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えとさん総受けを見たいですはい(?
続きを楽しみに待ってます!
白玉
白玉
白玉
えと
のあ
白玉
白玉
のあ
白玉
えと
白玉
のあ
えと
白玉
スタァァァァト(台パン)
白玉
のあ
ソファに降ろしてた腰をあげて 2階のえとさんの部屋に足を進める
えとさんがどんな状態か分からないから そっと扉を開けて中を覗いて見る
えと
えと
えとさんは繰り返し 私の名前を呼んで『助けて』 と呟いていた。
それでもさっきよりは少し落ち着いてる様子だった。
のあ
私は携帯の音声アプリを立ち上げて えとさんの部屋をノックした
コンコンコン
えと
誰かがノックしてる。。 さっきの人かもしれない…
怖い。。。。。けど このままで居るわけにも行かない
えとさんは身体を一段と ビクつかせたものの 叫びはせず見えない目で 扉の方を向いていた
のあ
音声アプリに文を打ち込み再生する
>えとさん。私です。のあです。
えと
機械音…?? それにさっきのタップ音。
音声アプリ………?
突然流れ出した機械音に えとさんは怪訝そうな顔をする
えと
のあ
>そうです。のあです。 先程は驚かせてごめんなさい。
えと
この機械音を出しているのが 本当にのあさんならどうして…?
えと
のあ
>病気の様で、声が出なくて 直接声をかけれないんです。
えと
私の目が見えないのと何か関係あるのかな…?
……ちょっと待ってこの症状。 テレビで…
のあ
>数日前にテレビで見たの覚えてますか? 人間の感覚が1部欠損するのを
えと
もしかして。
>私たちはどうやら2人とも
あぁ、やめて。
神様。やめて。
>同時にかかってしまったようで。 私は声を、えとさんは視界を 使えなくなっているみたいです。
あぁどうして。
どうして私とのあさんを こんな目に合わせるのですか。
その時、部屋のフローリングに何かが落ちる音がした
ポタ…ポタポタッ……ポタ
えと
見えてないけど微かな音のする方向に顔を 向けると
その方向から泣き声を押し殺すような嗚咽が聞こえる
のあ
この先の不安を考えてしまい 気づけば私の目から
涙が落ちた
泣き止まないといけないのに
えとさんを不安にさせたくないのに
泣きやもうとすればするほど
私の涙は止まるどころかさらに溢れ出していた。
微かな嗚咽
床に落ちる水の音
絶え間なく聞こえる
えと
泣いてるんだ…のあさんが。
抱きしめて上げられない自分が憎い
見えない。ってこんなにも辛いのか
私だって不安だった。 でもそれ以上に彼女も不安なんだ
今の私に出来る事
あるだろ?
えと
声をかけると彼女は鼻をすすり 音声アプリで返事をする
>どうしましたか?
彼女の声が聞こえないからどんなトーンで この文を打っているのか分からない。
でも彼女は泣いていて きっと不安で仕方なくて
私だけが不安がってても駄目なんだ。
だって私たちは恋人だから。 助け合うべきでしょう?
えと
えと
えと
えと
彼女の気遣いなのは分かっていた。
きっと私の為なんだろうって。
素直に言えない不器用な彼女が 愛しくて恋しくて
見えないのが、話せないのが 何百倍も辛く感じた。
彼女が携帯を机に置いて近づく気配がした。
私は手を広げて何時でものあさんが来れるようにしていた。
のあ
えとさんの手に自分の手を重ねる
のあさんが私の手に手を重ねてる
右手で手を繋ぎながら 自身の身体をそっと預ける
手を恋人繋ぎにして私に体重を預けてくる
えとさんを抱きしめる
のあさんを抱きしめる
えとさんが見えなくても分かる。 えとさんは私しか見てない。
そして、きっと私の言いたいことは えとさんも分かってくれてる。
のあさんが話せなくても分かる。 のあさんは私のことを話してる。
暖かい体温を感じながら 泣いてる彼女に胸を貸す
えと
えと
えと
私の胸で泣く彼女
普段から小さくはあるけど さらに小さくなるような そんな錯覚に陥る
のあ
のあ
のあ
のあ
のあ
この声が聞こえなくても えとさんに話しかけ続ける
えとさんに抱きしめられると 全て分かって貰えるような
全て包み込んで 愛して貰えるような
そんな錯覚に陥るから
彼女はひとしきり泣くと そっと身体を離れて 机の方に向かって行った
のあ
>ありがとうございますえとさん。 だいぶ落ち着きました。
私は見えてないけど その言葉は本当なんだと思った
手を繋ぐとき気づいた彼女の震えが
離れてる時には止まっていたから
えと
そう言ってえとさんは私に笑顔を向ける
>朝食…どうしますか? 少し遅くなってしまいましたが食べますか?
えと
えと
くすっと笑ってえとさんが私の方に手を伸ばす
私よりも大人っぽいのに こういう時には子供っぽくて
私はその手を握って引っ張る
えと
えと
のあ
不意打ち過ぎませんか…??
えと
よく聞かないと分からないほどの微かな声の変化にえとさんは気づいてくれる
のあ
私はある事をする為にえとさんを引き寄せて耳元に口を近づける。
えと
のあ
えと
彼女の顔が真っ赤になつもてこっちを向く
大成功。聞こえたみたい。
えと
照れるような驚くようなたじたじした 態度をするえとさんがとても可愛かった
のあ
えと
えと
手をぶんぶんしながら慌てる彼女は なんとも可愛い
>仕返しですよ。 ほら、朝食食べに行きましょう?
えと
少し不服そうにしながらも私の手を 握り直してくれた。
私は繋いだ手をゆっくり引き
一度は1人で降りた階段を
今回はちゃんと2人で降りることが出来た。
もちろん。2人とも笑顔でね。
白玉
えと
えと
白玉
のあ
白玉
えと
白玉
のあ
白玉
えと
えと
白玉
えと
白玉
のあ
白玉
えと
白玉
のあ
えと
白玉
白玉
のあ
おつしら!!