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月野海月
雲海と夏希が死んだ
月野海月
雪はこの仕事を辞めた
赤井秋
へぇ…
桜井春
雪にお疲れって言っといてくれ
月野海月
…この前会ってきた
冬野雪
…
月野海月
ﾊﾞｯ(攻撃しようとする
冬野雪
…海月ちゃん？
月野海月
…もっと遠くに逃げないと
月野海月
捕まったらどうなるか
わかってるよね
わかってるよね
冬野雪
初めに会ったのが海月ちゃんで
よかった
よかった
月野海月
…辞めるの？
冬野雪
当たり前じゃん
冬野雪
そもそもおかしかったんだよ
冬野雪
いつ死ぬかもわからない
それに恐怖すら誰も感じない
それに恐怖すら誰も感じない
冬野雪
遺書なんかみんな書いちゃってさ？
冬野雪
国のためだとか…くだらない
別に雪たち誰かが死んでも
世間は何も知らない
別に雪たち誰かが死んでも
世間は何も知らない
月野海月
…これ
冬野雪
…！
月野海月
夏希と雲海の遺書
月野海月
部隊で最後の生き残りの役は辛いね
月野海月
大丈夫
雪たちの部隊の仕事は僕たちがする
雪たちの部隊の仕事は僕たちがする
月野海月
もう楽になっていいんだよ
冬野雪
…海月ちゃんは神様とか来世とか…
信じる？
信じる？
月野海月
…どうかな
冬野雪
みんなに聞いてみて
冬野雪
雪はいるとは
思えなくなっちゃったよ
思えなくなっちゃったよ
冬野雪
海月ちゃん
月野海月
なに？
冬野雪
みんなも辞めようよあんな仕事
冬野雪
長生きしてほしいよ
月野海月
…長生きしたいと思わないから
あんな仕事してんだよ
あんな仕事してんだよ
冬野雪
もう誰にも死んでほしくない
月野海月
それは僕も思う
桜井春
来世か…
赤井秋
んなもんあるわけねぇだろ
赤井秋
生きてる人が頑張れるようにこねた
戯言だ
戯言だ
月野海月
何でそう言い切れるの?
赤井秋
…そうじゃないと俺たちは
こんなところに居ない
こんなところに居ない
月野海月
まぁそれもそっか…
桜井春
…
月野海月
全部の部隊が壊滅
月野海月
負傷者、死傷者が多数
月野海月
もうこれ僕たちの命日だね
赤井秋
…死ぬために生きてんだから
桜井春
今さら怖くもない
月野海月
…雲海と夏希が死んだ任務だ
赤井秋
…へぇ…
桜井春
行くか
月野海月
はぁっはぁっ…
月野海月
こちら〇〇部隊
討伐完了しました
討伐完了しました
月野海月
げほっげほっげほっ…！
よくやった…！ ホントによくやった！
月野海月
ﾊﾞﾀｯ
月野海月
はぁっ…はぁ…
赤井秋
こりゃ帰れねぇな…
桜井春
出血量が多すぎる
桜井春
俺はもう前も見えない
赤井秋
同じく
月野海月
僕は…かろうじて
桜井春
…神は…居るよ…
月野海月
今さらなんの…話？
桜井春
だって3人で最後を…
迎えさしてくれたんだ
迎えさしてくれたんだ
赤井秋
そう…だな…ﾆｺｯ
赤井秋
きっと天国はある…ﾆｺｯ
月野海月
もう…生まれたくは…無いかな…ﾆｺｯ
桜井春
何で？
月野海月
会えるか分からないじゃん…2人に
赤井秋
…俺も同感だ…ﾆｺｯ
桜井春
なら、3人でずっとあっちに居よう
月野海月
うん…3人でﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
何となく分かった気がするなぁ きっと神様は居るんだよ 死んだ後の世界は 頑張った人が報われる所 きっと温かくて 気持ちがいい そんな場所
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