見慣れた少女がそこに立っていた
ミク
ミク
東雲絵名
ミク
暁山瑞希
ミク
そう言ってミクは一つの古い扉を指さした
馴染み深い年季の入った扉だった
暁山瑞希
暁山瑞希
君の本当の名前は___?
東雲絵名
暁山瑞希
暁山瑞希
暁山瑞希
勘づいて居たのだろうか。
いつから___
「初音ミク」だよ___
東雲絵名
暁山瑞希
東雲絵名
暁山瑞希
暁山瑞希
ミク
暁山瑞希
ミク
東雲絵名
ミク
ミク
そこで沈黙が訪れた
だが___
沈黙を打ち破って行かなくてはならない
残された時間はあとわずかだから___
東雲絵名
暁山瑞希
ミク
そう言い残してドアノブに手を掛けた
カチャリ といい音が鳴った___
扉を開けた先には___懐かしい景色が待っていた
薄い照明の光に照らされた古い部屋
アンティークの雑貨が沢山並んでいる
大きな古時計が時を刻む下に___一人の少女。
茜色の髪の毛に、ルビーのような瞳
ミク
柏木雷華
ミク
その少女は真っ直ぐとこちらを見た
怒ったような、悲しいような顔をしている
僕の歌声を初めて褒めてくれた人___
僕の大好きな___柏木雷華。
喧嘩もしたけど、僕の親友であり___
___かつて僕を別のセカイに転送させた、僕の主様。
柏木雷華
ミク
もっと早くこの気持ちを伝えれば良かったのに。
ミク
柏木雷華
この世界は、柏木雷華の想いが作り出したセカイに過ぎない
この場所の時を刻むのは、僕じゃない___
一度突き放したものは、そう簡単には戻らない。
しかし、必ず戻すことは出来るのだ。
___僕と雷華のように。
主でーす
主でーす
主でーす
ミク
ミク
主でーす
主でーす
主でーす
主でーす
主でーす
ミク
主でーす
コメント
4件
フォロー&初コメ失礼します。 うまく言えないんですけど、書き方が好きです!曲と絡めてストーリーを書いてるのが好きです!