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まろちゃんがここに来たのは、 その日の塾帰りだった
I
疲れた顔をして夜道を フラフラと歩いていた まろちゃん
中学校三年生 まろちゃんめちゃくちゃ 忙しいんだろうな
勉強だって忙しいし、 引退の為の部活練習も 大変だ
そりゃあそんな 死んだ目になるか
なんてことを思っていた時
キキーンッッッッ
I
初
信号無視をした車が 突っ込んでくる
まろちゃんは気づいていて 固まっているのか、何故か 動いてくれない
このままじゃ…ッッッ
初
初
聞こえもしないけど、 まろちゃんに向かって叫んだ
なにも動じないから少し 寂しかった
でもそれ以上に、彼が 死んでしまうという 思いが強かった
無理矢理押し出すことも 出来たけど、その時は 冷静な判断が出来なくて
まろちゃんを無理矢理 天界へと連れて行った
I
彼の反応から、 ここに来た経緯はあまり 覚えていないみたいだ
……それから、僕のことも
車に轢かれそうだったからー ってのは、相手を混乱に招くに 違いない
なら、嘘をつけばいい
初
初
まるでまろちゃんが 好きなような言い方だった
そりゃあ戸惑う顔するよな…w
……でも
初
そこからは、まろちゃんを 知らない初見の神として 振舞った
意外と簡単に心を開いてくれた
まろちゃんは昔からそうだ
だからこんな僕でも友達がいた
初
初
俺は、頑なにまろちゃんに 記憶を思い出させないように していた
まろちゃんに記憶を思い出させ たくなかったのは……
きっと、俺が思い出したく なかったことだからだと思う
俺が初兎のことを7年 忘れ続けていたのは
I
初
初
I
初
I
初
I
初
I
初
I
I
初
I
初
そこから、俺らは 毎日のようにずっと一緒だった
一緒に馬鹿みたいに遊んだり
料理をしたり
勉強したり
とにかく、ずーっと 一緒だった
元気で、明るくて 優しくて
そんな初兎を、気づけば 俺は好きになっていた
けど
別れは、本当に突然で
俺を助けた初兎は、 交通事故でこの世から 去った
好きな人を亡くしたショックなのか
それとも、自分の不注意に よるものだと自分を 責めていたからか
俺は、初兎と出会った3年間の 記憶がごっそり無くなった
…いや、それは盛ったかもしれない
初兎がいた部分だけ、全部 忘れた
その日からは毎日のように 心に穴が空いている ような感覚だった
何をしても埋まらない
もう、このモヤモヤが 消えることはないんだろうと 思っていた
そんな時、車に轢かれそうに なった
俺は、何故か轢かれそうになった 時、少し期待した
誰かが助けに来てくれるん じゃないかって
あの温もりを、また感じられ るんじゃないかって
それが無いならいっそ死んだって…
そう思っていたら初兎に助けられた
実は少し嬉しかった、なんて
I
初兎は俺の記憶が戻ることを 望んでいなかったのかもしれない
じゃなかったらあんなこと…
I
ベッドに寝転がり、独り言を 呟く
思い出さなければ、ずっと モヤモヤしたままだった
俺がこうやって、あの頃の 光景がフラッシュバック することだってなかった
でも、思い出せば初兎との 再会に喜べた
……伝えられるかもしれない じゃないか
I
初
………入りずらッッッ!!!
ごめんな悪いのは俺やから そんな泣かんといて??
とにかく、思い出してしまった ものは仕方がない
再会と行こうぜ!みたいな 感じで来たのに…
泣いてる…まろちゃん 泣いとる…
初
初
初
I
初
I
初
I
初
I
初
I
突然の大声にビクッとなる
初
初
I
I
初
初
初
そう言ってぷくーっと頬を 膨らませた
I
I
初
I
I
初
I
I
初
○月✕日 記憶を思い出したまろちゃんと、 久しぶりに話すことができた。 なんか…凄く懐かしく感じた。 もっと話したいことがあるのに、 明日でまろちゃんは人間界に 帰ってしまう。 帰って欲しくないけど、このまま まろちゃんが死ぬのはもっと 嫌だから。
初
続く
俺の事大好きや〜ん! てか帰らなかったら死ぬとか 初耳なんやけど 教えろよ怖いわ
コメント
7件
白くん視点そうなってたんですね… でも最後楽しそうでよかったです! 最後平和過ぎて好きですww イタズラ分かりません… もっかい見てきます!!!
ごめんなさいひとついいですか? 馬鹿遊びってなんですか?
思い出してけっかお~らい﹖じゃないのかしら白ちゃん☆ 雰囲気壊すの好きw 帰っちゃうんじゃあたしが無理だわ2人でいてほしいねんけど泣く(((( イタズラ……﹖どこかわかんないのでもう一周しますw.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ