楓
あ、よろしくお願いします

珠
はいはーい!

名前:翡翠 珠(ひすい たま)
種族:竜人族
異能:桜花迅雷
珠
まず自己紹介と行こっか!

珠
私は翡翠珠!

珠
まあ好きなように呼んでね!

珠
で……君。資料には性別が男って書いてるんだけど……

楓
(めちゃめちゃ話す人だな)

楓
あっその……自分朝起きたらこんな姿になってまして……

珠
……ほう

楓
それであの、今日の異能審査のついでに原因を見つけれたら……って思いまして……

珠
ふむ。なるほどね

珠
分かった。じゃあまあとりあえずさっさと異能の特性見つけよっか。

楓
あっはい

楓
でも自分異能の使い方とか何も分からなくて……

珠
ん?だいじょぶだいじょぶ!

珠
最初はみんなそんなもんよ!

珠
じゃあまあ私の異能見ててね

楓
(そんなにホイホイ人に見せていいのか?)

楓
はあ……了解です

楓
……桜?

珠
うん。これが私の異能、『桜花迅雷』

楓
桜花……迅雷。

楓
桜を散らせるだけ……?

珠
あははw

珠
まさか!

楓
あっすいません……

珠
ふふw

珠
全然いいよ!

珠
まあここからが本番だから……よっ

翡翠がそう言うと、周りに散っていた桜が空中で停止する。
楓
……!?

楓
桜の間に……電気…?

珠
お!よくわかったねぇ!

珠
その電気を流すことで桜の花びら1枚1枚に刃物の様な斬れ味を付与させるんだ!

楓
刃物……

珠
ちょっと見ててね

そういうと翡翠は机の上に置いてあった空き缶を中に投げる。
楓
桜の花びらで……空き缶を斬った…!?

珠
そう!

珠
これが私の異能の主な使い方かな!

楓
なるほど……

楓
それで、どうやって使うんですか?

珠
えっとね、目をつぶって深呼吸して。

楓
……はい
