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3 - 〜このセカイは〜

♥

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2022年08月23日

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えーとね…

ミク

うん。

僕…いじめられてたんだ…笑

ミク

…!

理由はわからないけど…

辛かったよ。

その時…屋上で死のうとしたんだけど

瑞希が止めてくれたんだ。

ミク

瑞…希…?

あぁ。

「誰かは分からないけど…何してるんですか…」

「こんな危ないところで…」

ってね。

ミク

瑞希…優しい…

で…「守られたんだ」瑞希に。

でも瑞希も僕と同じでたまに自殺しようとするから

ミク

そんな…

二人とも助け合ったんだよ。

実際、今の自分も孤独だけどね…笑

ミク

ちがう…

ん?

ミク

孤独じゃない…

ミク

だって、私達がいるから…

…そうだね。

本当、瑞希も司くんたちも…みんな…何処に行っちゃったんだろうね。

寂しいな。

また…会いたいよ…

ミク…

ミク

ん?

僕を…

僕を開放してくれ…

この悪夢から…

ミク

……

この世界に僕はいては駄目な存在だったのかも入れない。

けど、それと逆に…神様は僕を望んでたのかもしれない。

なんなら僕はただのいらない子だったのかもしれない。

僕は…どうしたらいいのかな…

ミク

大丈夫。類。

………

ミク

類はいたらだめな存在でもないし、いらない存在でもないよ。

…ミ………ク……

ミク

私達にとって最高の存在だよ。

ミク

心配なんてしなくていいから。

ミク…ありがとう…ありがとう…

ミク

どういたしまして…。

……ねえ…

ミク

ん?

突然なんだけど…

ミク

うん

ここから落ちたらどうなる??

死ぬの…?

ミク

ううん、どうも…ならない。

ミク

この屋上はそういう類の思うセカイだから…。

そうなんだね…。

ミク

試しに…1回落ちてみる…?

…いや、今回はやめておくよ。

ミク

わかった。

ふふ、じゃあ戻ろうかな。

ミク

行こう。

あんな所があったんだね。ここのセカイには。

ミク

そうだね。

ミク

類…

なんだい?

ミク

私達も…このセカイも類の想いで…できてる…。

………。

ミク

類…が感情をなくしたら

ミク

私達も…このセカイも…崩れていっちゃう。

ミク

だから…

ふふ、そんなのとっくにわかってたよ。

ミク

…!

じゃあ、部屋戻るね。

ミク

うん…また…きて…

わかったよ。

ミク

ばいばい…

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