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○○ちゃん、ここ分かるかな?

○○

分からない……

教えるから、聞いててね

○○

うん……

ここはこうして……

ここはこれを使ったらいいの!

○○

うわぁ!

○○

ありがとう!

いいよ、これくらい得意だから……

○○

ふふっ、絶対照れてる……

○○

はぁ……

○○

照れてる顔も見れたら良いのにな……

○○

逆に前より悪化してしまう……

○○

完全に見えなくなるかもしれない……

大丈夫だよ!

○○は耳は聞こえるんだから!

○○

そ、そうだよね

○○

ありがとう!

ヒメ

(耳が聞こえなくなると、目黒くんに触れなくなる……)

ヒメ

(よし、耳を聞こえなくしよう……)

ヒメ

(マジで○○は私に耳を聞こえなくしてくださいって言ってるような気がするわ)

よし、○○

一緒に屋上に行ってお弁当食べよう

○○

うん!

ほら、手握って

○○

OK!

繋いだ手は解かないからね

○○

そうだね……

うわぁ……

美味しそう……

○○

今日はサンドイッチを作ってみたの!

○○

フルーツサンドとか色々あるよ!

ありがとう!

俺めっちゃ好きなんだよね

○○

喜んでくれて良かった……

ところで、○○はいつそれを作ったの?

○○

蓮より早く起きて作ったんだ!

でも、俺が起きた時には○○寝てたよ

○○

バレないように寝てたんだ!

わざわざそんなことしなくていいんだよ笑

○○

分かった!

○○、ありがとうね!

とても美味しいし!

○○

とても嬉しいや……

○○

大好き!

ギュッ

○○ちゃんが俺を抱きしめた

全く……

可愛いヤツめ……

すると

ガチャ!

ヒメ

蓮くん、○○ちゃんをちょうだい!

は?

どういうこと?

○○

どういうことなの……?

○○、行かなくていいからね

○○

うん……

ヒメ

(・д・)チッ

ヒメ

無理だった……

グイッ

○○

きゃぁ!

ヒメは○○ちゃんの腕をひっぱった

おい、何してるんだよ!

ヒメ

うるさい、関係ないでしょ!

私は空いていた理科室に入れられた

○○

何……?

ヒメ

ねぇ、○○ちゃんは目黒くんと同居しているんだよね

○○

う、うん

パチン!

私は耳元を叩かれた

○○

痛っ……!

ヒメ

まだ耳聞こえるんだ〜

パチン!

叩かれた瞬間、鼓膜が破れたような感じがした

○○

うっ……

ヒメ

あとはこの塩酸をかければ……

私の体にたくさんの塩酸が入った瓶が投げられそうになる

○○

やめて……!

バサッ

私に男性が被さった

○○

何……!?

大丈夫?

怪我してない?

男性の正体は蓮だった

○○

蓮……!

鼓膜とか大丈夫?

○○

破れた感じがする……

分かった、一緒に病院行こうか

ヒメ、説教は後でな

逃げたらどうなるか分かるよな(´ω`╬ )ゴゴゴゴゴゴォ

ヒメ

くっそ……

ほら、○○

怖かったよね

こっち来て

蓮は私を抱きしめて教室を出た

診察も終わり、私は帰ろうとしていた

○○

蓮、ごめんね……

○○

迷惑かけちゃって……

え?

迷惑?

俺は○○を助けただけだよ

それを迷惑って言ったらダメだからね

○○

うん……

君が僕のこと見えていなくても…

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