桃赤
時刻は午前9時。
俺は、毎朝決まって朝ごはんをつくる
もちろん、
彼女の分も。
朝ごはんを作り終わった頃に
いつもだったら起きてくるのだが
今日はまだぐっすり寝ているらしい
赤の可愛い寝顔を見たい。
そう思い、早足で寝室へ向かった
寝室では予想していた通り
まだ赤は眠っていた
いつもだったら
いい夢でも見ているのかというような
そんな顔をしているが
今日はなんだか
苦しそうな
悲しそうな
顔をして眠っていた
桃
桃
独り言をポツリ。
俺はそのまま赤の頬に手を持ってきて
スリスリした
赤
赤
赤
自分でも、
すごく頬が赤くなっているのがわかる
桃
桃
赤の耳元で囁く。
すると赤は俺にギュッと抱きついてきた
普段されていることなのに
いつも以上に照れてしまう
そのまま、俺は赤の頬を触りながら
赤が起きるのを待っていた
嫌な夢を見た
その内容は、
桃ちゃんがどこかに行ってしまう夢
正夢になってしまったらどうしよう
そんな思いが込み上げてきて
いつの間にかおきていた
目を開けると
そこには
大好きな彼がいた
俺は、彼にギュッと抱きついていた
俺は、桃ちゃんに行ってほしくないから
無意識に抱きついてたのかなって思うと
自分の行動が恥ずかしく思えてきた
桃
桃
優しく包み込んでくれるようなその声に安心して
俺は次の瞬間泣いていた
桃
桃
そう言って、優しく俺を抱きしめてくれる
桃
桃
まるで、
俺の夢をずっと見ていたのかと思うほど
かけてくれる言葉は正確で
すごく安心した。
赤
桃
赤
桃くんの耳元で囁いた
桃
桃
頬が一瞬にして真っ赤になって
すごく可愛らしかった
この夢が
正夢になんてなりませんように。
end
タップお疲れさまでした!
私は最近夢を見なくてですね………
ずっとぐっすりです!!
最後までご覧いただきありがとうございました!!
コメント
13件
フォロー失礼します!
ブクマ失礼します🙇♀️
わ、、ほんとにすきすぎます。! 言葉の使い方っていうか、表し方が綺麗すぎて尊敬です✨✨