て真の得物

麻真鷲哉真の得物は日本刀であった

ガキンギギギギギ(金切音が響く)

チャカを抜く

額を軽く抉る鉛玉

麻真が距離を詰める

ズバッ(ガッツリ一撃をもらう)

ガキン

三丸の一刀は避けられた

腹にワンインチパンチをまともに受け三丸は3メートル近く吹っ飛ぶ

凄まじい速度で迫ってくる麻真

三丸は気合いで立ち上がり蹴りを放つ

麻真は三丸の放った蹴りを避けられない

麻真は蹴りを受け吹っ飛ぶ

三丸は突きではなく逆袈裟を振るう

麻真の日本刀は吹き飛ぶ

三丸の一刀を避けるが肩を深めに切られる

投擲用ナイフとタクティカルナイフを抜く

ギリギリだが日本刀は止まる

日本刀を押し返す

手の甲に蹴りを打ち込む

ガランカラン(日本刀は手から離れる)

三丸はロングナイフを抜く

ナイフとナイフがぶつかり合う

ガキンガキンガキン

六角を投げる

ドガッ

神速でチャカを抜き弾く

カランカラン ナイフが蹴り飛ばされる

腹に発勁を打つ

避けたが六角五本と投擲用ナイフ五本苦無五本六角7本がばら撒かれる

落ちた苦無を拾い投げる

ナイフで弾くが

ロングナイフを蹴り飛ばす

握られているタクティカルナイフを蹴り飛ばす

拳で麻真のこめかみを殴る

顔面に一発二発三発と着実に殴り続ける

拳と拳が交わる

ドカッドガッドゴッバコッ

相当重めな一撃を入れる

腹に蹴りが入る

ほぼ同時に日本刀を拾う

ガキンギギギギギ

刀身に手をかける

刀身が外れる

次の瞬間

ドゴンガゴン

三丸の日本刀は353キロと超高重量の武器なのでこの武器を軽く振り回せるのはごく少数なのである

三丸が先ほどとは比べ物にならないほどの速度で突きを放つ

麻真は本来の狂気に飲み込まれている麻真ではなく狂気を支配した 狂気の支配者いや悪魔と化す

ここからは執念と狂気のぶつかり合い

三丸の放つ三連撃は避けられる

麻真は首を狙うが

回避する

ガキン

ガキン

ガキン

ドガッ

スパスパガキンガキンスパッ

ズバッ

手榴弾か閃光弾のようなものを投げる麻真

破裂して出てきたのは煙だった

麻真が抜いたのは二本目のスペツナズナイフとチェーンナイフだった

チェーンナイフを振る

ズバッ

スペツナズナイフを打つ

避けられたがキツいダメージを受けた

頬に掠る苦無

ガキン

ズバッ そして煙が晴れる

三丸の左腕が切り落とされる

三丸は片腕を失う代わりに麻真の片目を消した

同時に前に出る

ズバーーーッ

麻真は最後の最後で執念で踏ん張る

ズバーーーッ

三丸はギリギリ耐えた

ズバァァァァァァァーッ

ドサッドサッ

生まれたての子鹿のようにプルプルと立ち上がる

刀を構える三丸

一歩一歩歩いていく麻真

血でビチャビチャと音を立てながら歩く

ドサッ

麻真(痛いなぁ

麻真は永遠に目を閉ざした

麻真鷲哉は16歳という若さでこの世を永遠にさった 麻真鷲哉はこの地球が産んだ大魔獣と称されるほどの化け物だった誰も止められないほどの怪物だったでも この大事件を起こした理由は単純明快大大大大大好きな姉南部春華に危険が及ばないようにするというのが全ての動機であった

そして麻真は恋愛という意味でも家族愛という意味でもとても南部春華を愛していた 麻真はとても悲しい一匹狼の少年であったものを救ったのは南部春華であった全ての原因は孤児院であった救いは恋に春、絶望は桜にあった

この全ての世界線恋は生と始まりを意味し桜は死と終わりを意味する物語

これで麻真鷲哉のストーリの終わりです