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ゆき
（愛されたかっただけなんです）
母
ﾎﾞｺｯﾄﾞｺｯ
父
ﾄﾞｺｯﾄﾞｺｯﾄﾞｺｯ
ゆき
ｳ"ｪ"
ゆき
（紛れもないパパとママに）
母
ﾎﾞｺｯﾎﾞｺｯﾎﾞｺｯ
父
ﾄﾞｺｯﾄﾞｺｯﾄﾞｺｯ
ゆき
（殴られようが蹴られようが）
自分は愛されたかっただけなんです
マイキー
ゆきおはよう
ゆき
ﾆｺｯ（笑顔でいつも隠しました）
ドラケン
ゆきこの前めっちゃ頑張ってたんだぞ
マイキー
すげぇじゃん
ゆき
（あなたに褒めてもらうために）
マイキー
お前が俺の全て
だと
ゆき
（言ってくれる日を待っていた）
マイキー
ケンちんもなﾆｺｯ
ドラケン
おう
ゆき
…（自分だけ違う気がした）
ゆき
ありがとう（それじゃ今日も優しいふりを）
愛されたい
ゆき
今日に縋るように自分は
ゆき
生きたい死にたいを繰り返してさ
ゆき
曖昧に進んでく
ゆき
したり顔で醜い顔を隠す
マイキー
え？
ゆき
変われない今日も一人なんだろう
ドラケン
なわけねぇだろ
ゆき
誰も彼も信じれないからさ
マイキー
なんで…
ゆき
目的はただ一つ
「あなただけが全て」と
ゆき
言われたいだけだ
マイキー
なんで…
ドラケン
嘘だろ…
ゆき
それやるよ（嫌われないように繕った）
鶴蝶
ありがとな
ゆき
いいよﾆｺｯ
イザナ
お前仲間になれ
ゆき
いいの！？（笑顔で友達ができた）
イザナ
お前は下僕な
ゆき
（繕う相手は違ったが）
ゆき
いいよ（心から嬉しかったんだ）
ゆき
（それから少しずつ自分が）
イザナ
次はあそこのチーム潰してこい
ゆき
でも…
イザナ
従え
ゆき
はい（汚く黒く思えてきて）
鶴蝶
大丈夫か？
ゆき
ん…（うまく喋れなくなっていた）
ゆき
怪我したな…痛い
イザナ
ほっとけば治るだろ
ゆき
（気づけば皆離れてった）
イザナ
鶴蝶怪我手当しろよ
鶴蝶
おう
ゆき
（自分だけ違うだなんて）
ゆき
（なんか羨ましくなっていて）
死んじゃえ
ゆき
もう大嫌いだ
ゆき
自分はもう周りと違う
イザナ
そんなことねぇよ
ゆき
化け物に思えてきて
ゆき
正直しんどいけど助けてなんて
ゆき
ただ迷惑だろ？
鶴蝶
迷惑だなんて思ってねぇよ
ゆき
辛いやって叫んでしまえたら
ゆき
どれほど気が楽に生きられるんだろう
イザナ
そんなことする必要ないだろ
ゆき
そんなことしたってさ誰もが素通り
ゆき
自分のことばっかり
鶴蝶
！？
イザナ
ｯ…
ゆき
自分だって同じように
ゆき
愛のある家に生まれて笑いあって
「生きててよかったね」 って
ゆき
素直に言い合えて
ゆき
変われない今日よ終わって
マイキー
何いってんだよ！
イザナ
そんなこと言ってんじゃねぇよ！
ゆき
変われない今日よ終わって
鶴蝶
ｯ…
ドラケン
ゆき…
愛されたい
ゆき
なんて笑えないけど
ゆき
何もできないままで大人になってゆく
マイキー
何もできないわけ無いだろ！
ゆき
曖昧に気づいてく
ゆき
したり顔もできなくなってゆく
ドラケン
そんな顔しなくていい！
ゆき
変われない今日が苦しくなってもう
ゆき
誰も彼も信じられなくてさ
イザナ
ごめんな…
鶴蝶
……
ゆき
とうとう言っちゃうのさ
マイキー
大丈夫だぞ
イザナ
絶対に死ぬなよ
「愛されてるくせに」
ドラケン
死んだらみんなが悲しむぞ
鶴蝶
こっちに来い
「ずるいよ」
ゆき
愛されたかっただけなんです
ゆき
紛れもないパパとママに
ゆき
殴られようが蹴られようが
ゆき
愛されたかっただけなんです
ゆき
もう戻れない気がしますが
ゆき
大人になってしましますが
ゆき
自分は一人で生きてくから
ゆき
どうかせめて笑って生きて
マイキー
お前は一人じゃないぞ
ゆき
うん
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