コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
朝目が覚めると、体がいつもよりも重くて、だるく感じた。
3日前から夏休みに突入した僕は、この夏休みで差をつけようとして、2時間睡眠が続いていた。
もし熱ならとんでもない……、休む訳には行かないのに
🦊
起きようと体を起こそうとしても、体に力が入らない。
こりゃまずい……、どうにか水を飲みたい
目が覚めて30分が経過した。 現在時刻9時47分
コンっコン
🐺
🐺
🦊
そして先生は、近くによっておでこを触った。
🦊
🐺
🐺
🐶
🦊
🐶
ぴぴぴっぴぴぴっ
🐶
🐶
🦊
🐶
🐶
図星だ。でも、頑張らないといけない、そうじゃないと、認めてくれない。
🦊
🐶
🐶
🐶
そうじゃないと、そうじゃないと、ままも、ぱぱも、好きになってくれないよ
🐶
🐶
🦊
認めて欲しい、認めて欲しい、僕を、認めてください
🐶
🐰
🐶
🐰
🐰
部屋に入ると、小さく寝息を立てて眠る🦊の姿が見えた。
まだ幼いなあ。こんなに幼いのに、あんな予定詰めじゃあ、体調を崩す理由なんて簡単にわかる。
🐰
真夏に長袖のパジャマなんて……、袖まくってもいいよね
🐰
白く細い腕にあったのは、たくさんの傷だった。
火傷、痣、そして自傷行為でできたもの。
こういう時、どうしたらいいのだろうか。せなかも、みておくか?
🐰
背中にも、腕と同様に、痣、火傷があった。
こんなの、ただの怪我でできるわけが無い。
🐰
そして僕は、傷の着いた背中、腕の写真を撮った。
🐶
🐰
🐶
🐰
🐰
🐶
🐰
🐰
🐶
そして僕は、みんなを集合させて、事情を話した。
🐰
🐰
🐶
🐶
🐿
🐿
🐶
🐶
🐶
🐿
前に階段ですれ違った時
髪にゴミがついてたから
🐿
そう言って頭に手を伸ばしたんだけどさ
🦊
手で頭を守るようにしてしゃがみこんじゃって、
🐿
🦊
🦊
走って部屋に戻っちゃったの
🐤
🐶
僕は、これでもカウンセラーなのか?
1週間、こんなに近い距離で過ごしていたのに、1人の生徒の変化に気づけなかった。
🐤
🐶
🐶
🥟
🥟
🦊
🥟
僕が休日、🦊の似顔絵を描こうとした。 そして、顔をまじまじ見たんだ。
🥟
感情が読みとれなかった。
綺麗で、だけど汚くて、悲しい顔をしていると思えばニコニコな笑顔で、
心がじゃない、あの子自身が混ざってしまっていて、染められてしまっている。
🥟
🥟
🥟
🦊
🦊
🥟
そこで、君のことを読み取れるようになりたいって思った。
部屋に戻ってずっーと考え続けた。
あの子はどんな感情で、どんな子なんだろうって、
無理して笑ってる? 何か心に溜めてる?
笑顔が印象に残るだけで、それほど笑っていなかったりとか、
あの子、自分の武器を分かって、自分を隠そうとしてる
そう思った。でも、まだ確信した訳でもないから、黙っていたんだ。
🐰
🐰
🐶
🐶
🐶
🐺
そして、みんなは手伝うと言ってくれたが、
ぼくは、僕の手で助けたい。そう思ったから、静かに🦊の部屋のドアを開けた。
まだ寝ているみたいだった。
息遣いが荒いが、今のうちに刃物を取っておかないと……
🐶
カバンの中、机の中、探していれば、約5本のカッターが出てきた。
🐶
🦊
🐶
バレてないよね……?
🐶
🦊
🦊
🦊はスプーンを進めていくが、やっぱり幼い子供のようだった。
🐶
🐶
🦊
🐶
🐶
🦊
🐶
🦊
🐶
🐶
そして僕が、部屋から出ていこうとした時、
🦊
🦊は、僕の服を掴んだ。
その手は震えていて、どうも幼い子供にしか見えなくて、小さな頃、時が止まったように、まだ幼いてだった。
🦊
🦊
少しずつ涙がこぼれるその瞳に映るものは、真っ黒な闇だった。
🐶
🐶
🦊
小さく謝罪をした君は、倒れるように寝てしまった。
🐶
🐶
僕は、🦊の隣で眠りについた。
けれど
🦊は、息を吐くように魘されていて、まさか、これが毎日続いていたのかもしれないと考えるだけで苦しくなる。
🦊
🦊
これも徐々にヒートアップして行った。
🦊
自分で自分の首を絞め始めたんだ。 背中をさすったり、大丈夫だと声をかけたりしていたが、さすがにまずいと思い、🦊を起こす。
🐶
🦊
🦊
🦊
息がまともにできていない。
🐶
🦊
🦊
🦊
🐶
🐶
🐶
🦊
明らかに喉が痛そうで、咳き込む姿も見えた。 無理、してるよね
🐶
僕は、しんどそうな🦊のことを手で支えながらも座らせて、水を飲ました。
🦊
君は、さっきから謝ってばかりで、普段の笑顔な君とはかけ離れていた。
🐶
🦊
🐶
🐶
🦊
褒めて、微笑む君。
ママに褒められて喜ぶ子供にしか見えなくて、また、虚しくなる。
🦊
🦊
🐶
🦊
🦊
🐶
🐶
🦊
🐶
🦊
🐶
🦊
🦊
🦊
🐶
🐶
🦊
また君は、学習せずに「ごめんなさい」と声に出した。
でも、ロボットのように直ぐに学習してしまうものでは無かったので、心做しか、ほっとしてしまう自分がいた。