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水とやらの病室に向かう途中 、 聞いてもいないのに看護師がぺらぺらと水について語る 。
幼い頃から入退院を繰り返していること 。
成長するにつれて歩くことが困難になってきていること 。
そんな水の姿を見たくなくて 、 水の両親はもう久しく来ていないこと 。
… 家族以外の見舞いは俺が初めてだということ 。
俺は見舞いに来たってか文句言いに来ただけだけどな 。
ってか 、 患者のそういうハナシってぺらぺら話して良いもんじゃねぇだろ ( 正論 )
なんて思いながら歩いていると 、 水の病室に着いたようで中に案内される 。
水の病室は一目見ただけで病院だな 、 と分かるものの 、 水の私物が沢山置かれていて 、 長らく病院で生活していたことが伺える 。
よく見たら 、 ベッドがあるであろう辺りにカーテンが掛かっている 。
水はきっとその裏にでもいるのだろう 。
赤
黙り込んだ俺を見て看護師が口を開く 。
看護師
看護師
… なるほど 。
いや 、 にしても …
方法がアナログすぎやしないだろうか 。
インターネット普及しまくってるこの時代に文通 ??
ここだけ平安かよ 。
赤
俺は渋々近くの椅子に腰掛けて 、 ペンを手に取った 。