???
ボソッ「好き」
???
「えっ??」
溢れ出てくる想いを抑えきれなくて発してしまった言葉はさっきまで笑っていた彼の表情を曇らせてしまった。
2✕✕✕年ES高校私はここに転校してきた
先生
「えー、今日は転校生がきました」
少し教室の中がざわめく
先生
「それじゃぁ挨拶してね」
生徒B(男子)
『女子か?美人こい!!!』
生徒A(女)
『男?男?男なの?イケメン!!!キャモン!!』
皆さん期待に答えられなくて申し訳ございません。私は女ですし、地味子です。
私は教室の戸を開ける。
香野未歩
「初めまして。香野未歩(こうのみほ)です。よろしくお願いします」
生徒B(男子)
『なんだ、はずれかよ。』
生徒C(女)
『引き立て役決定ね。』
皆のガッカリした声が聞こえてくるようなきがする。
まぁそりゃそうか
だって私、眼鏡だし前髪も目にかかるくらい長いし化粧なんてしてないし、髪もなーんにもしてないし
まぁ、普通引きますよね…😅
先生
「じゃぁ香野さんは一番奥の左端に座ってくれる?瀬戸(せと)君の隣ね」
生徒A(女)
「えっ!いいなぁ~瀬戸君のとなり」
生徒C(女)
「瀬戸君って冷たいけどカッコイイもんね!」
生徒A(女)
「だよね!」
と、女子たちがコソコソと話す。
ガタン 私は席に着く
香野未歩
(はぁ~窓際際で良かったぁ)
こうして、香野未歩の高校生活が始まった。