ピピピッピピピッ(アラームの音)
御影玲王
んぐ、ふわぁ
御影玲王
もう朝か。準備しないと
御影玲王
おはよ、母さん。
御影ママ
おはよう、玲王
御影ママ
聞きたいことがあるんだけどいい?
御影玲王
うん、どうした?
御影ママ
昨日世一が帰ってきてから元気がなかった気がしたんだけど…
御影玲王
あーそれ俺も思った
御影玲王
なんかあったのかな?
御影ママ
心配ね…
御影玲王
まあ、兄ちゃんのことだから大丈夫でしょ!
御影ママ
そうねぇ…気にしすぎよね
御影玲王
うん、そうだよ!
御影玲王
んじゃいただきまーす
御影ママ
どうぞ
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御影玲王
ご馳走様
シャカシャカ(歯磨きの音)
御影玲王
いってきまーす
御影ママ
行ってらっしゃい
御影世一
ふわぁ、おはよ母さん
御影ママ
おはよう世一
御影世一
いただきまーす
御影ママ
あの…
御影世一
ん?
御影ママ
聞きたいことがあるんだけど
御影ママ
昨日なんか、元気なかった?
御影世一
ギクッ そ、そんなことないと思うんだけど
御影ママ
(図星ねぇ、)
御影ママ
まぁ何かあったなら相談しなさい
御影ママ
あなたは1人じゃないんだから
御影世一
、はい。ありがと母さん
御影世一
ご馳走様
御影世一
行ってきます!
御影ママ
、行ってらっしゃい
御影世一
(母さんに頼れって言われたものの、なんか頼りずらいんだよなぁ、、心配かけたくないし。)
凪誠志郎
おはよ、世一
御影世一
うわぁっ!
凪誠志郎
なんでそんなにびっくりするの?
御影世一
いや、ちょっと考え事してて…
凪誠志郎
何考えてたの?
御影世一
あー、委員会のこと!
凪誠志郎
本当?
御影世一
本当!てかなんでお前がいんだよ!
凪誠志郎
え?昨日のことがあったからな決まってんじゃん
御影世一
あーまぁ感謝してるけど
御影世一
もう忘れろ!
凪誠志郎
えーどーしよっかなー
御影世一
なんでだよ!
凪誠志郎
まぁ忘れてあげてもいいけど?世一が土下座して感謝してくれたらいいよー
御影世一
ぜーたいやだ!
凪誠志郎
じゃー忘れなーい
御影世一
うっざー
凪誠志郎
じゃ、クラス違うからじゃね
御影世一
おう!バイバイ
御影玲王
あ、凪!おはよ!
凪誠志郎
玲王。おはよ
御影玲王
なぁ凪
凪誠志郎
どうした?
御影玲王
昨日世一元気なかった気がしたんだけどさ、、、なんか知ってる?
凪誠志郎
(え?なんでこんなこと聞くんだろ。まあいいや言っても世一困らないでしょ)
凪誠志郎
あーなんかクズ男ってやつにぃじめられてた
御影玲王
えッ?
御影玲王
(なんであいつが?)
御影玲王
それで?助けた?
凪誠志郎
え、あ、うん
凪誠志郎
(なんでこんな慌ててるんだろ)
御影玲王
良かったー
御影玲王
そうだ!俺用事思い出したから、じゃあな!
凪誠志郎
うん
玲王が行ったあと、
モブ
あの、凪くん、だっけ?
凪誠志郎
うん。そう
モブ
玲王くんに近寄らない方いいよ
凪誠志郎
は?なんで?
モブ
ビクッ玲王くん色んな人のこといじめてるって言う噂があるんだよね。
凪誠志郎
へーでも証拠はないでしょ。
モブ
それなんだけど…
サッ(スマホを見せる)
凪誠志郎
どういうこと?
主ぃ
玲王がなんかやってるところの写真ね
モブ
見ての通りだよ
モブ
ね?言ったでしょ?
モブ
近寄らない方がいいって
凪誠志郎
あーなんか俺気分悪くなったからじゃね
モブ
え、あ、ちょっと
凪誠志郎
(玲王がそんなことするわけ…)
凪誠志郎
(うん。きっとない。考えるのめんどくさいし。もう考えるのやめよ)
ガチャ
凪誠志郎
(誰だろ)
もぶぅ
グスッグスッ泣
凪誠志郎
(えー泣いてるーどうしたらいいのー)
凪誠志郎
あの、大丈夫?なんかあった?
もぶぅ
実は、玲王さんに虐められて…グスッグスッ
凪誠志郎
え?(嘘でしょ玲王がそんなことするはず…)
もぶぅ
それに、世一さんのことでなんか色々言ってて…怖くて逃げて来ましたグスッグスッ
最初は信じられなかった。でも、
凪誠志郎
(そんな…)
あ、凪くんまだ玲王くんといる
危険なのにね…
大丈夫なのかな?
周りの声を聞くうちに嘘じゃないって分かった。 それから俺は玲王と余り喋らなくなった。
主ぃ
いやぁ悲しいねぇ
御影玲王
お前がやったんだろ
凪誠志郎
そそ
主ぃ
いや、まあそうだけど、
主ぃ
こうてもしないと物語がねぇ
御影世一
まぁいいだろ
御影玲王
兄ちゃん!
主ぃ
あら、あら可愛い弟ちゃんねぇ
御影玲王
うるせぇ
主ぃ
酷いわね
主ぃ
まぁいい。じゃねー