類
えーとね…
ミク
うん。
類
僕…いじめられてたんだ…笑
ミク
…!
類
理由はわからないけど…
類
辛かったよ。
類
その時…屋上で死のうとしたんだけど
類
瑞希が止めてくれたんだ。
ミク
瑞…希…?
類
あぁ。
類
「誰かは分からないけど…何してるんですか…」
類
「こんな危ないところで…」
類
ってね。
ミク
瑞希…優しい…
類
で…「守られたんだ」瑞希に。
類
でも瑞希も僕と同じでたまに自殺しようとするから
ミク
そんな…
類
二人とも助け合ったんだよ。
類
実際、今の自分も孤独だけどね…笑
ミク
ちがう…
類
ん?
ミク
孤独じゃない…
類
!
ミク
だって、私達がいるから…
類
…そうだね。
類
本当、瑞希も司くんたちも…みんな…何処に行っちゃったんだろうね。
類
寂しいな。
類
また…会いたいよ…
類
ミク…
ミク
ん?
類
僕を…
類
僕を開放してくれ…
類
この悪夢から…
ミク
……
類
この世界に僕はいては駄目な存在だったのかも入れない。
類
けど、それと逆に…神様は僕を望んでたのかもしれない。
類
なんなら僕はただのいらない子だったのかもしれない。
類
僕は…どうしたらいいのかな…
ミク
大丈夫。類。
類
………
ミク
類はいたらだめな存在でもないし、いらない存在でもないよ。
類
…ミ………ク……
ミク
私達にとって最高の存在だよ。
ミク
心配なんてしなくていいから。
類
ミク…ありがとう…ありがとう…
ミク
どういたしまして…。
類
……ねえ…
ミク
ん?
類
突然なんだけど…
ミク
うん
類
ここから落ちたらどうなる??
類
死ぬの…?
ミク
ううん、どうも…ならない。
ミク
この屋上はそういう類の思うセカイだから…。
類
そうなんだね…。
ミク
試しに…1回落ちてみる…?
類
…いや、今回はやめておくよ。
ミク
わかった。
類
ふふ、じゃあ戻ろうかな。
ミク
行こう。
類
あんな所があったんだね。ここのセカイには。
ミク
そうだね。
ミク
類…
類
なんだい?
ミク
私達も…このセカイも類の想いで…できてる…。
類
………。
ミク
類…が感情をなくしたら
ミク
私達も…このセカイも…崩れていっちゃう。
ミク
だから…
類
ふふ、そんなのとっくにわかってたよ。
ミク
…!
類
じゃあ、部屋戻るね。
ミク
うん…また…きて…
類
わかったよ。
ミク
ばいばい…