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ガタンゴトン、ガタンゴトン
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
東京から新幹線で1時間。電車とバスを乗り継いで、計4時間かかるド田舎に母さんの実家がある。俺達は毎年その田舎で夏を過ごすのだ。
翔貴の母(桐生 桃子)
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
翔貴の母(桐生 桃子)
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
昼間なのに、車両の中はスッカスカで俺と母さん以外は乗っていない。 窓の外を、The田舎!というような景色が右から左へと流れている。
電車の運転手
翔貴の母(桐生 桃子)
駅に降り立つと、ムッとした熱気に包まれ、身体中から汗が吹き出してきた。
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
普段の俺なら苛立ちを覚える所だけど、今はその真逆で俺の心は舞い上がっていた。
今年もアイツと過ごせる。
今年こそは伝えよう。小さな頃からこの心の中にあるこの思いを。
この夏が終わる前に。
翔貴の母(桐生 桃子)
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
そんな会話をして祖母の家に向かった。
祖母の家と言っても、去年リフォームをした家だから東京にある家と変わらない。
翔貴の母(桐生 桃子)
そう言って俺と母さんは家の中に入った。
翔貴の祖母
萌結(めい)その名前を聞いて俺の心はドキッと鳴った。ニヤけてしまったのを母さんや祖母にバレないように俺は下を向いた。
俺は少し早歩き気味にリビングへ向かった。
ガチャ。
リビングの扉を開けると、冷房の冷気が心地よかった。そして、会いたくて堪らなかったアイツがいた。
浅見 萌結(あさみ めい)
翔貴の母(桐生 桃子)
そう言うと萌結と母さんはハグをした。萌結は母さんの事を「桃子ちゃん」と呼ぶくらい2人は仲が良い。
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
浅見 萌結(あさみ めい)
1年ぶりに会った萌結は去年よりも更に可愛くなっていた。
去年より伸びた髪はポニーテールにしてある。(去年は三つ編みだった)
俺は思わず見とれてしまった。
翔貴の母(桐生 桃子)
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
そんな会話をしていると萌結の母さんも祖母の家に来た。どうやら皆で食べるご飯の買い出しに行っていたらしい。
萌結の母(浅見 百合子 )
翔貴の母(桐生 桃子)
萌結の母(浅見 百合子 )
萌結の両親と俺の両親の4人は幼馴染だったらしい。
翔貴の祖母
翔貴の母(桐生 桃子)
萌結の母(浅見 百合子 )
翔貴の母(桐生 桃子)
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
萌結の母(浅見 百合子 )
浅見 萌結(あさみ めい)
そうして俺と萌結は、二階にある毎年使う自分の部屋(普段は空き部屋)に荷物を運んだ。
ドサッ!
大量の荷物を床に降ろした。
浅見 萌結(あさみ めい)
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
浅見 萌結(あさみ めい)
そう言って萌結は俺の肩に触れた。 萌結の小さくて柔らかい手の感触を感じる。
浅見 萌結(あさみ めい)
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
萌結が俺の顔を覗き込んだ。 俺は焦って緩んだ口元を擦った。
浅見 萌結(あさみ めい)
気まずい沈黙が二人の間に流れた。
浅見 萌結(あさみ めい)
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
俺と萌結は近くの川へ向かった。
浅見 萌結(あさみ めい)
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
俺が萌結の所に走っていくと、
浅見 萌結(あさみ めい)
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
パシャっ!
萌結が水をかけてきた。
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
パシャ!!パシャ!
俺がやり返す。
浅見 萌結(あさみ めい)
顔に水滴の付いた萌結の笑顔は一段とキラキラして見えた。
一頻(ひとしき)り水を掛け合うと、俺は萌結の横にしゃがんだ。
蝉の鳴く声と水の流れる音に包まれている。地面には蜉蝣(かげろう)が見えて、夏を感じる。
俺はそっと萌結の方を向いた。 透き通るような白い肌。赤い唇にソフトブラウンな髪の毛と瞳。白のクロップタンクトップにジーンズの短パンが似合っている。それに、ポニテ。反則だろ。。
浅見 萌結(あさみ めい)
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
浅見 萌結(あさみ めい)
冗談になってねーよ。笑
浅見 萌結(あさみ めい)
桐生 翔貴(きりゅう しょうき)
浅見 萌結(あさみ めい)
そう言って萌結と家に向かった。
ごめんなさい中途半端だけど、1話はここまでです!!呼んでくれてありがとうございます🫶🏻🤍 引き続き(?)「夏が終わる前に」をお楽しみください🫠🫧